0
0

directのAPIで名簿から自動的に一括招待してみた

Last updated at Posted at 2024-09-09

はじめに

こんにちは、すぎもんです:grinning:

前回「directのAPIでチャット内容を取得したり自動投稿してみた」という記事を公開しました。directはフィールドワークに最適化されており、数多くの現場で活用されています。その際、新たな現場でユーザを名簿から一括登録したいこともあるかと思います。そこで、今回はHULFT Squareを使って、名簿のExcelファイルからdirectにユーザを一括招待する方法をご紹介します。
image.png

directとの連携をするために必要な設定

direct側の作業

1.direct上でアプリケーションを登録
2.アクセストークンの取得

HULFT Square側の作業

3.コネクションの設定
4.directユーザ一括招待

このうち3.までは前回の記事に手順が記載済みのため、そちらをご覧ください。今回も同じものを利用します。

4.directユーザの一括招待

ここからはHULFT Squareのデザイナー画面を開き作成します。今回は下記Excelからデータを取得します。こちらのファイルはHULFT Square上にアップロードしておきます。
image.png

4-1.Excel読み取り

まずは、CSV読み取りを配置します
「ツールパレット > ファイル > Excel > シートから読み取り」をドラッグ&ドロップするとポップアップが出てきます。
ファイル:<読み取りたいExcelファイルのパス>
パス設定後に「Excelウィザードの起動」を押下します。
「Excel読み取りウィザード」が起動するので、読み取り範囲をマウスで範囲選択し、「OK」、「完了」を押します。
image.png

image.png

4-2.POST実行処理

名簿のメールアドレスを招待するアイコンを配置します。POST実行アイコンを配置します
「ツールパレット > ネットワーク > REST > POST実行アイコン」をドラッグ&ドロップするとポップアップが出てきます。
➀「必須設定」タブ
接続先:direct接続検証 ※「3.コネクションの設定」
パス:組織参加者の組織ごとのプロフィール取得APIのリクエストURL
リクエストURL内にございます<DOMAIN_ID>は招待したいdirectトークのURLから確認可能です。下記のように/talks/の前にについている数字列が<DOMAIN_ID>です。

https://direct4b.com/home#/<DOMAIN_ID>/talks/<TALK_ID>
image.png

➁「リクエスト設定」タブ
データ入力元:● データ
データ形式:フォーム
フォーム設定:右側のボタンで行を追加し、組織参加者の組織ごとのプロフィール取得APIのAPIパスパラメータを設定
APIパスパラメータにつきましては、direct REST API 仕様をご確認ください。
image.png

➂「ヘッダ設定」タブ
「リクエストヘッダ」で2行追加し下記を設定
Authorization : <前回の記事 2.アクセストークンの取得で取得したアクセストークン>
Content-Typeapplication/x-www-form-urlencoded; charset=ISO-8859-1
image.png

4-3.繰り返し(データ件数)

Excalファイルの1行につき1つの招待メールを送信したいので、繰り返し データ件数を配置します
「ツールパレット > 基本 > フロー > 繰り返し(データ件数)」をドラッグ&ドロップするとポップアップが出てきます。初期値から変更する必要はございませんので、「完了」をクリックします。
image.png

4-4.mapping

4-3で配置した「繰り返し(データ件数)」アイコンから4-2で配置した「direct招待」アイコンへドラック&ドロップで線を繋ぎます。その際、「フローを引く」ダイアログが表示されるので、「プロセスフローとデータフローを引く」、マッピングを追加するに☑を入れ、OKを押下します。すると「mapping」アイコンが作成されます。
image.png
また下記のように処理の始まりの「Start」アイコンや処理の終わりの「end」アイコン、4-1で配置した「Excel読み取り」アイコンにも線を繋ぎ処理の流れを作成します。
image.png
「mapping」アイコンをダブルクリックで開き、「メールアドレス」と「招待するユーザの役割」を表す数字を受け渡します。今回は「ユーザ」の役割で招待するため固定の数字「3」の値を「招待するユーザの役割」としてAPIパスパラメーターへ繋ぎます。
image.png

4-4.実行結果確認

画面上「実行ボタン」から実行します。Excelに設定したメールアドレスの一覧へ招待メールが送付されます。

最後に

いかがでしたでしょうか。今回は、HULFT Squareを使って名簿のメールアドレスへ一括でdirectへの招待を送信しました。いままで担当者の工数がかかっていた新しいユーザの招待を一括で行うことができることで、工数削減ひいては、人手不足の解消にも寄与できます。
また、HULFT Squareは国産のSaaS製品やオンプレミス製品との連携実績も多いので、他の人事システムなどからユーザ情報を取得してdirectへ連携させるのにも扱いやすいのではないでしょうか。
HULFT Squareについて知りたい方はこちら
ここまでお読みいただきありがとうございました。それでは、また!

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0