はじめに
2022年3月3日「DataMagic Ver.3.1.9」がリリースされました。
「Ver.3.1.9」に於いても、新たな機能が追加されましたので、ご紹介してみたいと思います。
Ver.3.1.9の追加機能
以下の共通コンポーネントを新規で追加しました。
・SAISON_FORMAT_DATE_OR_NULL
・SAISON_REPLACE_HEX
・SAISON_PACK2NUMSTR
SAISON_FORMAT_DATE_OR_NULL の新規追加
指定された日付フォーマットにしたがって、対象文字列を変換します。対象文字列が空文字または空白文字(タブおよび改行を含む)のみの場合、空文字を返却します。
入力された対象文字列が空白文字または空文字の場合、FORMAT_DATEではデータ加工の開始実行日時、SAISON_FORMAT_DATE_OR_NULLでは空文字に変換されるため、要件によって使い分けることが可能です。
SAISON_REPLACE_HEX の新規追加
REPLACE_REG 関数や共通コンポーネントSAISON_REPLACE_REGでは置き換え前にUTF-8 変換を行うため、正しい変換処理が出来ないケースがありました。
SAISON_REPLACE_HEXでは置換前のUTF-8 変換を実施しないため、すべての文字コードの組み合わせで変換が可能となります。
SAISON_PACK2NUMSTR の新規追加
サイン付内部10進数を数字文字列に変換します。数値部もしくは符号部が不正な値の場合、空文字を返却します。
入力ファイルフォーマットの項目タイプがP(サイン付内部10 進数)で、入力データの符号部または数値部が不正な場合でも変換処理を継続したい場合にご利用ください。
最後に
追加された共通コンポーネントでは、不正なデータが入力された際の処理が強化されております。そのため、活用して頂くことでより柔軟な変換処理の設計が可能となります。
今後のシステム構築のご参考にして頂ければ幸いです。