OFDM変調器、買っちった!!
先日OFDM変調器を購入したので、その使用感や設定方法について紹介します。はじめての記事がこれで合っているのか、私には分かりません……
だって受信環境や録画システムに関する記事はレビュー的なモノから技術的なモノまで溢れてるじゃないですか……となるとみんな大好き自主放送かな?と思ってしまったわけです。
購入したもの
- OFDM変調器
マスプロ製 HDEC3MD
一般家庭向け???にリリースされているのはXHEAD2だけですが、ちょうど良い中古品が見つからなかったので、こちらを選びました。なお、お値段4諭吉サンほどでした。
(余談ですがこの記事を書き始めた2024年8月末の段階で未だに栄一サンには出会えて居ません。実在するの?)
ワンルームや寝室など静かな場所にOFDM変調器を設置しようという奇特な方には、こちらの機器のファンがうるさいかもしれないので、ファンレス(らしい)XHEAD2をおすすめします。
強者はアリエクでISDB-Tのモジュレータを買ってくるようですが、私にはそこまでの度胸はありません……
強者の方曰く、OFDM変調器は普通に国内産を買った方が良いとのことです。
ヤフオクで中日電子やDXアンテナのOFDM変調器もちょくちょく見かけるので、もしよければこんな中身のない変態記事を読んでいるあなたも買ってみませんか?
できること
当然OFDM変調器なので地デジ波の生成ができます。これで宅内自主放送が出来ますね?!
下の表にある通り、この機種は業務用機器の中ではライトユーザー向けのためHDMI入力も可能なため、いろいろな民生機からでている信号をそのまま地デジ波として送信可能です。
HDCPな信号は中華製の怪しいスプリッタを噛ませることで再生できることを確認しましたが、詳しくない領域なので深入りはしません。
入力端子 | 対応規格 |
---|---|
HDMI | 1080/59.94p 1080/60p 1080/59.94i 1080/60i 480/59.94p 480/60p 480/59.94i 480/60i |
SDI | HD-SDI・3G-SDI 1080/59.94p 1080/60p 1080/59.94i 1080/60i1080/30p SD-SDI 480/59.94i 480/60i |
RCA | アナログコンポジット(NTSC) |
上記の入力端子に加えて、SDカードに保存された映像(1映像)を再生できます。今回はSDカードの映像を地デジ波として送信(といっても実際に電波に乗せたらダメです)してみよう!という記事です。
導入編
設定する必要があったのは以下の項目です。ネット上には当該機の説明書が転がっていませんが、後継機のものとそんなに操作方法は変わらないようです。(私が設定した段階では後継機の仕様書が転がっていましたが、いまは検索にヒットしないようです……)
- ネットワーク設定
GUIにアクセスするためには、まずネットワーク設定を行います。【メニュー/決定】を長押しし、【システム設定】⇒【ネットワーク設定】から、IPアドレス・サブネットマスク・デフォルトゲートウェイを設定しました。 - 時刻取得設定
システム本体の時刻の取得方法を設定できます。RF入力に壁のコンセントから来る地デジ信号を入れてあげると時刻補正が可能です。このほか、NTPサーバーをIPアドレスで指定して補正することも可能です。 - 送信チャンネル
この装置の要でもある地デジ出力の送信チャンネルを設定します。1~62ch、C13~C63chの設定が可能です。
SDカード映像の送信編
上記でネットワーク設定を行うことでGUIにアクセスできます。(たしか初回起動時にパスワードやらを設定した気がします)
私の環境では、設定用のGUI画面がFirefoxやChromeだと崩れてしまったり一部が表示できなかったりしました。忌まわしきMS-Edgeであれば正しく表示できました、何でだよ。
メイン画面はかんたん設定画面のようです。一般的にはこの画面から設定すれば良いようです。
SDカードに入れた映像を出力したい場合やTSサービスを複数送信したい場合は詳細設定からでないと設定できないようです。今回はSDカードに入れた映像を送信したいと思います。
SDカードに入れる映像は指定形式でエンコードしてあげないといけないようです(MPEG2-TSならいけるやろ、と録画したTSを入れたところちゃんとダメでした)
動画のエンコードに関しても私は詳しくないので、皆木慎吾氏の記事を参考にさせて頂きました。
試しに設定を「神奈川県」「リモコンID:10CH」「地域事業者識別 O(14)」と設定したところ以下のような形で地デジチャンネルを生成することが出来ました!
また機会があれば複数の入力系統から複数サービスで送信する際の設定追い込みなどをしてみようと思います。
つたない文章ではありましたが、ここまで読んで頂きありがとうございました。