Ruby on railsをローカル環境で構築して、学習用に手軽に実行したいときにDockerでの構築手順が面倒だと思いました。
Docked Rails CLIを使うと簡単なコマンドを打つだけで実行環境が構築できてしまうのでとても便利だと思いました。
手順を紹介します。
Docked Rails CLI
手順
このコードは初心者向けにRailsアプリケーションを簡単にセットアップする方法を示しています。以下に簡潔に解説します:
- ターミナルで以下のコマンドを実行します:
- Dockerボリュームを作成し、Rubyの依存関係を保存します。
docker volume create ruby-bundle-cache
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docked
というエイリアス(ショートカット)を作成します。これにより、Dockerコンテナ内でRailsコマンドを簡単に実行できます。alias docked='docker run --rm -it -v ${PWD}:/rails -u $(id -u):$(id -g) -v ruby-bundle-cache:/bundle -p 3000:3000 ghcr.io/rails/cli
- Dockerボリュームを作成し、Rubyの依存関係を保存します。
- 次に、Railsアプリケーションを作成します:
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docked rails new {プロジェクト名}
でアプリを作成docked rails new {プロジェクト名}
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cd {プロジェクト名}
で作成したディレクトリに移動cd {プロジェクト名}
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docked rails generate scaffold post title:string body:text
で投稿機能を自動生成docked rails generate scaffold post title:string body:text
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docked rails db:migrate
でデータベースを更新docked rails db:migrate
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docked rails server
でサーバーを起動docked rails server
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- これで完了です。ブラウザで
http://localhost:3000/posts
にアクセスすると、作成したRailsアプリケーションが表示されます。
この方法を使うと、複雑な環境設定を行わずに、DockerコンテナでRailsアプリケーションを簡単に作成・実行できます。