Jamfで最新版アプリを配布したい
はじめに
Composerを使ってdmgをpkg化するのにMacがないとできなかったり,
Google Chromeのように頻繁にアップデートされるアプリに関しては更新が追いつかなかったり...
とゼロタッチキッティングによって更新が大変になってしまった経験はないだろうか
そんな問題を解決した方法を記載する
何を使ったのか
今回は,Installomatorというアプリを使った。
では、Installomatorについて以下で説明しよう
installomatorってなんなんだ?
- macOS上で様々なアプリケーションやソフトウェアを自動的にダウンロードし、インストールするためのスクリプト
- MDMと組み合わせて複数のマシンにアプリケーションを迅速かつ効率的に配布するのに役立つ
- 今でも更新が続いているため、色々なバージョンのOSに互換性がある
実際に動かしてみよう
使用した環境
- Jamf Pro
- 11.0.1
- macOS
- macOS Sonoma
macOSは事前にJamf Proによって管理されている前提で記載します。
設定作業
- Jamf Pro
- 「設定」→ 「コンピュータ管理」→ 「スクリプト」へ進む
- スクリプトの作成
- 一般タブ
- 表示名
- わかり易い名前にする
- カテゴリ
- お好きに設定ください
- 情報
- Installomatorのバージョンを書いておくと良いよ
- 表示名
- スクリプトタブ
- GitHubのTagsから最新のものをクリックしてInstallomator.shを全文コピーして貼り付け
- 貼り付けたあとで、コメントを見ながら設定値を変更する
- ※DEBUGフラグを0にすればとりあえずインストールはできるがちゃんと設定を読もうね
- 一般タブ
- ポリシーの作成
- 「コンピュータ」→「コンテンツ管理」→「ポリシー」へ進む
- 新規をクリックしてポリシーを作る
- General
- 表示名
- 好きなように
- カテゴリ
- 好きなように
- トリガー
- カスタムイベントにするとテストしやすいので今回はカスタムイベントで作るよ
- 本番反映時には好きな設定にしてね
- 実行頻度
- よっぽど「Once per Computer」で良いと思う
- 表示名
- スクリプト
- 先程、作成したスクリプトを選択
- パラメータ値
-
Labels.txtからインストールしたいアプリを選んで書く
- 今回はGoogle Chromeをインストールしてみよう
- 「googlechrome」と第4引数にいれる
- 今回はGoogle Chromeをインストールしてみよう
-
Labels.txtからインストールしたいアプリを選んで書く
- General
- これでポリシーの設定は完了だ!
- ポリシーの割当
- Scopeタブを開いて割当を使用
- 対象機でコマンド実行!
sudo jamf policy --event=〇〇
- これでインストールされたら実験成功!
- 本番に向けてポリシーを調整してみてね
まとめ
- Installomatorは設定が簡単で非常に便利なツールだったと思う
- いろいろなアプリケーションがインストールできるので是非試してほしい
- しかし、詰まりどころが最近発生したので、その知見については明日のAdvent Calendarを見てね!
- では、また明日のCalendarでお待ちしております