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AWS KMS でキーを異なる AWS アカウントに共有したときに、共有先でどう見えるのか

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はじめに

AWS KMS で作成した CMK(Customer managed key) は、他の AWS アカウントに共有が出来ます。共有先の AWS アカウントでは、共有された CMK を使った EBS の暗号化などが可能です。また、Snapshot の共有など、CMK の共有が必要な状況もあります。

今回の記事では、CMK を共有した先で、どのように活用するのか不明だったので、簡単に検証してみました。

構成

ざっくりな構成図を載せます。以下の構成にしたときに、どんな操作で利用できるかを確かめていきます。

  • 共有元 : KMS 上でキーを作成し、共有先へ共有する
  • 共有先 : 共有元からキーを共有され、実際にキーを利用する

image-20221207000742666.png

共有元

共有元の AWS アカウントでは、既に Customer managed keys を作成しています。

image-20221206232736654.png

共有している CMK の ARN がわかるので、メモをしておきましょう。共有先で使います。

  • ARN : arn:aws:kms:ap-northeast-1:xxxxxxxxxxx:key/4c9a6278-3e8c-4bfb-bc58-b150b3e6fb4d

image-20221206232914462.png

このキーは、共有先の AWS アカウントにすでに共有しています。(AWS アカウント ID は白で塗りつぶしています)

共有設定をしたい場合は、Add other AWS accounts を押して、共有できます。

image-20221206232850502.png

共有先

共有先の AWS アカウントで、KMS のマネージメントコンソールを見ても、共有されたキーが見えるわけではありません。

image-20221206233040483.png

EC2 の構成

実際に共有されたキーを利用してみるため、EC2 を構成してみます。

Launch Instance を選択します。

image-20221206233339538.png

  • Encrypted を選択
  • KMS key を選択する欄で、Specify a custom value を選択

image-20221206234659930.png

ここが重要なポイントです。共有元の KMS 上の Customer managed key の ARN を指定する ことで、キーを利用できます。

image-20221206234915778.png

指定が出来ました

image-20221206234940433.png

Launch Instance を押して EC2 インスタンスを構成します

image-20221206235000254.png

作成処理が成功

image-20221206235013643.png

普通に作成完了できました。SSH 接続も可能です。

image-20221206235756982.png

RDS の構成

同様に RDS も観てみましょう。Create database を押します。

image-20221206235111847.png

Encryption の欄で、Enter a key/ARN を押します。

image-20221206235514118.png

共有元の Key の ARN を直接指定します。

image-20221206235558781.png

Create database を押します。

image-20221206235610511.png

対象の RDS インスタンスが作成できました。

image-20221207001234462.png

検証を通してわかったこと

  • KMS の Customer managed key は、異なる AWS アカウントへ共有が可能
  • 共有された key は、共有先の KMS の画面では見えない。key を利用するときに、直接 ARN を指定することで利用が可能
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