iPhone破損と交換における最適化された引き継ぎプロセスについて
大上段に振りかざしましたが、要は日々の端末がぶっ飛んだときのリカバリで、うっかりやらかしによって、いきなり情報弱者としての立場に突き落とされた際の記録をしておきます。複数持ちだから引き継げていると思ったら大間違いだった・・・。そもそもスイッチが壊れただけだと思っていたので、引っ越しに弱い3rdPartyのバックアップを考える余地がなかった・・・
機器交換までは順調だった・・・
Apple製品ですから、🍎の愛用者ならiCloudのバックアップがアルファでオメガではあるのですが、やはりサードパーティのバックアップが間に合わなかった。正直うっかりしていました。個人的にはスマートフォンの
ぶっ壊し経験が皆無に等しく、またモバイル端末の毎年買い換えるのが趣味でもなくとにかく経験値が
低いので、ひどい目にあってしまいました。回復に至るまでがひどかった順に書いていきます。
FreeOTP
一切バックアップなんかされてません。全部消えました!!!!
回復方法?そんなものないみたいですね。 かなりやばいです。もうこれは駄目なので諦めています。これに全部入れてあったら泣きです。まあ、あまり重要なアカウントはそんなに入れてなかったとおもう。というか分かったときには結構やばいので、MFA化アカウントを総ざらいして探します。
FreeOTPのバックアップは自己責任です。気をつけましょう。
先にこれを読んでおけばよかった。
https://gist.github.com/kontez/05923f2fc208c6bbe3de81f28de571db
LINE
「お前なんかもう使ってやるものか」という気になる程のリカバリ不能ポイントが多い世界屈指のハマりポイントをいくつも持つSNSです。恐らく日々ブッコワシノリカエ新規機材を取っ替え引っ替えマトモナジャナイガジェクラの常識なんだろうなと思いつつ、いざ自分の番が来ると痛いものです。
何が駄目だったの? → 以前の常識ではSMS認証だけですべてが完結しているので
「メールアドレスとパスワード」というMFA要素をつけられていたのをすっかり失念していて
そのアドレスがはっきりしないまま「使用状態に?」「なぜかなっていてる?」という状況でした。
ありえない・・・そんなことがあっていいのか。
MFAの要素は定期的に有効性チェックをしているサービスが
ほとんど(Googleなどはしつこいほどに来ます)が
LINEはそんな事全然 やりません。
そもそも設定したとか確認メールが来た覚えがないんだが吾輩
LINEの問題点はモバイル端末だけに
認証サービスの基本を預けているくせに
最近妙にメールアドレスの確認だなんだと
うるさくなってアカウントの引き継ぎを邪魔します。
仕事にはあまり影響がなくどうでもいいので
アカウント作り直しですが、これを仕事の中核に
置くのは、プライバシーの問題を無視してあげても
不可能でしょうねぇ。まともなアカウント復旧が
できないんだもの。10年前のマイクロソフトアカウントに
比べるとちょっとマシな程度に思えるほど駄目です。
Authy
マルチデバイスでアカウント情報はしっかり生きていてFreeOTPのようには消えてないんですが、昔出来たはずのこのところはバックアップキーの登録ができなくなっています。 結構手間取ります。 前はうまく行っていたんですがねぇ。 Twilioのアカウントがどうたらとか変なHELPが出ますが、あくまで AUTHY は AUTHY というモバイル向けのソフトウェアトークンだけだと思う。そもそもこの手のバックアップキーを手入力させる時点で詰みますよね👴👵🧓。間違えやすい。ニンゲンは12文字のランダムなパスワードを覚えるには賢すぎてて駄目です。覚えてられない。 そしてこのパスワードはiOSでは管理されないようです・・・
→ 21:30 結局なんとかなったので経緯を書きましょう。追記マルチデバイスリストには残骸が結構あったので消しました。
正しい手順としては以下の通り:
注意:新しくなった iPhoneの作業は 青で、
まだAuthyが普通に機能している側のスマホでの作業を赤で書きます。
* 右上 ⚙ ⇒ 最下段 Devices ⇒ Allow Multi-Device を ON(🟩◯) に
* インストールされている Authy を削除
* Authy インストールし直し
* SMSの電話番号を入れてアカウント紐付けを戻します。
* 右上 ⚙ を押して、My Account を開き
* ペイン最下の中央 Accounts を開いて
* Change Password で作り直し。
* 暗号化で閉じられている2FAアカウントアイコンを選んでタップ
* パスワードを尋ねられるので先程入れたパスワードを入れる
マルチデバイスに紐付けができるので、予備機に全部入れとくのがいいです。
とにかくバックアップがないと詰みます。
Microsoft Authenticator
LIVE.COM/Outlook.com のマイクロソフト管理のアカウントはほぼ問題がありません。そりゃそうですよね。いわゆるパソコンが主力であって他社端末に依存してビジネス成立するわけがありませんから。しかし Authenticatorもやや手間がかかります。 Authyほどではなくバックアップは他の認証手段で出来るので詰みにくいです。 MFAが一般になる前、パスワードを失念しただけでも Microsoft Accountの復活は容易ではなかったのでそれに比べたらデバイス交換が原因でハードウェアキーが失われたくらいでは困りません。ただ・・
なんで 今現在、
Authenticator というアプリを設定しようとするのに、
そのアプリが設定されてないと出来ない認証方法で
本人確認をとろうとするのか
「缶切りがないと開かない缶の中に缶切りが入っている」なんて表現そのままです。まあ複数持ちでそういう設定をしている人もいるんでしょうが・・・