自身のメモ用d
1. Node.js とは?
Node.js は、サーバーサイドの JavaScript 実行環境です。通常、JavaScript はブラウザ上で動作しますが、Node.js を使うことでサーバーサイドでも JavaScript を実行できます。
Node.js の特徴
- 非同期 I/O: イベント駆動型の非同期処理により、高速な処理が可能。
- シングルスレッド: シングルスレッドで動作しつつ、ノンブロッキングな処理を実現。
- npm (Node Package Manager): 便利なライブラリやフレームワークが豊富に揃っている。
- Webサーバーの構築が容易: Express などのフレームワークを使用して簡単に API や Web サーバーを作成できる。
Node.js は、REST API の開発やリアルタイムアプリケーション(WebSocket を使ったチャットアプリなど)に最適です。
2. Next.js とは?
Next.js は、React ベースのフルスタックフレームワークであり、サーバーサイドレンダリング(SSR)や静的サイト生成(SSG)を簡単に実装できる特徴を持っています。
Next.js の特徴
- サーバーサイドレンダリング(SSR): SEO に強く、ページの初回表示が高速。
- 静的サイト生成(SSG): 事前に HTML を生成し、CDN にキャッシュ可能。
- API Routes: API エンドポイントを簡単に作成可能。
- ファイルベースルーティング: ファイル構成がそのままルートになる。
-
画像最適化:
next/image
を使って画像を自動で最適化。 - Edge Functions: Vercel などのプラットフォーム上で最適なパフォーマンスを発揮。
Next.js は、React を用いた Web アプリケーション開発に最適で、特にパフォーマンスや SEO を重視するプロジェクトに向いています。
Node.js と Next.js の違い
項目 | Node.js | Next.js |
---|---|---|
用途 | サーバーサイドアプリケーション | React ベースのフルスタックフレームワーク |
処理 | Web API、バックエンド処理、リアルタイム処理 | SSR、SSG、クライアント&サーバー統合 |
フレームワーク | Express、NestJS など | React をベースに開発 |
SEO対応 | API 専用のため基本なし | SSR/SSG により SEO に強い |
3. PDFKit と Next.js の関係性
PDFKit は、Node.js 上で PDF を生成できるライブラリの一つです。
PDFKit の特徴
- テキストや画像を PDF に埋め込む
- カスタマイズ性が高い(フォントやレイアウト指定が可能)
- ストリーム処理を活用しメモリ使用量を抑えられる
しかし、Next.js の App Router 環境 では PDFKit を直接利用する際に問題が発生することがあります。
Next.js における PDFKit の問題点
-
Vercel では fs(ファイルシステム)アクセスが制限されている
- Next.js の API Routes では
fs
モジュールを使用することが難しい。 -
fs
を利用する PDFKit はENOENT
エラーが発生することがある。
- Next.js の API Routes では
-
Vercel のメモリ制限
- 無料プランではメモリ制限があり、PDFKit の処理が途中でクラッシュする可能性がある。
- 特に大きな PDF を生成する場合に問題になりやすい。
-
App Router との非互換性
- Next.js の App Router は
fs
モジュールをサポートしないため、ファイル操作が必要な PDFKit とは相性が悪い。 -
getServerSideProps
などの関数を利用して処理する方法もあるが、最適ではない。
- Next.js の App Router は
Next.js で PDF を生成する解決策
1. Puppeteer を使う
Puppeteer は、ヘッドレス Chrome を操作できるライブラリで、HTML を直接 PDF に変換できます。
import puppeteer from "puppeteer";
export async function POST(request: Request) {
const browser = await puppeteer.launch();
const page = await browser.newPage();
await page.setContent("<h1>Hello, PDF!</h1>");
const pdfBuffer = await page.pdf();
await browser.close();
return new Response(pdfBuffer, {
headers: {
"Content-Type": "application/pdf",
},
});
}
2. Vercel の有料プランを利用する
- 無料プランのメモリ制限を回避するため、有料プランにアップグレード。
- Puppeteer のオプション
args: ["--no-sandbox"]
を設定することでエラーを回避できる場合がある。
3. 他のライブラリ(e.g., jsPDF, pdf-lib)を試す
まとめ
- Node.js はバックエンド API やサーバーサイド処理向けの環境。
- Next.js はフルスタックの React フレームワークで、SSR/SSG に強い。
- PDFKit は Next.js (App Router) では利用しづらく、代替手段が必要。
- Puppeteer を使うことで HTML を PDF に変換するのが現実的な解決策。
Next.js 上で PDF を生成する際は、環境に応じた適切なライブラリを選択することが重要です。
参考になれば幸いです!😊