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Slack通知をHULFT10 for Container Servicesでしてみた

Last updated at Posted at 2024-03-14

はじめに

こんにちは、すぎもんです:smile:
今回は、HULFT10でファイル転送した際にSlackにメッセージを出力してユーザに通知するということをやってみます。

今回やること

Slackアプリを作成し、通知するSlackのチャンネルに作成したアプリを追加します。
HULFT10 for Container Servicesの管理画面からジョブ起動情報と配信管理情報を設定し、配信要求を実施します。ファイルの配信が成功し、Slackにメッセージが書き込まれていることを確認します。

実施手順

<Slack側の設定>
① Slackアプリの作成
Slackにメッセージを出力するアプリを作成します。
② Slackチャンネルへアプリの追加
作成したアプリをSlackのチャンネルに追加します。

<HULFT10 for Container Servicesの設定>
③ ジョブ起動情報の設定
HULFT10でジョブ起動情報を新規作成します。
④ 配信管理情報の設定
HULFT10で作成したジョブ起動情報を配信管理情報に設定します。
⑤ 配信要求
HULFT10で配信要求を実施します。
⑥ Slack通知の確認
Slackにメッセージが書き込まれていることを確認します。

Slack側の設定

① Slackアプリの作成

Slackで「App」の「+アプリを追加する」をクリックします。
image.png

右上の「Appディレクトリ」をクリックします。
image.png

Slackアプリを構築します。
右上の「Build」をクリックします。
image.png

Slackアプリに追加するツールを選択します。
「Incoming Webhooks」をクリックします。
image.png

上記のSlackアプリに追加可能なツールの概要は以下の通りです。

Incoming Webhooks
外部ソース連携してSlackにメッセージ投稿
Interactive Components
ボタンや選択メニューなどのユーザー操作追加
Slash Commands
Slackアプリにコマンド追加
Event Subscriptions
Slackのアクティビティに対して反応する設定
Bots
ユーザーからメッセージ応答できるBot追加
Permissions
Slackアプリとの連携用のアクセス権設定

Slackアプリを作成します。
「Create an App」をクリックします。
image.png

アプリ名「SalesContents」とワークスペースを指定して「Create App」をクリックします。
image.png

ワークスペースに新たにWebhookを追加します。
「Add New Webhook to Workspace」をクリックします。
image.png

着信Webhookを有効にするため、「On」に変更します。
image.png

チャンネルを指定し、「許可する」をクリックします。
image.png

「Copy」ボタンをクリックして追加されたWebhook URLをコピーします。
image.png

コピーしたWebhook URLはこの後の設定で使用するので、メモしておいてください。

作成したSlackアプリを配布します。
メニューの「Basic Information」を選択し、「Distribute App」をクリックします。
image.png

② Slackチャンネルへアプリの追加

Slackでアプリを追加するチャンネル名をクリックします。
image.png

「インテグレーション」タブの「App」の「アプリを追加する」をクリックします。
image.png

検索バーに文字を入力してアプリを検索します。追加するアプリの「追加」ボタンをクリックします。
image.png

チャンネルにアプリが追加されたことが通知されます。
image.png

HULFT10 for Container Services側の設定

③ ジョブ起動情報の設定

HULFT10の管理画面にログインします。
image.png

ログイン後の管理画面トップページは以下になります。
メニューの「ジョブ起動情報」をクリックします。
image.png

「ジョブ起動情報」画面右上の新規作成ボタンをクリックします。
image.png

ジョブ起動情報は下記の通り設定しています。
  ジョブID  : Slack_Notice
  表示名   : Slack Notice
  ステップ1 : Slack通知
  URL     : (起動するジョブのURL)
  メソッド  : POST
  ヘッダー名 : Content-type
  ヘッダー値 : application/json
  ボディー  : {"text":"Hello, World!"}

URLには「①Slackアプリの作成」手順でコピーしたWebhook URLを設定します。

ボディーに設定した「Hello, World!」がSlackに書き込まれるメッセージになります。

ジョブ起動情報の各項目の説明については以下のマニュアルを参照してください。
HULFT10 スタートアップガイドのジョブ起動情報

設定後に保存ボタンをクリックします。
ジョブ起動情報新規作成画面.png

確認のポップアップで「保存」ボタンをクリックします。
image.png

ジョブ起動情報が作成されていることを確認します。
image.png

④ 配信管理情報の設定

メニューの「配信管理情報」をクリックします。
ジョブ起動設定をするファイルIDをクリックします。
image.png

作成したジョブ起動情報のジョブIDを設定します。
「配信前ジョブID」、「正常時ジョブID」、「異常時ジョブID」の3つが設定可能です。
以下は正常時のみジョブ起動する場合の設定です。
設定後に保存ボタンをクリックします。
image.png

確認のポップアップで「上書き保存」ボタンをクリックします。
image.png

⑤ 配信要求

メニューの「配信要求」をクリックします。
image.png

配信要求するファイルIDを入力し、「配信要求を発行」ボタンをクリックします。
image.png

確認のポップアップで「OK」ボタンをクリックします。
image.png

メニューの「配信履歴」をクリックします。
配信要求したファイルIDのステータスが「成功」していることを確認します。
image.png

設定後の確認

⑥ Slack通知の確認

ジョブ起動情報のボディで設定した内容がSlackに出力されていることを確認します。
image.png

最後に

今回は、HULFT10でファイル転送成功時にSlackにメッセージを書き込んでユーザに通知するということをやってみましたが、いかがだったでしょうか。
ジョブの起動はファイル転送成功時だけでなく、転送前や転送異常時に設定することも可能です。

これからも是非チェックいただき、宜しければフォローをお願いします。
ここまで読んでいただきありがとうございました。それでは、また!:raised_hand:

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