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QuickSight 複数のデータセットに対するフィルターを設定する

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はじめに

QuickSight で 複数のデータセットを利用して可視化するときに、一括ですべてのデータセットに対してフィルターをしたいときがあります。具体的には、次のように 2 つの csv ファイルがあり、それぞれ「発生年」列と「該当年」列で同じ意味を表している列があります。

image-20231215194154841.png

結論

QuickSight でパラメーターを利用することで、一括フィルターが可能です。さくっと手順を見ていきましょう。

事前準備

まず、2 つのデータセットが存在しているところから手順を始めます。

image-20231215194916223.png

data01 を選択して、Create analysis を押して、可視化をしていきます。

image-20231215195039951.png

interactive sheet を選んで Create を押します。

image-20231215195115095.png

こんな感じで適当に棒グラフで可視化をします。

image-20231215195708856.png

新しくデータセットを追加します。

image-20231215195824254.png

新しいデータセットを選択して Select を押します。

image-20231215200103403.png

新しく data02 が追加されました。

data02 を使って Visual を追加します。

image-20231215200156180.png

こんな感じで、data2 も可視化されました。

image-20231215200349655.png

パラメーターを追加

パラメーターを追加して、一括でフィルターを出来るようにしていきます。パラメーターの画面を開き、ADD を押します。

image-20231215200719623.png

適当に year と名前を付けて、パラメーターを作成します。2020, 2021, 2022 のように複数選びたいので、Multiple values を選択します。

image-20231215201024246.png

Parameter に紐づける Control を選択します。

image-20231215201109892.png

「年度」と名前を付け、選択できるリストは、既存のデータセット data 1 の発生年からリンクさせます。

image-20231215201223308.png

コントロールを追加したことで、年度をリストで選択できるようになりました。

image-20231215201431047.png

パラメーターをフィルターとして利用

追加したコントロールに連動する形で「パラメーター」が定義されました。この「パラメーター」を利用して、複数のデータセットにフィルターを掛けることができます。具体的にやっていきましょう。

data1 のデータセットに紐づく Visual を選択して、Filter の ADD を押します。

image-20231215202003618.png

「発生年」を選択します。

image-20231215202025274.png

作成されたフィルターの「発生年」を選択します。

image-20231215202102685.png

Use parameters にチェックをいれます。

image-20231215202133541.png

パラメーターで「year」を選択後、APPLY を押します。

image-20231215202325100.png

これによって、年度を選択することで、データがフィルターされるようになりました。

image-20231215202407700.png

ここまでで、data1 側が設定できたので、同様に data2 側もフィルターを設定します。

image-20231215202509690.png

該当年を選択します。

image-20231215202534703.png

data2 側も同様に、year パラメーターを選択します。

image-20231215202617015.png

これで、両方ともデータのフィルターが出来るようになりました。

image-20231215202709021.png

まとめ

パラメーターを利用することで、複数のデータセットにまたがってフィルターを設定できます。ばしばし活用していきましょう!

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