Bunとは
最近Node.jsだったりDenoだったりを調べていて、Youtubeでかわいい肉まんがロゴのBunというJavaScriptランタイムを見つけました。
Bunはバンドラー、トランスパイラ、パッケージマネージャが備わっているJavaScriptランタイムです。
Windowsで環境を構築
早速、Windows環境で環境を構築してみます。
実行環境は以下の通りです。
- Windows 10 / 11
- Ubuntu 20.04 / 22.04
1 WSLのインストール
以下のリンクを参考にWSLをインストールします。
wsl --install
上記のコマンドを管理者権限でコマンド入力をし、WSLをインストールします。
その後、PCを再起動するとWSLを実行できるようになります。
デフォルトでUbuntuがインストールされています。
次に、Ubuntuでユーザー名とパスワードの設定をします。
== 略 ==
Enter new UNIX username: _ユーザー名の設定_
New password: _パスワードの設定_
Retype new password: _パスワードの再入力_
passwd: password updated successfully
Installation successful!
== 略 ==
2 Bunのインストール
続いて、Bunのインストールをします。
インストールしたUbuntu上でおこないます。
まず、unzipが必要なのでインストールします。
sudo apt install unzip
次に以下のコマンドを入力してBunをインストールします。
curl https://bun.sh/install | bash
完了すると以下のような表示が出ます。
bun was installed successfully to /home/<ユーザー名>/.bun/bin/bun
Manually add the directory to your $HOME/.bashrc (or similar)
export BUN_INSTALL="/home/<ユーザー名>/.bun" - ①
export PATH="$BUN_INSTALL/bin:$PATH" - ②
To get started, run
bun --help
上記にあるように$HOME/.bashrcのファイル内に①、②を追記します。
Ubuntu-18.04だとエラーが発生します。
Ubuntu-20.04以上のバージョンで再度、実行をしてみてください。
インストール後、一度Ubuntuを閉じて、再度開きます。
3 bun --helpの実行
再度開いたUbuntu上で以下のコマンドを実行します。
bun --help
問題なければ、以下のように出力されます。
--use <STR> ...
== 略 (オプションのヘルプ表示) ==
-------
bun: a fast bundler, transpiler, JavaScript Runtime and package manager for web software.
dev ./a.ts ./b.jsx Start a bun Dev Server
bun ./a.ts ./b.jsx Bundle dependencies of input files into a .bun
create next ./app Start a new project from a template (bun c)
run test Run JavaScript with bun, a package.json script, or a bin
install Install dependencies for a package.json (bun i)
add @remix-run/dev Add a dependency to package.json (bun a)
remove redux Remove a dependency from package.json (bun rm)
upgrade Get the latest version of bun
completions Install shell completions for tab-completion
discord Open bun's Discord server
help Print this help menu
ここまでできたら、Bunが使用可能になります。
まとめ
以上が簡単な環境構築フローです。
以下のリンクはドキュメントになっています(英語)。
「Table of Contents」の「Using bun with Create React App」を参照すると、簡単にReactのプロジェクトが作成できます。
ぜひ、試してみてください ^ ^