プロジェクトの始まり方
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市場の要求
需要の高まり -
ビジネス・ニーズ
例:既存システムを刷新しないと、現状業務を裁けない。コスト削減。 -
顧客の要求
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技術の進歩
例:インターネットの進歩で ショッピングサイトの立ち上げ -
法的な要求
例:税制が変わるから、システムの対応 -
社会的なニーズ
CSR的な考え。例:発展途上国への支援。エコ
ステークホルダー
プロジェクトに利害関係のある人
- 顧客、組織の上長、ベンダー、サプライヤー
- プロジェクトマネージャー、PMO
- プロジェクト・スポンサー:一般に組織を代表する責任者、資源の割り当てや、プロジェクトに関する決定権限あり。
- プロジェクト・チャンピオン:プロジェクトへの権限、責任はないが、技術的または業界知識の権威。俗にいう「ご意見番」
プロマネに必要なスキル
- コミュニケーションスキル:
最も重要なスキル - 組織化スキル:
文書化、見積、契約、報告書、記録
-計画スキル:
タイムマネージメント 優先度と重要度 - 予算化スキル
- コンフリクト・マネジメントスキル:問題解決スキル
- 交渉力スキル
- 影響力スキル:人にやらせる能力 権威と政治力
- リーダシップのスキル
- チーム育成と動機付け
- 適用分野に対する専門知識(必須ではない。他者の協力を得る場合もあり)
実際のところ、確かにコミュニケーションスキルが重要だけど、
組織化するにしても、交渉、影響力にしても、ある程度適用分野に関する
専門知識がないとだめだよね。
プロフェッショナルの責任
- 利害の衝突
- 個人のインテグリティ
- PMP職務規程
- 成果物のインテグリティ
- 文化的多様性の尊重
- カルチャーショック
- 異文化の「多様性」を尊重する。
- 対応するためには事前にトレーニングを受けることがPMI推奨
- 信頼関係の構築が重要
例題
|問い|答え|
|進行中に設計ミスを見つけたら|ミスに対処する代替案作成が適切。|
|業者選定中の業者からの接待|礼を言って利害の衝突になり得る事を伝える。|
|ステークホルダの満足を得るのに重要なアクティは|要求事項を文書化する|
|贈答品の習慣がある国での贈答品への対応|受け取る。受け取った事実を適切な部署に報告する|
概算とは
超概算見積もり(ROM):-50~100%
概算:-25%~75%
予算:-10%~25%
最終案:-10%~25%
権力の源泉
強制的な権力 | 脅迫感による |
---|---|
専門家として権力 | 個人の特別な技量による |
役職上の権力(合法的な権力) | 組織の立場などによる |
後ろ盾による権力 | 権力志向に基づく |
報償の権力 | 望ましい行為の増強 |
動機付け理論
人が行動を起こして、成果をあげるためにはどのような影響を与えるべきかを
まとめたもの。要は、どうやって人を操縦するかという理論
マズローの欲求5段階
下の階層の欲求が満たされた時点でそれらは動機付けには
ならなくなる。
- 生理的な欲求:衣食住などの衛生要因
- 安全の欲求:安全な暮らしができる。
- 社会的欲求:何らかのコミュニティに所属する。
- 尊厳の欲求:業績、尊敬をうける。
- 自己実現の欲求:自分の能力を発揮できる。
マクレガーのX理論、Y理論
労働者は次の2種類に分類される
- X理論:性悪説
- Y理論:性善説
ハーツバーグの「動機づけと衛生理論」
労働意欲阻害要因と意欲増加要因とは独立事象である。
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衛生要因
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報酬
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労働環境
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対人関係
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地位
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動機付け要因
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作業をすることによる満足感
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自己実現
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認知
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責任、使命感
期待理論
よい結果が得られるという期待が動機付けになる
達成理論
人は3つの欲求によって動機づけられる。
- 達成感
- 権力:人を動かしたい
- 関係構築:仲間意識
コンティンジェンシー理論
引用元http://wiki.livedoor.jp/mizunobara/d/%A5%B3%A5%F3%A5%C6%A5%A3%A5%F3%A5%B8%A5%A7%A5%F3%A5%B7%A1%BC%CD%FD%CF%C0%A1%DAContingency%20Theory%A1%DB
望ましいリーダーシップの姿というものは、そのリーダーの特性や行動パターンによるものではなくして、
そのリーダーの置かれた環境によって変わってくるものであると言う考え方に立脚したリーダーシップ理論のこと。
経営環境が比較的順境であるような時期にはボトムアップを取り込んだマネジメントが機能するが、
昨今のような厳しい経営環境のもとでは強力なリーダーシップが必要になってくる。
別名、状況適合理論
ハーシー・ブランチャードの状況リーダシップ理論
- スタイル1:指揮(強)、援助(弱)
- スタイル2:指揮(強)、援助(強)
- スタイル3:指揮(弱)、援助(強)
- スタイル4:指揮(弱)、援助(弱)
アーンド・バリュー法(EVM)
計画バリュー | PV | |
実コスト | AC | |
アーンドバリュー | EV | 作成した価値 |
コスト差異 | CV=EV-AC | Cost Variance |
スケジュール差異 | SV=EV-PV | Schedule Variance |
コスト指数 | CPI=EV/AC | 1より大きいとコストパフォーマンス |
スケジュール指数 | SPI=EV/PV | 1より大きいと早く進行している |
完成時総予算 | BAC | プロジェクトの総予算 |
残作業のコスト見積もり | ETC=(BAC-EV)/CPI | 残りのコストの見積もり |
完成時総コスト見積もり | EAC=AC+ETC |
PMBOK試験で必須と言われる計算式ですね。
でも、EVって普段 数値化して把握することってないよね。