LoginSignup
11
9

More than 3 years have passed since last update.

Coroutines私的メモ3〜Coroutines Flow〜

Posted at

前回の続きとなります

Coroutines Flowとは

Coldデーターストリームの一種

Cold?

RxJavaのObservableにもありますが、データストリームはColdHotに大別できる

Cold

  • 1つの消費者(生産者の対義語)に対して購読関係を結ぶ (=個別に値を流していく)
  • Subscribeするまで値を流さない
  • 通知するデータのタイムラインが購読されるたびに生成
  • 大抵のObservableはCold

スクリーンショット 2019-12-29 14.07.36.png

Hot

  • 複数の消費者(生産者の対義語)に対して購読関係を結ぶ
  • Subscribeしなくても値が流れていく
  • すでに作成した通知するデータストリームに、後から消費者が加わる
  • RxJavaでいうところのConnectableFlowable/ConnectableObserver

スクリーンショット 2019-12-29 14.07.43.png

※上記2つの図はRxJavaリアクティブプログラミングから一部抜粋し、引用させていただきました

導入

def coroutines_ver = "1.3.3"
implementation "org.jetbrains.kotlinx:kotlinx-coroutines-core:$coroutines_ver"
implementation "org.jetbrains.kotlinx:kotlinx-coroutines-android:$coroutines_ver"

CoroutinesFlowの使い方の流れ

  • Flowでストリームを作成
  • (任意)オペレータによる中間処理
  • Flow.collectで値を受け取っていく

Flowの作り方

例としてここでは1から10までのストリームをあげてみます

  • flowOf
private fun getIntFlow1() = flowOf(1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10)
  • asFlow()

Iterable, Iterator, Sequenceに対して使うことができます

private fun getIntFlow2() = listOf(1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10).asFlow()
  • flow {}
private fun getIntFlow3() = flow {
   repeat(10) {
       emit(it + 1)
   }
}

オペレータによる中間処理

Rxにあったfilterやmapなど中間処理の関数をサポートしています
中間処理をする時点ではsuspendではないためこの点も便利ですね

val ints = getIntFlow1()
    .filter { it > 3 }
    .map { value ->
        "Value: $value"
    }
    .drop(1)
    .take(2)

上記では3以上のものをフィルタリングし、文字列に変換し、最初の1つを削除して、その中から最初の2つを選ぶということを行っています

Experimentalなものも未だ多い現状ですが、他にも様々な中間処理が使えますのでこちらのExtension Functionsを御覧ください

Flow<T>.collect

Flow<T>及び途中の中間処理まではsuspend関数ではないのでどこでも定義ができます
一方、受け取り側のFlow.collectはsuspend関数のため、必ずコルーチンスコープ内で実行する必要があります
(逆にスコープの閉じ忘れがない事は利点になる)

val ints = getIntFlow1()
GlobalScope.launch(Dispatchers.Main) {
    ints.collect {
        delay(1000L)
        text.text = it
    }
}

※textはtextView

結果として1からはじまり、10まで1秒ごとにTextViewのtextに代入されViewに表示されていくことになります

Flow<T>.collectIndexed

collectと同様に値も取得できますし、indexも取得できます

さいごに

かんたんにCoroutines Flowについてとりあげました
次は今回は分量上避けていたFlowBuilderのうちの一つであるchannelFlow<T>に着目して取り上げてみたいと思います

参考にさせていただいたもの

11
9
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
11
9