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AWS AnalyticsAdvent Calendar 2023

Day 14

QuickSightで動的に変更可能な2重軸グラフを作りたい

Last updated at Posted at 2023-12-13

やりたいことはタイトルのとおりです。同じように困ってる人のお役に立てれば。

QuickSightとは

せっかくなのでAmazon BedrockChat PlaygroundからAnthropic社のClaudeV2.1を使ってサマリを生成させてみました。


Amazon QuickSightは、クラウドネイティブのビジネスインテリジェンス(BI)サービスです。大規模なデータセットを高速に可視化し、ダッシュボードとして共有することができます。

主な特徴は以下の通りです。

  • 大容量のデータをリアルタイムに分析し、結果を直感的なダッシュボードとして表示
  • 機械学習を活用した予測など、先進的な分析機能を備えている
  • AWSのマネージドサービスとして提供されており、インフラ構築不要で使用できる
  • 柔軟な課金方式で利用料金を最適化できる
  • 様々なデータソースや外部ツールと容易に接続が可能

QuickSightは、ビッグデータ分析やデータドリブンな意思決定に最適なBIツールとして、Fortune500を含む大手企業での導入実績が豊富です。コストパフォーマンスと拡張性にすぐれたサービスと評価されています。

このようにQuickSightは、データ分析を促進しビジネス洞察を加速する強力なソリューションを提供しています。


※正確にはこちらを参照ください。


さて、まずはサンプルデータを準備しましょう。 「九州の地域、販売数(5桁)、売上(8桁)、利益(7桁)、人件費(6桁)、光熱費(6桁) の項目を持った1000件のテストデータをcsvで作成して」と生成系AIにお願いしてサクッと作成。

こんなデータが生成されました。
image.png


まずは固定の2重Y軸グラフを作ってみる

サンプルのcsvデータをQuickSight(以降はQSと略します)にアップロードしてデータセットを作成します。

QSの左のメニューからデータセットを選択し「新しいデータセット」をクリック
image.png


ファイルのアップロードをクリックして、ファイルを選択してアップします。
(自分が持っているデータをその場でアップロードして使えるのは便利)
image.png


アップロードが完了するとデータの一部が表示されるので、「設定の編集とデータの準備」をクリック。
image.png


この画面で別にアップロードしたデータとのJOINとかフィルタリングなどもできて便利
データは大丈夫そうなので右上の「発行して視覚化」をクリック
image.png


そのまま左の「インタラクティブシート」を選択して「作成」
image.png


はい。データの生成からここまで10分もかかりません笑!
image.png


ビジュアルのところから「折れ線グラフ」を選択します。
今回はX軸に「地域」
Y軸に相当する値2部分に「販売数」と「売上」の2つを選択しました。(2重軸なので)
販売数の右の点線をクリックすると小ウィンドウが表示されますので、そこでこの値をY軸の左を基準に表示するか、右を基準に表示するか選択をします。
image.png
image.png


はい。2重Y軸グラフできました!
image.png

Y軸を動的に選択させたい!

今回地域はX軸に使っているので、残りの販売数、売上、利益、人件費、光熱費をY軸の左右で自由に選択させたい!

生成する中で大事なキーワードはこちら。


まずはメニューから「パラメーター」を選択します。パラメーターの「追加」をクリック

image.png


Y軸左を定義していきます。新しいパラメーターの名前を「PalamL」、静的デフォルト値を「販売数」として作成。
image.png

作成されるとポップアップが出てくるので「コントロール」をクリック
image.png

ここで項目を選択するドロップダウンメニュー(コントロール)を定義します。
名前をわかりやすく「Y軸左」、スタイルはドロップダウン、値にフィールドの項目名を入力します。
最後のデフォルト値が設定されている…にチェックします。
image.png

同様にY軸右も作成していきましょう!パラメーターの追加から〜
image.png

コントロールを追加します。ここではY軸右。
image.png

そうそう、コントロールを追加する際のポップアップを閉じてしまった場合には「パラメーター」で作成したパラメーター名の右の点線メニューをクリックすると「コントロール追加」が出てきます。
image.png

次に、「計算フィールド」を作成します。QS画面の左上にあります。
image.png

まずはY軸左の計算フィールドを追加します。
計算フィールドを使ってswitch関数でどの項目を表示させるかの分岐を定義します。
image.png

同様にしてY軸右の計算フィールドを追加します。
image.png

※ここで重要なのは選択される各項目のデータ型が一致している事が重要です。これが一致していないと保存のときにエラーになります。


さてうまくいくと左側に今作成した計算フィールド「Y軸右」と「Y軸左」が追加されます。

image.png


一番最初の2重Y軸の手順で作成した計算フィールドを追加します。
image.png

Y軸左は左側に表示、Y軸右は右側に表示するよう設定します。
image.png

ということで完成しました!
image.png

今回試しながらメモ代わりに記載したので細かく機能の説明はしていませんが、画面ショットで流れは理解頂けるかなと思います。
同じ悩みのユーザーのお役に立てれば幸いです。
最後に殴り書きでごめんなさい。

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