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OpenShiftでProgressive Deliveryやってみた!(Argo Rollouts基本編-GUI)

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背景

こちらの記事は以下の記事の続きとなりますので、背景や前提となる作業は以下の記事をご参照ください。

OpenShiftでProgressive Deliveryやってみた!(Argo Rollouts基礎編-CLI)

試行

マニュアルの以下のページに記載されている通りArgo Rollouts Kubectl plugindashboardコマンドを利用することで、コマンドを実行した端末の3100番ポートからダッシュボードにアクセスすることが出来ます。

UI Dashboard

前回の記事に記載している通りArgo Rollouts Kubectl pluginは公開されているコンテナ・イメージを使用して実行するため、dashboardコマンドを指定してdocker runする際にコンテナの3100番ポートをホスト側(WIndows)の3100番ポートに公開することでダッシュボードにアクセスすることが出来ます。

  • dashboardコマンドを実行
PS D:\git> docker run -p 3100:3100 -v C:\Users\YASUYUKIKUBOTA\.kube\config:/.kube/config quay.io/argoproj/kubectl-argo-rollouts:master dashboard --insecure-skip-tls-verify
time="2021-07-08T04:59:47Z" level=info msg="Argo Rollouts Dashboard is now available at localhost 3100"
  • ダッシュボード(localhost:3100)にアクセス

以下のようにダッシュボードにアクセスすると指定された名前空間のRolloutリソースが表示されます。

image.png

  • Rolloutの詳細を表示

表示されたRolloutをクリックして詳細を表示することが出来ます。
image.png

この情報は前回の記事内でget rolloutコマンドを実行してCUIで表示していた以下の情報とほぼ同等ですが、ダッシュボードのほうが以下の情報が追加で表示されるようです。
image.png

- 最後に指定されたコンテナ・イメージのURI
- 各Revisionが参照するコンテナ・イメージのURI
- `Rollout`リソースで指定したStepsの詳細

さらに、前回の記事ではArgo Rollouts Kubectl pluginのコマンドで実施していたPromoteAbortについてもGUIのボタンから実行できるので非常に便利です

image.png

試しに前回のPromoteの手順を実施してみました。

  • Rolloutが参照するコンテナ・イメージの変更

Containersセクションの鉛筆マークをクリックします。
image.png

参照しているコンテナ・イメージのタグをredからblueに変更して、SAVEをクリックします。
image.png

SAVEボタンがSURE?ボタンに変わるので再びクリックします。
image.png

  • Rolloutの状況を確認
    新しいRevision 4が作成されて、重みが20%に設定されたところでPauseしていることがわかります。
    image.png

  • Promoteの実行

Pauseの状態になると上部のツールバーボタンのPROMOTEが活性化されるのでクリックします。
image.png

PROMOTEボタンがSURE?ボタンに変わるので再びクリックします。
image.png

  • Rolloutの結果を確認
    Promoteが開始され後続のStepが実行されます。
    image.png

しばらくしてRevision 4の重みが100%になりstableになるとRolloutは完了です。
image.png

まとめ

前回の記事に記載したArgo Rollouts Kubectl pluginのコマンドで実施していた作業がすべてダッシュボードのGUIからも実行できることが確認できました。
コマンドを覚える必要がない上に表示される情報もCLIの情報よりも多く便利であることがわかりました。

次の投稿ではPrometheusと連携することでCanaryのメトリクスを分析し、分析結果を元にPromoteするかAbortするのかを自動的に判断させる方法を確認したいと思います。

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