#はじめに
VirtualBoxの仮想マシンフォルダに指定していたドライブ容量が逼迫してきたため、仮想マシンフォルダを他のドライブに移動した。そのときの手順メモ。
#試した環境
- Windows 7 64bit
- VirtualBox version 4.2.8
#新規作成する仮想マシンのフォルダ変更
以下のとおり、環境設定を変更する。
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- メニューバーの「ファイル(F)」を選択
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- メニューアイテムの「環境設定(P)」を選択
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- 一般タブのデフォルトの仮想マシンフォルダー(通常は・・・・/VirtualBox VMs)を新しいフォルダに変更
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- OKボタンで決定
#既存(作成済み)仮想マシンのフォルダ変更
##真面目にやると
VirtualBox VMsフォルダ内の対象仮想マシン名フォルダ以下を移動先にコピペして、VirtualBox上で仮想マシンを作り直す、というやり方で上手く行った。
(公式の手順かはわからないが、少なくと試している限りはうまくいっている。)
手順は以下のとおり。
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- 対象仮想マシンを電源オフ(※1)する。
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- VirtualBox VMsフォルダ内の対象仮想マシン名フォルダ以下をまるごと移動先にコピペする。
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- 対象仮想マシンを除去する。除去しようとすると、「仮想マシンを構成するファイルをハードディスクから削除しますか?」と聞かれる。選択肢「すべてのファイルを削除」と「除去のみ」のうち、ここでは後者を選ぶ(※2)。
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- メニューバーで「ファイル(F)」→「仮想メディアマネージャー(A)」と選択。
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- 対象仮想マシンのvdiイメージを除去する。除去しようとすると、ダイアログが出て除去して良いか聞かれるが、「除去」を選択。さらに次のダイアログで.vdiファイルを削除するか聞かれるので、ここでは「保持」を選択。(※2)
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- メニューバーで「仮想マシン(M)」→「追加(A)」と選択。仮想マシンファイルを選択するダイアログで、移動先のフォルダ以下の.vboxファイルを選択する。
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- 追加に成功すると一覧に対象マシンが復活するので、起動して動作を確認する。
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- 問題なければ、旧フォルダ以下のファイルを削除する。
(※1) 試した限りでは、電源オフ状態でなく保存状態でも問題なく移動できた。
(※2) 「削除」を選んでも良いが、移動失敗時の復元用に念のため。
##面倒くさいので手抜きすると
別の手段でドライブのバックアップなどをとっている場合には、いちいちバックアップするのは面倒。
そういう場合には、仮想マシンを停止した状態でフォルダ以下を移動すると、多少手間が減る。
手順は以下のとおり。
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- 対象仮想マシンを電源オフ(※1)する。
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- VirtualBox VMsフォルダ内の対象仮想マシン名フォルダ以下をまるごと移動先に移動する。
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- 対象仮想マシンを除去する。
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- メニューバーで「仮想マシン(M)」→「追加(A)」と選択。仮想マシンファイルを選択するダイアログで、移動先のフォルダ以下の.vboxファイルを選択する。
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- 追加に成功すると一覧に対象マシンが復活するので、起動して動作を確認する。