概要
本記事では、AppleのMission Controlでデスクトップを自動的に10個追加するためのAppleScript(JSA: JavaScript for Automation)を紹介します。このスクリプトを実行することで、手動でデスクトップを追加する手間を省き、効率的に環境を整えることができます。
デモ動画
デモはわかりやすさのために各操作ごとに1秒待つ delay(1)
を指定しているため、ゆっくりに見えますが、実際は一瞬で終わります。
動作環境
おそらくUIが変更されない限り最新のmacOSでも使えると思いますが、動作確認した環境は次のとおりです。
- MacBook Pro 16-inch, 2023
- macOS Sonoma 14.5
スクリプト内容
以下のスクリプトを使用します。このスクリプトは、Mission Controlを起動し、デスクトップを最大10個まで自動的に追加します。
#!/usr/bin/env osascript -l JavaScript
const MAX = 10;
Application("Mission Control").launch();
const systemEvents = Application("System Events");
const { Dock } = systemEvents.processes;
const missionControl = Dock.groups.byName("Mission Control");
const spacesBar = missionControl.groups.at(0).groups.byName("Spaces Bar");
const spaceButtons = spacesBar.lists.at(0).buttons;
const addButton = spacesBar.buttons.at(0);
while (spaceButtons.length < MAX) {
systemEvents.click(addButton);
}
systemEvents.click(spaceButtons.at(0));
使い方
ターミナルで以下のコマンドを実行します。スクリプトファイルに実行権限を付与することを忘れないでください。
chmod +x create-spaces.js
./create-spaces.js
このスクリプトは、Mission Controlを起動し、デスクトップを自動で追加していきます。最大10個までのデスクトップが作成されると、最初のデスクトップに戻ります。
まとめ
今回紹介したAppleScript(JSA)を使うことで、Mission Controlのデスクトップを簡単に増やすことができます。これにより、作業環境を整えやすくなり、効率的に作業を進めることができます。ぜひ試してみてください。