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パソコン未経験者の中級者への道筋
Windows操作の基本(ファイル・ソフト)
Windows とはOS(オペレーティングシステム)の名称。OS とは、物理的な部品であるメモリやCPUやモニターやマウス・キーボード等のハードウェアを操作するためのシステム、ソフトウェアの事。
パソコンの蓋を空けたりするといろいろな基盤や機器が組み合わさっているが、OSは基本的には HDD/SSD に格納されている。電源を入れると、マザーボードという部品に含まれるBIOS(バイオス)という、ハードウェア起動用のソフトウェアが動き、BIOSが OS を探して、それから Windowsが動く。
ソフトウェアはパソコンに電源を入れてから動くもので、物理的な格納場所はCDやUSBやHDD/SSD。WindowsもOSという種類のソフトウェア。WordやExcelは有料のソフトウェア。ChromeやAdobe Readerなどは無料のソフトウェア。
ハードウェアは物理的な機械の事。マウス・キーボード・スピーカー・モニターなどの入出力機器の他、メモリ・CPU・HDD/SSD・マザーボードなどもハードウェア。
パソコンでみんな何をしているのか
仕事でも学校でも、パソコンを使ってデスクワークをしている人達は、種類は違えどみなだいたい同じことをしている。
パソコンを使ってソフト(ソフトウェアの略)を利用して、ファイルを作っている。
例えば建設関連の人達は、図面作成用のソフトを使って、図面ファイルを作っている。
IT業界の人達も、ソフトウェアを作ることが多いけどそれらも細かいファイルが集まった集合体の事をソフトと呼んでおり、仕事で作っているのはファイルになる。
イラスト・デザイン・出版業界の人達などは、イラストレーターソフトやフォトショップソフトを使って、印刷レイアウトファイルや画像ファイルを作るのが仕事だ。
パソコン用ソフトウェアは文字通り無数にあり、それぞれ操作方法や出来る事が多いため、ソフト操作に習熟している事が経験年数やキャリアとして評価されるのが一般的となる。
種類や規模こそ違えど、デスクワークでパソコンを使う目的は、ファイルを作ること。デスクワーク未経験の人も、あまり苦手意識を持たずこの基本的な事を把握しておくこと。
Windowsでファイルを操作する
ファイルを作成するのに、例えば「メモ帳」というソフトがある。スタートメニューのWindowsのアクセサリという場所にあるので起動してみよう。
ちなみに、[ Windowsキー+ R ] で 「ファイル名を指定して実行」ウィンドウを開き、「notepad」と入力してエンターキーを押すことでも起動できる。
「ファイル名を指定して実行」ウィンドウは、Windowsの機能の一つ。ちなみにメモ帳ソフトもWindowsの機能の一つ。
メモ帳に何か文字を入力して、メニューバーにある「ファイル(F)」から「名前を付けて保存」を押すと、保存先の場所を選ぶウィンドウが開かれる。
左側にはツリー表示されて、右側には一覧表示されている。
とりあえず「デスクトップ」に保存しておく。
保存したら、今度は [ Windowsキー + E ] のショートカットを押す。すると、エクスプローラーソフトが起動する。エクスプローラーとは、ファイルを探したり、フォルダ移動したり、ファイルを移動したりするためのWindowsの機能の一つ。このエクスプローラーでファイルを探すのは基本操作なので慣れておくこと。
Windowsのファイル・フォルダ構成
Windowsパソコンは、基本的にはどこにどのようなファイルやフォルダがあるか決まっている。Windowsに限らず、Mac/LinuxなどのOSも、最初からある程度のファイル・フォルダが設定されている。
Windowsの場合は、HDD/SSDを表すCドライブ(シードライブ、C:と表示される)という表示があり、これがフォルダをたどっていくと最上位のフォルダとなる。
Cドライブ直下には、Program Files / Windows / ユーザー などのフォルダがある。これらはWindowsの構成として最初から設定されており、ずっと使うフォルダとなる。
ユーザーフォルダを選択すると、Windowsで設定しているユーザー毎にユーザー名のフォルダが用意されており、そこを選択すると デスクトップ / マイ ドキュメント / ダウンロード などのフォルダが置いてある。
パソコンのデスクトップとは、[ C:\Users\username\デスクトップ ] という特定フォルダのことで、最初から画面に表示されているが、ファイルは HDD/SSD 上の上記のようなフォルダに配置・保存されている。他のフォルダ・ファイルと同様、ファイルの移動や作成ができる。
Windows のファイルとソフトの割当
デスクトップにメモ帳ファイルを保存する時、名前に「ファイル名.txt」とドット文字の後ろにtxtとつけると、Windowsにテキストファイルと判定される。このドットの後につける文字を拡張子と呼び、各ソフト用のデータ形式として定義されている。拡張子が表示されない場合は、エクスプローラーのメニューで「ファイル名拡張子」をチェックすると表示される。
例えば、デスクトップ上の「ファイル名.txt」をダブルクリックすると、自動でメモ帳ソフトまたはtxtを開くのに最適なソフトが起動して、そのソフト上でファイル内容が参照できる。これはWinodwsの仕組みで、どの拡張子のファイルをどのソフトで開くかが設定されているからそのように動いている。
「ファイル名.txt」のファイル上にカーソルを移動して右クリック⇒プロパティを選択すると、全般タブのプログラムの欄に、何のソフトでそのファイルを開くのをデフォルト設定としているかが参照・変更できる。
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