UWSCの一部の組み込み関数には取得したデータ群を数を返し、実際のデータは特殊配列変数に格納するというものがありました。具体的には以下になります。
関数 | 特殊配列変数 |
---|---|
getallwin | ALL_WIN_ID |
getitem | ALL_ITEM_LIST |
getdir | GETDIR_FILES |
getoleitem | ALL_OLE_ITEM |
これらの関数はすべてアイテム数ではなく実際のデータを格納した配列を返すようになりました。それに伴いこれらの特殊配列変数も廃止されました。
uwsc
cnt = getallwin() // 配列の個数を返す
for i = 0 to cnt - 1
// idはALL_WIN_ID特殊配列変数に格納されている
id = ALL_WIN_ID[i]
print status(id, ST_TITLE)
next
uwscr
windows = getallwin() // idの配列を返す
for id in windows
print status(id, ST_TITLE)
next
UWSCでのこれらの関数はfor-in
にて特殊な動作が実装されていました。
uwsc
// inの右辺でこれらの関数を呼ぶと、変数に直接値が入る
for id in getallwin()
print status(id, ST_TITLE)
next
UWSCRではこれらの関数が配列を返すため、上記コードはそのまま動作します。
uwscr
// 関数がID配列を返すためそのままfor-inが動く
for id in getallwin()
print status(id, ST_TITLE)
next