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【Flutter】初心者のためのGridView徹底解説!

Last updated at Posted at 2023-10-25

概要

参考文献が少ないFlutterでは、使用するWidgetがわかったとしても、そこからがちょっと手強いっていうパターンありますよね。
ということで、当時Flutte初心者であった僕が苦戦したGridViewの実装について、パラメータ単位で最低限覚えておくべきものを徹底解説していきます!

徹底解説と言っても、そこまでGridViewの実装回数を重ねてきたわけではないので、これさえ覚えておけば!というものを集めました。

こんな人に読んでほしい

  • Flutter初心者の方
  • GridViewの実装を検討している方
  • GridViewのオーソドックスな実装を経験したことがある方
  • GridViewを頻繁に実装したことがある方 ←コメントください!

実装環境

  • VSCode
  • AndroidStudio(エミュレータ生成のため)
  • Flutter:Ver2.10.5

GridViewでの実装画面

GridViewでは、こんなUIを実装できます。

10222023130701.gif

パラメータ

以下、公式より

GridView(
    {Key? key,
    Axis scrollDirection = Axis.vertical,
    bool reverse = false,
    ScrollController? controller,
    bool? primary,
    ScrollPhysics? physics,
    bool shrinkWrap = false,
    EdgeInsetsGeometry? padding,
    required SliverGridDelegate gridDelegate,
    bool addAutomaticKeepAlives = true,
    bool addRepaintBoundaries = true,
    bool addSemanticIndexes = true,
    double? cacheExtent,
    List<Widget> children = const <Widget>[],
    int? semanticChildCount,
    DragStartBehavior dragStartBehavior = DragStartBehavior.start,
    Clip clipBehavior = Clip.hardEdge,
    ScrollViewKeyboardDismissBehavior keyboardDismissBehavior = ScrollViewKeyboardDismissBehavior.manual,
    String? restorationId}
)

それでは1つずつみていきましょう!

scrollDirection

スクロールさせる方向を指定します。

これにはデフォルトでAxis.verticalが定義されているので、何も気にせずに実装すれば縦方向のスクロール機能で動作します。

Axis.vertical : 縦方向のスクロール(デフォルト)
Axis.horizontal : 横方向のスクロール

reverse

グリッド内の子要素に与えた表示順序を逆転させます。
デフォルトでfalseが定義されているため、何も気にせずに実装すればchildrenに渡した上から順に表示されます。

ここで注意が必要なのが、1要素ずつ(123...が、321...のように)逆順になるのではなく、グリッド(列または行)単位で逆順になります。

controller

GridViewのスクロールを制限する、ScrollControllerを指定します。

physics

スクロールの物理的挙動を制限します。

適宜以下の設定をすることで、スクロールを制限します。

AlwaysScrollableScrollPhysics() : 常にスクロールする
BouncingScrollPhysics() : スクロールが端まで達した時にバウンドする
ClampingScrollPhysics() : スクロールが端まで達した時に停止する
NeverScrollableScrollPhysics() : 一切スクロールしない

shrinkWrap

GridViewの子要素に合わせてサイズを縮小するかどうかを指定します。

デフォルトでfalseが入っているため、bodyに対してGridViewが渡されている場合、bodyの領域全体がスクロール可能な領域となります。

ただし、trueを指定した場合、子要素のサイズに合わせてGridViewの大きさを縮小します。

padding

GridViewの外側の余白の大きさを指定します。

gridDelegate

GridViewのレイアウトを設定します。
このパラメータはrequiredとなってるため、設定が必須です。
結論、まずはここで以下の2つの制御方法を決定し、GridViewの性質を決めることになります。

SliverGridDelegateWithFixedCrossAxisCount : このウィジェット内のパラメータcrossAxisCountに、主軸と交差する方向に幾つ要素を並べるかを指定します。

SliverGridDelegateWithMaxCrossAxisExtent : このウィジェット内のパラメータmaxCrossAxisExtentに主軸と交差する方向の子要素の最大値を指定します。子要素が親ウィジェットの領域を超える場合、次のグリッドに表示されます。

これらの性質と寄せるために、メソッドとして用意されているGridView.countGridView.extentでも代用可能です。

メソッドについては、後の記事にまとめますね!(いつになるかはわからないけど)

children

グリッド内で表示する子要素をリストで渡します。

dragStartBehavior

GridViewのドラッグ操作のトリガーを指定します。

DragStartBehavior.start : マウスデバイス、タッチデバイスのどちらも対応。子要素のWidgetがクリック(タッチ)されたら、スクロールが開始される。(デフォルト)
DragStartBehavior.down : タッチデバイス向けの設定。子要素がタッチされたら即座にスクロールが開始される。

keyboardDismissBehavior

キーボードが表示されている時のスクロールに対して、キーボードの振る舞いを指定します。

ScrollViewKeyboardDismissBehavior.manual : スクロールを開始してもキーボードは消えない。
ScrollViewKeyboardDismissBehavior.onDrag : スクロールを開始すると、キーボードがしまわれる。

以上!!

GridViewの実装経験豊富な方、ここで紹介できなかったパラメータについて、コメント欄で解説お願いします!!

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