はじめに
WorkDocs では、Directory Service に所属していないユーザーを、ゲストユーザーとして招待が可能です。ゲストユーザーを招待したときに、Directory Service 側にどのようなユーザー情報が登録されるか不明だったので、検証してみます。
管理者側 : ゲストユーザーを招待する
ゲストユーザーは、管理コントロールパネル上で招待できます。管理者ユーザーでログインして、画面右上のアイコンをクリックします。
管理コントロールパネルを開く をおします。
管理画面の一番下に、Directory Service 上に存在しているユーザー一覧が表示されています。WorkDocs を利用していないユーザーは、ステータスが非アクティブになっています。
この記事の環境では、Microsoft AD をつかっていますが、ユーザーの一覧が同期されていることがわかります。
管理コントロールパネル上で、ユーザーの招待を押します。
メールアドレスを入れて、送信を押します。
権限が、一般的なユーザーとして招待されて、ステータスが保留中となります
対象のユーザーをゲストユーザーとするために、編集ボタンを押します
ゲストユーザーに権限変更して、設定の保存
ゲストユーザー側 : 登録作業を行う
招待したユーザーにメールが飛んでいるので、Get Started を押します
ユーザーの名前やパスワードなどを入れて、ユーザーの更新を押します。
ゲストユーザーのログインなので、何も表示されません。
Directory Service 上のゲストユーザー
ゲストユーザーがログインしたタイミングで、Microsoft AD にゲストユーザーが自動作成されていました
このゲストユーザーは、Domain Users のグループにのみ所属しています
ゲストユーザー全員にファイルを共有したい
ゲストユーザー共有用フォルダを作ります
中には3つの Free 動画ファイルを格納しています
選択して、リンクの共有を押します
作成とコピーを押します
共有のためのリンクが作成されました
ゲストユーザーからのアクセス
メールアドレスを入れてログインを押します
サインインをします
共有した 3 つの動画を確認できました
動画も再生できます
検証を通じてわかったこと
- ゲストユーザーを招待すると、WorkDocs が連携している Microsoft AD(Directory Service) に、ユーザー情報が登録される
- 所属グループは、Domain Users となる。
- 社外のユーザーをゲストユーザーとして招待すると、裏側で Domain Users に参加されることになる。
- WorkDocs で利用する Directory Service は、信頼関係を利用して、全社管理のドメインとは分けてもいいかもしれない