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Excelをデータベースのように使ってみた!

Last updated at Posted at 2021-12-13

初めに

初投稿です。
RPAで業務を自動化するとき、インプットとしてExcelファイルを使う事が多いと思います。
AutomationAnywhereでは[Excelの基本操作]と[Excelの高度な操作]というパッケージが準備されており、
普段はこれらの機能で十分自動化を実現できるのですが、ちょっと変わった使い方を紹介出来ればと思います。

事前準備

ODBCドライバの32Bit版を準備

[コントロールパネル]-[管理ツール]-[ODBC Data Sources(32Bits)]に**「Excel Files」の32Bit版**が存在しない場合は
以下のURLよりインストールしてください。
URL:https://www.microsoft.com/en-in/download/details.aspx?id=13255
image.png

データ格納用のExcelファイルを準備する。

1行目は必ずヘッダ情報を設定してください。
シート名がテーブル名の代わりになります。
image.png

ロボットの作成

①**[データベース]-[接続]**アクションを使います。
 接続モードは「デフォルト」に設定します。
 接続文字列は「テキストを入力」を選択し、設定値に
 「Driver={Microsoft Excel Driver (*.xls, *.xlsx, *.xlsm, *.xlsb)};DriverId=1046;Dbq=<対象Excelファイルのパス>;DefaultDir=<作業領域>;」を設定します。
image.png

②DataTable変数に値を取得する場合は
  **[データベース]-[データテーブルにエクスポート]**アクションを
 Csvファイルに値を取得する場合は
  **[データベース]-[読み取り]**アクションを使います。

 Selectステートメントを入力にSQL文を設定します。
 テーブルの代わりに[シート名$$]と記載します。必ず語尾に$を2つ設定します。

 出力結果は「割り当て先」に設定したDataTable型の変数(tblTest)に格納します。
image.png

③使い終わったら**[データべース]-[接続解除]**で接続を解除します。

ロボットの実行結果

上記ロボットを実行すると以下のような結果になります。
image.png

# 最後に
如何だったでしょうか?
フィルタをかけたい場合は
 select * from [Sheet1$$] where 商品コード = 'ACE001'
とwhere句を追加する事で可能です。

insert/update/deleteを行いたい場合も
**[データベース]-[挿入/更新/削除]**アクションを使用する事で実行出来ます。

データベース環境を構築するのは大袈裟だけど、SQLを使ってデータの管理を行いたい!
という需要がございましたら、ぜひ試してみてくださいね!

では、皆様、良いRPAライフをお送りください(^o^)

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