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Cloud Storageで特定のバケットのみ閲覧させる方法

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はじめに

  • ここでは、Cloud Storageにおいて、特定のバケットのみ閲覧させる方法についてまとめる。

バケットレべルでの設定

  1. GCS Web UI で、制限したいバケット名の一番右にあるメニューをクリックし、[バケットの権限を編集] を選択。
  2. [メンバーを追加] をクリックし、登録したいアカウントを入力し、役割に以下の2つを付与 。
    • ストレージのオブジェクト作成者
    • ストレージのオブジェクト閲覧者

※上記の2つ役割で、特定バケット内でのオブジェクト作成のみが可能になる。
※オブジェクトの削除なども行いたい場合には、登録した2つの代わりにストレージのオブジェクト管理者のみを役割として付与する。

IAM レベルでの設定

  1. Cloud IAM上で左のメニュー内の[役割]をクリック。
  2. [役割を作成]をクリックし[権限を追加]で、storage.buckets.listを選択し、[追加]をクリック。
    (storage.buckets.listの権限はストレージ管理者の中にある)
  3. IAM に戻り、上の方に表示されている[追加]をクリックし、登録したいアカウントを[新しいメンバー]に入力。
  4. 以下の役割を付与。
    • プロジェクトの参照者
    • 2で作成したカスタム役割 (Customの項目内に、名付けた名前で表示される)

※上記の2つ役割で、特定バケットのみアクセス、オブジェクトの作成等が可能になる。
※ ストレージのオブジェクト作成者やストレージ のオブジェクト閲覧者の役割を付与してしまうと、設定した権限がバケットすべてに継承され、他のバケットもアクセス可能になるので気をつけること。

ポイント

  • 今回の設定に関するポイントは以下の通り。
    • IAMレベルではリソース(GCS)に対する権限を設定。
      • リソース(GCS)へのアクセスできるか?
      • バケット一覧を表示できるか?
    • バケットレベルではバケット個別に対する操作権限を設定。
      • オブジェクトを閲覧できるか?
      • オブジェクトを作成できるか?
      • オブジェクトを削除をできるか?
  • IAMレベルで全体を設定し、バケットレベルで個別に設定するということを意識する。
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