はじめに
Microsoftが提供している、ほぼすべての言語に対応しているコードエディターのVisual Studio Code があります。
様々な便利機能があり、とても快適にプログラミングが出来るのですが、拡張機能で Oracle DB との連携が出来ます。
SQL の補完が便利すぎるので、ぜひみなさん使ってみましょう!
手順を書いていきます。
Visual Studio Code Install
以下のURLから適当にインストールします
https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/visual-studio-code/
Oracle Developer Tools for VS Code を Install
以下のURLを確認し、適当にインストールします
https://www.oracle.com/database/technologies/appdev/dotnet/odtvscodequickstart.html
- .NET Core Runtime
- VS Code Extensions :
Oracle Developer Tools for VS Code
をInstall後、VS Code を再起動
ATPから Wallet をダウンロード
Oracle DB は、Oracle Cloud Infrastructure で提供しているフルマネージドサービスの、Autonomous Transaction Processingを使用します。
オンプレミスなどで稼働しているOracleDBでも連携可能ですが、若干やり方が変わるためご注意ください。
Oracle Cloud Infrastructure の画面から、ATPの DB Connection を選択
Download Client Credentials から、Download を押します。ATPを作成した時に入力した Password が求められるため、それを入力します。
Windows の場合は、C:\Users\username\Oracle\network\admin
にダウンロードしてきた Wallet ファイルを解凍して格納します。
このような格納先となります
SQL File を作成
VS Code上で SQL File を作成します。
VS Code にあるメニューから、File > New File を選択します。
VS Code の Status Bar から、File の Type を選択します。Default では、Plain Text となっています
ここをクリックして、 Oracle-SQL and PLSQL
を選択します。
Visual Studio Code から ATP へ接続
SQLファイルを開いている画面のままで、F1 キーを押して、コマンド入力画面を開いたあとに Oracle:Connect
を入力します
New Connection using TNSNAMES.ORA
を選択します。
接続する名前を選択します。今回は atpdataname_high
とします。
Non-Administrator
を選択します
userid を入力します。新しく ATP を作った場合では、admin
を入力します。
ATP を作成した時に指定した Password を入力します
Password を保存するか指定します。
VS Code 上で保存する、コネクション設定のProfile名を指定します。このまま Enter を押します
SQL Query の実行
Table を作成して、Row を Insert し、Select する SQL を作成します。
VS Code でSQL補完機能があるので、適宜便利に作成することが出来ます :)
-- Create a new Relational table with 3 columns
CREATE TABLE SAMPLE_TABLE
(
id VARCHAR2(255) NOT NULL,
name VARCHAR2(1024)
);
-- Insert rows in a Table
INSERT INTO SAMPLE_TABLE
VALUES
(
'001',
'suzuki'
);
-- Select rows from a Table
SELECT *
FROM SAMPLE_TABLE;
Editor 画面を右クリックし、Execute Query
を押すことで、SQLの結果を VS Code 上で確認することが出来ます!便利!!
Oracle DB への接続情報編集
VS Code を Install した PC の以下のディレクトリに格納されています
接続先の User名や、パスワードなどが保存されているので、直接編集することが可能です
C:\Users\username\AppData\Roaming\Code\User\settings.json
参考URL
Getting Started using Oracle Developer Tools for VS Code
https://www.oracle.com/database/technologies/appdev/dotnet/odtvscodequickstart.html