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AWSAdvent Calendar 2020

Day 3

AWSを使ったLINE BOTの開発(おまけで簡易CIも)

Last updated at Posted at 2020-08-18

はじめに

  • LINE BOTを作成し、実行環境にHerokuを使って使用していた。
  • 業務でAWSを使い始めたこともあり、実行環境をHerokuからAWSに移してみた。
  • ここでは、備忘録も兼ねて、移行の際に行った一部手順についてまとめた。
  • LINE BOTの作成方法や、AWSについては知っていることを前提とする。

構成図

  • 今回のシステムの構成図は以下の通り。

ORION.png

  • 以下の2箇所の構築方法について、次章以降でまとめていく。

ORION3.png

HTTPS化

  • 構成図でいうとこの部分。
  • EC2上で実行しているLINE BOT実行環境(Nginxコンテナ+Flaskコンテナ)へのHTTPS通信のために、ELBをEC2の前に置くことでHTTPS化を行った。
  • ドメイン作成、Route53によるドメイン登録は済んでいるものとして進める。

ORION1.png

セキュリティーグループの作成

  • EC2とELBのセキュリティーグループを作成し、各自に割り当てる。

ELB

  • ELBがAWS外からの通信の受け口となるため、インバウンドルールに以下を追加してセキュリティーグループを作成する。
  • 外からの通信はHTTPS通信のため、ポートは443とする。

sg-1.png

EC2

  • ELB→がEC2へのアクセスのため、インバウンドルールに以下を追加してセキュリティーグループを作成する。
  • ELBとEC2間はHTTP通信のため、ポートは80とする。
  • ELBのセキュリティーグループをソースに指定することで、対象のELB以外の通信は拒否することとなり、セキュリティーが高まる。

sg-2.png

SSL証明書の発行

ELBの作成

ポイント

  • 今回はHTTP通信にしたいので、リスナーは「HTTPS」「443」にすること。

elb1-2.png

  • ELBからEC2へはHTTP通信でかわまないので、ターゲットグループは「HTTP」「80」にすること。

elb5.png

Route 53でドメイン名とELBとの関連付け

  • ELB作成後は、Route 53でドメイン名とELBの関連付けを行う。

手順

  • 該当のホストゾーンの「レコードの作成」から「シンプルルーティング」を選択。

route1.png

  • 作成したELBを選択。

route2.png

  • Aレコードが作成される。

route3.png

Dockerイメージのビルドと格納

  • 構成図でいうとこの部分。
  • 簡易CI/CDを構成してみた。
  • LINE BOTを動かすのに必要ではないが、実行環境のEC2でDockerコンテナを使用しているので、そのDockerイメージのために設定を行った。

ORION2.png

構成手順

ECRでリポジトリの作成

CodeBuildでビルドプロジェクトの作成

  • 設定方法については以下のサイトを参照。
    https://dev.classmethod.jp/articles/20170225-codebuild-docker/
  • ソースプロパイダ(Dockerfileなどのソースを格納するプロバイダ)はGitHub。
  • 以下、ソースプロパイダの種類によるビルド実行について(2種類しか検証できていないです・・・)
ソースプロパイダ 挙動
GitHub Webhookの設定が可能で、「push→CodeBuild起動→ビルドの実行」が可能
CodeCommit 「push→CodeBuild起動→ビルドの実行」を行うにはCodePiplineが必要
  • ビルドを実行するための仕様や設定を書いたbuildspec.ymlを作成する必要があり、書き方のサンプルは以下を参照。
buildspec.yml
version: 0.2

phases:
  install:
    runtime-versions:
      docker: 18
  pre_build:
    commands:
      - echo $IMAGE_REPO_NAME
      - echo $IMAGE_TAG
      - echo $AWS_ACCOUNT_ID
      - echo $AWS_DEFAULT_REGION
      - echo Logging in to Amazon ECR...
      - $(aws ecr get-login --no-include-email --region $AWS_DEFAULT_REGION)

  build:
    commands:
      - echo Build started on `date`
      - echo Building the Docker image...
      - docker build -t $IMAGE_REPO_NAME:$IMAGE_TAG .
      - docker tag $IMAGE_REPO_NAME:$IMAGE_TAG $AWS_ACCOUNT_ID.dkr.ecr.$AWS_DEFAULT_REGION.amazonaws.com/$IMAGE_REPO_NAME:$IMAGE_TAG

  post_build:
    commands:
      - echo Build completed on `date`
      - echo Pushing the Docker image...
      - docker push $AWS_ACCOUNT_ID.dkr.ecr.$AWS_DEFAULT_REGION.amazonaws.com/$IMAGE_REPO_NAME:$IMAGE_TAG

実際のCIの流れ

  • DockerイメージがECRに格納されるまでの大まかな流れは以下の通り。
    • Github上のリポジトリへpush(Dockerfile+buildspec.yml)
    • Code Buildによるビルドの実行
    • 成功するとECRにDockerイメージを格納
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