はじめに
IBM CloudのPowerVS(Power Virtual Server)は2019年にサービスが開始されてから、継続的に機能拡張がされています。また、機能拡張だけでなく、最近は終了するサービスも出てきました(たとえばVPNaaSやCloud Connectionなど。。)
そこでタイムリーに情報をキャッチするためのコツをメモ書きしておきます。
PowerVSの情報収集の基本
PowerVSはIBM Cloudで提供されるサービスなので、正式な情報はIBM Cloudの製品ガイドであるDocsに記載されます。
Docsのトップページはこちらです。
IBM Cloud Docs
PowerVSのページはこちらです。
IBM Cloud Docs - PowerVS 製品ガイド
最新情報は、リリース情報に記載されています。
PowerVS リリース情報
以上!
ではなく、実はこのリリース情報を見るときのコツがあります。
この記事は日本人向けなのでほとんどの方のブラウザでは、日本語で表示されているはずです。
IBM CloudのDocsは多言語対応になっていて、ブラウザー環境(PC環境)に合わせて言語が切り替わっているようです。
画像の右上、赤枠で示した部分に現在選択されている言語が表示されます。この例では日本語です。
この記事のポイントは、この親切な言語選択部分を英語にすることで最新情報を得られる!ということです。逆を言えば、赤枠部分が日本語になっていると、最新情報が得られません。(タイミングによっては得られますが、ほとんどのケースで最新情報の日本語での提供は遅いです)
先ほどの記事の再掲ですが、この記事執筆時点(2024年12月19日)で、最新更新日時が2024年6月28日で約半年前!になっています。
PowerVSの最新情報は英語で調べる
英語を読むのに抵抗がある方も多いかと思いますが、英語に切り替えてみましょう!
切り替え方法は、日本語と書いてある部分をクリックしてEnglishに変更するだけです。
英語に切り替えると、、、
最終更新は2024年12月18日に変わりました!
そして12月の情報だけでなく、さらには右を見ると10月、9月、8月、7月にも情報が出ていることがわかります。(黄色枠の部分)
日本語で見ていると「更新ないなー」って思ってしまいますが、実際にはPowerVSは頻繁に情報が発信されているのです。
PowerVSに限らず、IBM CloudのDocsを見る際にはDocsの表示言語を英語にするのがお勧めです!
英語版を翻訳して読む
英語は苦手。。という場合は、Docsの言語設定は英語のままで、ブラウザの翻訳機能等を使って情報を確認しましょう。
専門用語(IBM i、Power関連用語)が多いので翻訳が若干怪しい場合はありますが、少なくとも最新の情報があることはわかりますね。
ブラウザの翻訳機能よりも生成AIを使うとより読みやすい翻訳文が得られるかもしれません。
他の言語ではどう見えるか?
先ほどの言語切り替えメニューには日本語以外もあったので、
「日本語だから対応が遅いんじゃないの。。。?」
という疑念も湧いたので、全言語をスイッチして見てみました。
ということで、英語以外はいずれの言語も2024年6月28日までの情報で止まってました。
日本語だから対応が遅いということではなくて、翻訳版の提供は(結構な)タイムラグがあるようです。
まとめ
PowerVSやIBM CloudのDocsを見る際には、言語切り替えメニューを英語にするのがお勧めです!
この記事の執筆タイミングでは日本語版と英語版のリリースノートの情報に約半年のタイムラグがありますが、タイミングによってはもっとタイムリーに更新されていることもあったと思うので、いつも半年遅れるというわけではないと思います。
あくまでも 「最新情報は英語でチェック」 ということを知っていただけたら幸いです。