以前携わっていた案件でこのような要件があり、テスト環境では上手くいったのですがいざ構築してみるとなかなか上手くいかなかったので、そのトラブル内容も含め紹介します…!
まず前提条件として、OSをインストールする際にGUIインストールを行なっていない場合は、gnome
を追加でインストールします。
dnf groupinstall "Server with GUI"
インストールされたことを確認します。
rpm -qa |grep gnome
xrdpをインストールする
Linuxのサーバーにリモートデスクトップ接続するためのrpmです。
xrdp
は、デフォルトのリポジトリではなく、EPEL
という外部のリポジトリに含まれています。
インターネットに繋がっているのであれば、リポジトリごとインストールしても良いかもしれませんが、(ただし自己責任で。。)
xrdp
しか使用しないので、xrdp
のパッケージ単体を探してダウンロードするので良いと思います。
rpm -ivh xrdp-<version>.x86_64.rpm
インストールされたことを確認します。
rpm -qa |grep xrdp
tigervncをインストールする
カーネルのバージョンによって多少パッケージが異なるようですが、RHEL8.2のメディアに入っているtigervnc-server
とtigervnc-server-minimal
の2つをインストールします。
rpm -ivh tigervnc-server-<version>.x86_64.rpm tigervnc-server-minimal-<version>.x86_64.rpm
インストールされたことを確認します。
rpm -qa |grep tigervnc
xrdpを起動します
systemctl start xrdp
※サーバーの起動時に自動起動させたい場合は有効化もしておきましょう!
firewallでxrdpが使用するポートを許可する
xrdp
が使用するポートは3389なので、firewalldの設定をしている場合はこちらのポートを許可します。
コマンドは、自分のサーバの設定に合わせて適宜変更してください!
firewall-cmd --add-port=3389/tcp --zone=<zone名> --permanent
firewall-cmd --reload
以上で設定は終わりです!
簡単ですよね…!
あとはWindows同士でRDPする時と同じ手順で、サーバのIPアドレスを入力して接続します。
すると、xrdp
のログイン画面が出て来るので、ユーザ名とパスワードを入力して、Linuxサーバのデスクトップが表示されたら完了です!!
…のはずでしたが、
接続しても画面が真っ黒でデスクトップが表示されない事象が発生しました。
果たして原因は何なのか!?!?!?
次回、「漆黒の画面の謎」!!
絶対に見てください!!!笑