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Amazon AppStream 2.0 で、ローカル環境とファイルのやり取りを行ってみた

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はじめに

前回の記事では、Amazon AppStream 2.0 の Workshop を行い、基本的なアプリケーションを操作する内容を確認しました。

今回は、AppStream 2.0 を利用する中で、ローカルとリモート環境感でファイルを受け渡したいと思うことがあると思います。

主なファイルの受け渡し方法は2種類あります。

  • Home Folder を使った、ファイルのダウンロード・アップロード
  • ローカルドライブのシェア (AppStream2.0 の専用Client のみ)

それぞれの操作方法を確認してみましょう。

Home Folder を使った受け渡し

Home Folder を使うことで、ローカルからファイルをアップロードしたり、AppStream 2.0 のリモート環境で生成したファイルをローカル側にdownloadできます。この Home Folder は、バックエンド側で自動的に S3 と同期されています。仕組みや同期タイミングなどの詳細情報は次の AWS Document を参照してください。

ブラウザでアクセス

ブラウザベースで AppStream 2.0 のインスタンスにアクセスしてみましょう。前回の記事で、UserPool に User を作成したので、その URL を使ってアクセスを行います。

image-20220206154237141.png

今回はわかりやすく、notepad++ を利用していきます。

image-20220206154331739.png

Notepad++ のアプリケーションが開かれました。上部のメニューで、フォルダーのマークを選択します。

image-20220206154844616.png

My Files のメニューが開かれ、Home Folder を選択します。Temporary Files は一時的な領域となっており、S3 にバックアップされません。セッションが終了すると、Temporary Files 配下のファイルは破棄されます。永続的なデータは Home Folder を利用するのがよいでしょう。

image-20220206154916391.png

Upload Files を選択します。

image-20220206155000412.png

適当に作成したローカルのテキストファイルを選択してアップロードします。

image-20220206155609877.png

アップロードされました。

image-20220206155631188.png

Notepad++ からファイルを開いてみましょう。File Open を選択します。

image-20220206155718188.png

Home Folder が保存されている場所は、環境によって若干違いますが、Active Directory ドメインに参加していない Windows 環境だと、次のパスになります

C:\Users\PhotonUser\My Files\Home Folder

この場所に移動すると、test001 が見えました。

image-20220206155938863.png

ローカルからアップロードしたファイルが確認できました。

image-20220206155956355.png

適当に値を入れて、Home Folder に新たな名前で保存してみます。

image-20220206160125611.png

別名で保存します。

image-20220206160158603.png

再び、AppStream 2.0 の上部のメニューから、Home Folder を確認すると、別名で保存したファイルが確認できます。

image-20220206160259351.png

Download を押します。

image-20220206160337048.png

すると、AppStream 2.0 の接続元のローカル環境にファイルがダウンロードできます。これで、ファイルの受け渡しが確認できました。

専用クライアントでアクセス

次に、AppStream 2.0 の専用クライアントからアクセスしてみます。User を登録した時に発行された URL を使って、Connect をします。

image-20220206160458267.png

次に、User のメールアドレスとパスワードを入れてログインを行います。

image-20220206160542873.png

notepad++ を選択して、アプリケーションを起動します。

image-20220206160615289.png

notepad++ が起動しました。この状態で、My Files を開きます。

image-20220206160906541.png

Home Folder を選択します。

image-20220206160934627.png

Upload File を選択します。

image-20220206161000666.png

test002.txt を選択して、アップロードを行います。

image-20220206161042813.png

test002.txt がアップロードされました。

image-20220206161101778.png

ブラウザのときと同様に、以下のパスに Home Folder が保存されています。

C:\Users\PhotonUser\My Files\Home Folder

notepad から test02.txt を開きます。

image-20220206161318908.png

開けました。

image-20220206161357324.png

適当に編集して、Files から別名保存を行います。

image-20220206161502711.png

別名で Home Folder に保存します。

image-20220206161548345.png

AppStream 2.0 の上部のメニューから、再度 HomeFolder を開くと、作成したファイルを確認できます。ここからダウンロードでローカル環境へダウンロード可能です。

image-20220206161619718.png

Download が完了すると、Client に通知が届きます。

image-20220206161910681.png

downloadした先のフォルダーを確認できます。

image-20220206161939169.png

ローカルドライブのシェア

ローカルドライブのシェアは、専用クライアントを利用すると出来ます。ブラウザでは利用できない機能です。許される環境なら、基本的には専用クライアントを使った方が良いでしょう。

専用クライアントでアクセス

上のメニューから、Local Drivers and Folders を選択します。

image-20220206162206866.png

シェアするドライブやフォルダーを選択して、Save my configuration を押します。下の画像では、Cドライブ全体を共有しているときの設定です。(Unshare と見えている行が、共有対象となっています。おそらく、今は Share の状態で、そこから Unshare に変更するためのボタン、ということでしょう。)

image-20220206162632049.png

Notepad から、Open を選択すると、ネットワークドライブとして、ローカルの Cドライブを共有できます。

image-20220206162800377.png

まとめ

AppStream 2.0 を使ったファイル共有方法は、次の2点を紹介しました。

  • Home Folder を使った、ファイルのダウンロード・アップロード
  • ローカルドライブのシェア (AppStream2.0 の専用Client のみ)

ドライブ単位やフォルダ単位で共有できるのが専用Client のみですが、両方とも便利活用できそうなことがわかりました。

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