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OracleCloudユーザ管理 個人的おすすめな管理方法

Last updated at Posted at 2019-03-11

はじめに

Oracle Cloud のユーザ管理が複雑で、勉強の一環で整理をしていきます。Oracle Cloud を使い始めていて混乱したので、初めて使い始める方に向けて、ユーザ管理方法を記載します。
もし異なる点などあれば、コメントなどで指定いただけると幸いです。

Oracle Cloudのユーザ管理

2019年3月時点で、Oracle Cloud には2種類のユーザ管理が存在します。

  1. Oracle Cloud 全体のユーザ管理 (Oracle Identity Cloud Service)
  2. Oracle Cloud Infrastructure のユーザ管理

Oracle Cloud の中に、OCI(Oracle Cloud Infrastructure)と呼ばれる、IaaSを提供するサービスが存在しており、Oracle Cloudの全体で利用できるユーザ管理と、OCIで利用できるユーザ管理があります。

OCI にログインするには、2種類の方法があります。

  • OCIで管理しているユーザでログイン
  • Oracle Cloud 全体のユーザ (Oracle Identity Cloud Service) でログイン

これに対して、OCI以外のサービスでは、Oracle Identity Cloud Service でログインする必要があります (例外があるかも)

図に表すとこのようになります

user-001.png

OCI のログイン方法はどうすりゃいいの

個人的な意見ですが、Oracle Identity Cloud Serviceを使用するのが良いと思います。OCI管理のユーザを使用することもできますが、Oracle Identity Cloud Serviceと二重管理となってスマートではないため、Oracle Identity Cloud Serviceに統一するとよいです。

OCI のフェデレーション

OCIのIAMにあるフェデレーション機能を使用して、Oracle Identity Cloud Service と連携を行うことが出来ます。
図で表すとこのようになります。

user-004.png

OCIのフェデレーション機能の挙動を簡単に記載します。

  • IDCS User : IDCSとOCIに自動的にユーザが作成される。ユーザは、IDCSのユーザに紐づくパスワードで、OCIにもログインすることが出来る
  • IDCS Groups : IDCS側にグループが作成される
  • Group Mapping : IDCS Group と、OCI側のグループを紐づける

ユーザの追加方法

OCI上でフェデレーションのためのユーザを作成する手順を記載します。
まず、OCIへログインし、Identity → Federation を選択します。

user-002.png

Oracle Identity Cloud Service を選択します。これは、デフォルトで作成されています。

user-003.png

Create IDCS User を選択し、USERNAME などを適宜入力していきます。

  • USERNAME : LoginするときのID
  • EMAIL : パスワードリセットなどを行う時に、ResetURLを送付する先
  • First Name : Oracle Identity Cloud Serviceで表示されるユーザのFist Name
  • Last Name : Oracle Identity Cloud Serviceで表示されるユーザのLast Name

作成したときに表示される Reset URL はメモっておきます。
作成完了後、Oracle Identity Cloud Serviceにユーザが自動生成されます。なお、OCI側のユーザはまだ作成されていませんが正常です。

user-005.png

同様に、Groupを作成します。Groupを作成するときに、上記で作成したUSERを選択します。
作成完了後、Oracle Identity Cloud Serviceにグループが自動生成されます。

user-006.png

Group Mapping を 編集するために、Edit Mapping を選択します

user-007.png

IDENTITY PROVIDER GROUP(Oracle Identity Cloud Serviceのグループ) と、OCI GROUP のマッピングを追加します。これを指定することで、Oracle Identity Cloud Serviceのアカウントでログインした際に、OCIのグループを紐づけて、アクセス制御の認可処理を行うことが出来ます。
設定完了後、OCI側に自動的にユーザが生成され、ログインが出来るようになります。ユーザの名前は、oracleidentitycloudservice/sugiのようにIDCSとフェデレーションされていることがわかるようになっています

user-008.png

これで、作成したユーザを使用してログインすることが出来ます。ユーザ作成時に表示されたリセットURLを使用して、パスワードを指定することで、ログインすることが出来ます。

ユーザの削除方法

OCIのフェデレーション画面で作成した、IDCS User・IDCS Groupを削除することで、自動的にOCIやOracle Identity Cloud Service上のユーザグループが削除されます。

ユーザの権限管理

OCI上の権限管理

Group Mapping で紐づけたGroupを使用してポリシーを生成することで、権限管理を行うことが出来ます。
Group Mapping で sugigroup へマッピングした際には、以下のようなポリシーを設定することが出来ます。

allow group sugigroup to manage users in tenancy

##Oracle Identity Cloud Service上の権限管理

Oracle Cloud の Dashborad 上でロールを設定することで、Oracle Cloud 全体のサービスのアクセス権限管理を行うことが出来ます。

user-009.png

参考URL

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