はじめに
前回の記事では、Amazon AppStream 2.0 の Workshop を行い、基本的なアプリケーションを操作する内容を確認しました。
今回は、Amazon AppStream 2.0 の専用クライアントをつかって、ネイティブアプリケーションモードで動かしてみようと思います。
ネイティブアプリケーションモードは、2020年2月に追加された機能で、ストリーム配信されているアプリケーションが、あたかもローカルで動かしているような感覚で操作できる機能です。従来の機能では、アプリケーション内の画面転送でしたが、よりスムーズに違和感がなくリモートアプリケーションを利用するための機能です。
今回の記事は、ネイティブアプリケーションモードを試してみる内容です。
ネイティブアプリケーションモードを動かす
AppStream 2.0 の専用クライアントを稼働して、Start in native application mode のチェックをオンにして、接続を行います。
メールアドレスとパスワードを入れてログインをします。
notepad ++ のアプリケーションを選択します。
Fleet を On-demand で構成しており、起動まで1~2分ほど待機します。
ローカル側で動かしているアプリケーションと同じように、ウィンドウ画面が立ち上がりました。
実態は画面を転送している形になるので、作成したファイルを保存しようとしたときの保存先は、リモート先の Windows 環境となります。AppStream 2.0 には、ローカルドライブをリモート環境に接続する機能もあるため、ローカル環境のファイルをそのまま扱えます。(もちろんネットワーク越しなので、多少のタイムラグは発生します。)
接続したローカルドライブに保存すると、想定どおり、ローカル側にファイルが生成されます。あたかもローカルで動かしているような操作感で良い体験です。