はじめに
2024年の8月になってようやくUnity2019&VRCSDK3のワールドをVCC対応させつつUnity2022にアップデートしたので雑に記録しておきます。
手順としては
- VRCSDK3をVCCに対応させる(SDKのバージョンアップ)
- Unityのバージョンを2022にアップデート
の順番に別々の作業として行います。VCC対応済みの方は1.を飛ばしても構いません
VCCやUnity2022が必要になるのでインストールなどは各自で調べてやっておいてください。インストールについては以下を参考にするといいかも
環境
- Unity2019.4.31f を Unity2022.3.22f1 にアプデ
- VRCSDK3WORLD(バージョンは分からない) を VCC に対応
- Windows11
1. VRCSDK3をVCCに対応させる
1-1. VCCへアップデート
VCCを開きます。
Project
のCreate New Projectの▼
からAdd Existing Project
を選択します。エクスプローラーが開くので任意のプロジェクトを選択しましょう。選択したら一覧にそのプロジェクトが並ぶはずです。
プロジェクトタイプが「Legacy」と表記されるので右側のUpgrade SDK
をクリックします。
ウィンドウにMigrate in place
とMigrate in place(you have a backup)
の2つのボタンがあると思います。
前者がプロジェクトを自動でコピーしてからSDKをアプデで、後者はコピーせずにそのままSDKをアプデします。
事前にバックアップを取っていない場合はMigrate a Copy
を選びましょう。
ちなみにMigrate in place
の場合はボタンを2回押す必要があります。まあ押せば分かる。
しばらく待つとアップデートが終わります。
1-2. エクスプローラーでファイルを削除
アプデが終わったらエクスプローラーでプロジェクトのフォルダまで移動します。
Assets/UdonSharpフォルダ
とUdonSharp.meta
を削除します。.metaファイルが見つからない場合は隠しフォルダの表示がオフになっている可能性があります。
さらにUdonSharpを使っているアセット系(Trigger2to3やiwaSyncやワールド用ペン)も同様にファイルと.metaを削除します。
1-3. VRCSDKのアップデート
削除が終わったらVCCのProject一覧を開き、先ほどのプロジェクトの右側にあるManage Project
をクリックします。
package一覧が開くので、そこにあるVRChat SDK-Worlds
を右側の-ボタンを押した後、+ボタンで追加して入れなおします。
Install Versionが最新になっていれば大丈夫です。
2. Unity2022にアップデート
手順はアバタープロジェクトのアプデとほぼ変わりません。
プロジェクト一覧を開き、アップデートしたいプロジェクトのUnityバージョン部分をクリックします。するとChange Unity Version
タブが開くのでアップデートしたいバージョンを選択します。選択したら'Change to ○○'でバージョンをアップデートします。
SDKのときと同様にMigrate in place
ボタンが出ますので、バックアップの有無でどちらか選択してクリックしてください。
しばらく待つとアップデートが完了します。
何かしらエラーがあった場合は「セーフモードで開きますか?」的なメッセージが出てきます。何かが壊れている・SDKアプデ時に消し忘れがあるなどの可能性があるので確認しましょう。
無事に終わればプロジェクトが通常通り起動します。
後は、SDKアップデート時に消したアセットがあればそれぞれ対応するものを入れなおしましょう。
アプデ後に困ったこと
Unity2022アプデ後にワールドをVRChatにアップロードしようとすると
AssignSceneNetworkId's reported a failure
というエラーが出て困っていました。ネットで調べると出てきますが、以下のサイト等を参考にすると解消されましたので参考に。
おわりに
以上がアップデート手順でした。
VCCがなかった頃と比べると100倍楽に移行作業が済むようになりました。手作業で呻きながらやってた頃が懐かしい。
それでは便利でモダンな良きVRCライフを……。