#はじめに
自分は、現在スタートアップで自社プロダクトの開発を行ってます。
しかし、今の会社に転職するまでは新卒の頃からずっと客先に常駐して仕事をしていました。
約3年半で5つの現場(プロジェクト)を経験してきました。
そんな自分が客先常駐で働く上で意識していたことや、やっていたことを共有したいと思います。
#対象者
多くのエンジニアは今でもお客さん先に常駐して働くというスタイルを取っていますし、経験が浅い最初は現場で経験をまずは積むといった心がけてエンジニアになる人も多いと思います。
今回はそういったエンジニアにこれからなろうと思ってる人や既に現場で仕事をしてるけどまだ経験が浅いエンジニア向けの記事になります。
#前提
あくまで個人的経験に基づいた内容なので全ての現場に共通する内容ではないです。
一例として見ていただければ幸いです。
#自分が経験したプロジェクト
自分がどのような現場に常駐していたのかをざっくり簡単に書きます。
・自動車メーカーのメータ制御開発(C言語)
・銀行のネットバンキングのWebシステム開発・DBのバッチ対応(C言語、SQL)
・AndroidTVのブラウザ開発(C++)
・Androidのおサイフケータイアプリの開発(Java)
・化学メーカーの容器管理システム開発(PHP)
#生き抜くためのマインド
###①言われたことをまずはきちんとこなしてプロジェクトに必要な人間になる
当たり前のことですが意外とできていない人が多いなぁと今までの現場を経験して思ったのであえて一番最初に書きます。
まずは特別なこととかをする必要はなく言われたことをちゃんとこなせるようにしましょう!
現場に常駐する時は、この気持ちを持つことが一番大事だと自分は思ってます。
###②インプットとアウトプットをはっきりさせる
仕事をこなす上でまず何を実現したいかをはっきりさせます。
例えばAさんは、リーダーに仕様差分の抽出を行って欲しいと仕事を振られたとします。
例えば、インプットとアウトプットは以下とします。
インプット:仕様書
アウトプット:仕様書差分の結果を抽出したExcel
とします。
インプットとアウトプットがはっきりしていれば自ずと必要な情報が見えてくることが多いです。
インプットは、比較元と比較先の仕様書の格納場所を知ること。
アウトプットは、抽出結果のExcelの格納場所を知ること。
###③5分〜15分悩んだら質問する
経験の浅い状態で分からない場合は、だいたいいくら悩んでも解決しないことがほとんどです。
分からないことはちゃんと質問しましょう。
ただ質問の仕方は考える必要があります。
口頭で質問するほどのことでなければチャットなどで質問。
分からないことに対して自分がどこまで理解しててどこが分かればそれを解決するかをなるべく具体的に書いて質問するといいです。
質問すること自体は悪いことではないですが、相手の時間を奪うことにもなるので質問の仕方には気をつけましょう。
###④できる限り質問は口頭ではなくチャットなどで行う
これは個人的に仕事してて感じたことです。
口頭で質問して聞いた内容ってその時は理解してても時間とともに忘れていきます。
もちろんメモするって言うのも一つの案ですが現場のPCがノートPCじゃない場合は手書きになりますし、手書きでのメモは思ってる以上にしんどいです。
もちろんノートPCだったら口頭で聞くとき聞きながらメモ取るのもアリ。
チャットで質問のやり取りをすると後で似たようなところでつまづいた時に過去のログを追えば解決するってケースも結構ありました。
なので個人的にはチャットでの質問をオススメします!
###⑤質問する相手や頼れる人をきちんと見定める(仕事できる人と仕事できない人を見定める)
要領よく仕事するならこれは欠かせないです。
悲しいかな。。。現場によっては仕事できない人も普通にいます。
仕事できない人ってなんとなく一緒のプロジェクトで仕事してたら分かっちゃうものです。
自分も仕事できないって見られてた時代がありますし、プロジェクトに全然貢献できなくて契約切られた経験もあります。
そういった人にリーダーやマネージャーは、仕事をあまり振ってくれません。
リーダーやマネージャーはプロジェクトの成功を第一としています。
なので、どれだけタスク抱えてても優秀な人に仕事を振りますし、仕事できない人には仕事を任せられないと言うのが本音です。
そういった人はだいたい契約切られて終わります。。。
中規模・大規模なプロジェクトだと現場長い人やシステムについてよく知ってる人は必ずいます。
なのでちょっと残酷ですが、現場で頼れる人、この人に聞けば間違いないって人を見つけましょう!
###⑥報告・連絡・相談はこまめに行う
経験が浅いうちやプロジェクト参画したての時は、できる限りホウレンソウはこまめに行いましょう。
もし問題が起きていてもアラートを早めに出すことで問題が大きくなる前に解決することができます。
昔、報告が遅い人がいてリーダーが確認したら依頼してた仕事と認識がずれていて全てやり直しになって他のプロジェクトメンバーも手伝ってなんとか終わらせたといったケースもあります。
ホウレンソウが遅れることで万一問題が発覚した時、他のプロジェクトメンバーにかける被害も大きくなるので注意が必要です!!
###⑦疑問に感じたことははっきりさせよう
これは人に寄ると思うのですが自分は疑問に思ったこと、感じたことははっきりさせないと気が済まないタイプなので書きました。
仕事をしているとふとこれってなんでこういうやり方なんだろうとか疑問に思うことがよくあります。
そういったのを疑問のまま進めていくと思わぬところで間違ってたりすることがあります。
リーダーやマネージャーも完璧ではないので指示が間違ってることも往々にあります。
そう言った時、素直に疑問に思ったことをぶつけてみると良いです!
自分が疑問に思ってたことがきっかけでバグを見つけられたりもっと効率いい方法が見つかったりといい方向に転ぶことも多々あります。
その疑問はプロダクトの品質を良くすることも往々にあります。
#終わりに
正直、少し考えれば分かることとか当たり前に思えるようなことばかりです。
でも思ってる以上にそういった基礎的な部分ができていない人も多いですし、そこができていればもっと評価されるのになぁという人をたくさん見てきました。
だからこそこれからエンジニアになってプロジェクトに参画する人、現在プロジェクトに参画して頑張ってる人に向けて改めてこのような形で発信しようと思いました。
Twitterでも色々発信してるのこちらももし良ければよろしくお願いします🙇♂️
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