アクロニム(acronym)
連なったアルファベットを通常の単語と同じように発音して読むもの。例: AIDS(エイズ)、OPEC(オペック)、NATO(ナトー)など。
頭字語 - Wikipedia
文字で読めれば検索したりなど調べようがありますが、音だけだと文字の想像がつかず何を指すアクロニムかわからなかったりしますよね。IMS技術者が口頭で発した用語の見当がつかなかった時のために、よく聞くIMS関連アクロニムを集めてみました。
基本的に頭字語でないものやアクロニムでないものは含めていませんが、/ERE・/NRE・SYSGEN・DBCTLは例外的に載せています。
イーサフ = ESAF
External Subsystem Attach Facilityの略。IMS管理下で稼働するアプリケーションが外部のサブシステム(Db2,MQなど)にアクセスできるようにするもの。
イーリ、イーレ = ERE
Emergency Restartの略、またはそれを行う/EREコマンドのこと。日本語訳は緊急再始動。正常終了していないIMSの再始動に用いる。
エヌレ = NRE
Normal Restartの略、またはそれを行う/NREコマンドのこと。通常再始動。正常終了したIMSの再始動に用いる。
オーサム = OSAM
Overflow Sequential Access Methodの略。IMS固有のアクセス方式で、全機能DBのDBデータセットに使用可能なアクセス方式のひとつ。
オタマ = OTMA
Open Transaction Manager Accessの略。VTAM端末以外からのIMSトランザクション送受信を可能にする機能。たいてい普通にO-T-M-Aと読まれる。
オルズ = OLDS
Online Log Datasetの略。DASD(ダスド; Direct Access Storage Device)に配置され、IMSがログを書き込む。
サッズ = SADS
Single Area Datasetの略。DEDBのエリア・データセットで多重化していない場合こう呼ぶ。
シスジェン = SYSGEN
System Generationの略。IMS生成によってIMSシステム全般を生成する、最も大規模なものを指すことが多い。フルジェン(Full Gen)、単にジェン(GEN)とも。
スナ = SNA
Systems Network Architectureの略。IBMがTCP/IP以前に作った通信プロトコルで、IMSはSNAの実装であるVTAMを端末との通信に使用できる。
ディビコン = DBCTL
Database Controlの略。IMSデータベース・マネージャー機能およびそれのみを使用するシステムのこと。
ディフ = DIF
Device Input Formatの略。メッセージ形式サービスの制御ブロック群のうち、端末から入力を受け付ける画面のフォーマット情報を持つもの。
ドフ = DOF
Device Output Formatの略。メッセージ形式サービスの制御ブロック群のうち、端末へ応答を表示する画面のフォーマット情報を持つもの。
ドブフ = DOVF
Dependent Overflowの略。DEDBエリア・データセット中のCIのうち、ルート・セグメントの存在するCIに入りきらなくなった従属セグメント・データを格納する部分。
ドラ = DRA
Database Resource Adapterの略。IMSと同一OS上で稼働する他ミドルウェアにIMSDBへのアクセスを提供する機能。
ブイタム = VTAM
Virtual Telecommunications Access Methodの略。IMSが端末とのやりとりに使用できる通信。
マッズ = MADS
Multiple Area Datasetの略。DEDBのエリア・データセットで多重化したものこう呼ぶ。
ミッド = MID
Message Input Descriptorの略。メッセージ形式サービスの制御ブロック群のうち、アプリケーションの入力とするデータのマッピング情報を持つもの。
モッド = MOD
Message Output Descriptorの略。メッセージ形式サービスの制御ブロック群のうち、アプリケーションの出力データのマッピング情報を持つもの。
ワッズ = WADS
Write Ahead Datasetの略。物理書出しが必要になったIMSオンライン・ログの一時的な書き出し先となるデータセット。