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ケース別:AI検索ツールを用いた論文調査について

Last updated at Posted at 2023-04-10

はじめに

最近、AIを用いた論文を調べるツールが出ています。
どのような場合にどのツールを使えば良いか、自分なりにケース別に整理してみました。
(※まだBingチャットが利用できていません・・)
なお、今回紹介するツールは全て無料で使うことができます。
今回は 「Find literature on insects and AI(昆虫とAIに関する文献を探す)」というマニアックな文献を探したいモチベーションでツールの違いを見ていきます。

●どのように深堀りしていくか迷っている場合:Perplexity

Perplexityは対話型の対話型のAI検索エンジン。
対話型なので結果を見ながら試行錯誤することが出来ます。

google chromeの機械翻訳機能を使った結果です。画面上位に要点がリストとして表示され、画面下位にソースのリストが表示されます。
image.png

更に画面をスクロールし、リストの下に質問の候補が出て、深堀りの参考になります。
image.png

●論文リストが知りたい場合:Semantic Scholar

Semantic Scholar機械学習を活用した学術文献検索サービス。
image.png

検索結果は以下のようになります(※こちらも機械翻訳結果です)
「TLDR」と記載されているところには、論文の要約が記載されます。
image.png

●気になった論文の概略を知りたい場合:SciSpace

SciSpaceは論文読解をサポートしてくれるツールです。
例えば、Semantic Scholarで「A NEW GENUS OF FLEA FROM NEW GUINEA , WITH NOTES ON CONVERGENT EVOLUTION(ニューギニアからのノミの新属、収斂進化に関する記録)」という論文が気になったとします(どういう内容の論文なんでしょう・・:joy_cat:)。

image.png

この論文をPDFとしてダウンロードし、検索窓にアップロードします。
image.png

「この論文を2行で説明してください」や「この論文の貢献は何ですか」ということをチャットで尋ねて、論文の内容理解を助けてくれます。論文のタイトルにあるように「ノミ」に関する要約が出力されています。
(※chromeの拡張機能のSciSpace Copilotが登場しました)

●気になった論文の関連論文が知りたい場合:Connected papers

Connected papersでは、視覚的なグラフで接続された論文を調べることができます。
image.png

例えば、先程と同じこの論文名を検索画面に入力し、クリックをすると、このようなネットワーク図が表示されます。
「ノミ」の近くの論文として「ダニ」に関する論文が距離が近いことがわかります。
image.png

●参考情報:今回上手くいかなかった場合:ChatGPT(GPT3.5モデル)

プロンプトの勉強不足かもしれませんが、全く「ノミ」に関係ない結果が出てきました。
(GPT4の場合やプロンプトを変えると精度が変わるかもしれません)

image.png

今後

  • まだ「Bing」のAIチャットが試せていないので、試してみたいと思います。

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