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Dr.Sum 新機能「DS Script」をはじめて使ってみた

Last updated at Posted at 2020-06-17

#1. はじめに

2020/06/01 にリリースされた Dr.Sum Ver. 5.5 で、新機能「DS Script」が追加されました!

データを Dr.Sum データベースに投入する際、BAT ファイルや SQL 文が複雑になってしまいがち でしたが、「DS Script」を使えば、1 つのスクリプトとし、簡単に構築・運用することができるようになります。

さっそく、新機能「DS Script」を使ってみました。

#2. Dr.Sum とは

Dr.Sum とは、ウイングアーク1st株式会社が提供する、企業内の基幹データベースの情報を高速に集計できる BI ツールです。

image.png

※キャプチャはウイングアーク1st社のホームページより抜粋
https://www.wingarc.com/product/dr_sum/

Dr.Sum では次のようなことができます。

  • 企業内のデータを高速に集計できます
    • 企業内の大容量のデータをインポートして、高速に集計できます。インメモリにも対応しているので、さらに高速な集計も可能です。
  • 操作性の高いユーザーインターフェイスが課題発見をサポートします
    • Microsoft Excel や Web ブラウザーを利用して、手軽なレポート出力、課題発見に向けた情報分析ができます。

#3. Dr.Sum「DS Script」とは

DS Script とは、Dr.Sum のデータ準備作業で実施するバッチ処理やデータ加工処理(前処理)を支援するためのスクリプト言語です。
また、それを扱う統合開発環境 Script Editor を提供されています。

#4. Dr.Sum DS Script で、Dr.Sum 内にテーブルを作成する

##(1) Script Editor を起動する

Dr.Sum の管理ツール Enterprise Manager から Script Editor を起動します

image.png

##(2) ブロックモードでスクリプトを作成する

コマンドブロックから、必要な処理をドラッグ&ドロップ操作で配置します。
今回は、Dr.Sum のデータベースに接続する「CONNECT」コマンドと、SQL 文を実行する「SQL」コマンドを配置します。

DSScript_01.gif

##(3) テキストモードでスクリプトを編集する

ブロックモードとテキストモードを切り替えることができます。
今回は、スクリプトの先頭に「はじめての DS Script」というコメントを入れています。

DSScript_02.gif

##(4) スクリプトを実行する

作成したスクリプトを実行した結果、table1 というテーブルが作成されたことが確認できます。

DSScript_03.gif

#まとめ

DS Script を使って、とても簡単に Dr.Sum にテーブルを作成するスクリプトを作成することができました。
DS Script を利用すると、Dr.Sum にデータを投入する処理を、かなり効率化することができそうですね!

#参考

本記事で作成したスクリプトの内容を記載しておきます。

DS_Script_Sample01.dhn
//はじめての DS Script
CONNECT("ds_script_db") {
}

SQL($_SQL_AUTO_COMMIT_ON) {
    CREATE TABLE table1( col1 INT, col2 VARCHAR(20) );
}
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