JavaScriptのフリーランス求人・案件について
JavaScriptのフリーランス求人・案件の業務委託における月額相場単価は、作業時間の目安を週5常駐で月140~180時間とした場合、60~80万円程度です。
JavaScriptのフリーランス求人・案件の平均単価は70.5万円、中央値単価は70万円、最高単価は500万円、最低単価は10万円です。(※調べ/2024年07月)
JavaScriptのフリーランス求人・案件の実務経験年数に応じた単価相場は以下の通りです。
・JavaScript経験1年未満:35万円前後 (年収420万円)
・JavaScript経験1年~2年:42万円前後 (年収504万円)
・JavaScript経験2年~3年:60万円前後 (年収714万円)
・JavaScript経験3年~5年:70万円前後 (年収840万円)
・JavaScript経験5年以上:84万円前後 (年収1008万円)
JavaScriptはオブジェクト指向のスクリプト言語のひとつです。
JavaScriptと名前の似ているJavaは、名前が似ているだけで全く別のプログラミング言語です。
JavaScriptは、PYPL IndexのGoogle検索エンジンにおいて話題になったプログラミング言語として3位に位置しており、人気のプログラミング言語であることなどが挙げられます。
現在ほとんどのWebシステム開発に用いられ、動きのあるリッチなUIを実現する際に、HTML/CSSだけでなくJavaScriptを用います。世界のWebサイトの約80%にJavaScriptやJavaScriptのライブラリであるjQueryが用いられています。
今後JavaScriptの進化によりWebサイトだけでなく、スマートフォンアプリの開発などにも用いられるようになり、さらなるニーズが生まれることが予想されます。
JavaScriptの特徴として、ブラウザに実行環境が搭載されていること、フロントエンド・サーバーサイド両方開発が可能であること、JavaScriptフレームワークが豊富であること、初心者でも比較的学習や習得しやすいこと、オブジェクト指向であることなどが挙げられます。
JavaScriptの特徴を具体的に見ていきましょう。
JavaScriptは、ブラウザに実行環境が搭載されています。Ruby、PHP、Pythonなど他の言語は実行環境を自分で整える必要がありますが、JavaScriptは必要ありません。
JavaScriptは、Internet Explorer、Microsoft Edge、Chrome、Firefox、Safari、Operaなど、ほぼすべてのブラウザにおいて最初から実行可能です。
JavaScriptを活用したフロントエンドの場合、Angular.js、React.js、Vue.jsというJavaScriptフレームワークを用いた開発を行い、よりモダンで高機能なWebサイト作成が可能です。
JavaScriptを活用したバックエンドの場合、Node.jsというサーバーサイドJavaScriptエンジンを用いて、非同期通信の根幹となるsocket操作を軸にシステム処理を実行します。
JavaScriptはフレームワークが豊富です。
JavaScriptを学習する上でフロント開発であればAngular.js、React.js、Vue.js、jQueryの習得に挑戦しましょう。
JavaScriptを学習する上でバックサイド開発であればNode.jsの習得に挑戦しましょう。
JavaScriptを学習する上でネイティブアプリ開発であればReact(React.js)の習得に挑戦しましょう。
JavaScriptはオブジェクト指向を主体とするプログラミング言語です。
しかし、JavaScriptのオブジェクト指向はJavaと比較すると実装方法が違います。
JavaScriptはプロトタイプベースであるのに対して、Javaがクラスベースです。継承の方法などに違いがあるため、学習する際は注意しましょう
JavaScriptはWebサイト、Webアプリ、バックエンド、デスクトップアプリ、モバイルアプリなど、ブラウザ、サーバー、デスクトップ、スマートフォンまで様々な開発に活用することができます。
JavaScriptを使って開発されたサービスは、はてなブログ、ビズリーチ、メルカリ、グノシー、CAMPFIREなどがあります。
■JavaScriptを活用するメリット
JavaScriptを活用するメリットをご説明します。
JavaScriptにはどのようなメリットがあるのかしっかり理解しましょう。
・環境構築が不要
JavaScriptを活用するメリットとして環境構築が不要であることが挙げられます。
JavaScriptはブラウザにJavaScriptの実行環境が搭載されているため、ブラウザがあれば実行できます。JavaScriptはGoogle Chrome、Safari、Internet Explorer、Microsoft Edgeなど、ほとんどのブラウザで実行可能です。
・フロントエンド開発とバックエンド開発、両方開発可能
JavaScriptを活用するメリットとしてフロントエンド開発とバックエンド開発両方開発可能であることが挙げられます。JavaScriptはフロントエンド開発のみでしたが、Node.jsというプラットフォームが開発されたことによりサーバーサイド開発も可能になりました。
そのため、両方開発できることはJavaScriptの最大の特長でしょう。
・豊富な情報量
JavaScriptを活用するメリットとして豊富な情報量であることが挙げられます。
JavaScript関連の不明点やスキルを向上させた場合、インターネットで検索すると数多くの情報が出てきます。さらに日本語での情報量が多く有益な情報を簡単に得ることができます。
・学習コストが低い
JavaScriptを活用するメリットとして学習コストが低いことが挙げられます。
情報量が豊富であるというメリットとも関連しますが、ほとんどの情報は日本語検索できることや多くのプログラミングスクールでJavaScriptの習得が可能であることなどを考慮するとJavaScriptにおける学習コストは低いでしょう。
なお情報がほとんど出回っていない、英語でしか習得における情報が取得できないなどの要因により特に近年流行しているプログラミング言語は学習コストが高い傾向があります。
・JavaScriptフリーランス求人・案件が豊富
JavaScriptを活用するメリットとしてJavaScriptフリーランス求人・案件が豊富であることが挙げられます。
JavaScriptは上記理由により多くのWeb開発などに活用されており、JavaScriptフリーランス求人・案件が豊富です。JavaScriptフリーランス求人・案件数が多いとその分案件に参画できる可能性も高まります。
■JavaScriptを活用するデメリット
JavaScriptを活用するデメリットをご説明します。
JavaScriptの習得を検討しているフリーランスエンジニアの方などは参考にしてみましょう。
・処理速度が遅い
JavaScriptを活用するデメリットとして処理速度が遅いことが挙げられます。
JavaScriptはコンパイル不要なスクリプト言語です。コンパイルが不要ですが実行時にはプログラムを解析し、翻訳が必要です。そのためJavaScriptの処理スピードが他プログラミング言語と比べ遅い傾向にあります。
処理速度はコード記述量を少なくすることなどで速度を上げることも可能です。
・ブラウザによって動作が変化し得る
JavaScriptを活用するデメリットとしてブラウザによって動作が変化し得ることが挙げられます。
JavaScriptはブラウザ上で動作するプログラミング言語ですが、使用するブラウザによって動作や挙動が異なります。そのため、各ブラウザで同様の動作を行うにはテスト作業も必要であり余分な労力が発生します。
■JavaScriptフリーランス求人・案件動向
JavaScriptはフロントやサーバーサイド開発両方出来る特徴も持っていたり、人気のプログラミング言語です。
JavaScriptのフリーランス求人・案件において、代表的な求人・案件を説明します。
Webサイト開発
JavaScriptは、世界中のWebサイトで活用されています。
JavaScript以外にも、HTML/CSS、jQuery、PHP、WordPressを組み合わせて、ユーザビリティが高く売上が最大化されるWebサイトを作成します。
JavaScriptはWebサイト開発で使用するため、その周辺で関わっているフロントエンドエンジニア、マークアップエンジニア、Webデザイナー、Webディレクターなどが必要とするスキルです。
・スマホゲーム&スマホアプリ開発
JavaScriptは、スマホが世界的に普及してきたことによりWebサイト開発以外にも使われています。
主にスマホゲームやスマホアプリ開発などスマホ市場でJavaScript案件が増えています。
特に、React Native(ハイブリッドフレームワーク)を使用したJavaScriptフリーランス求人・案件がが増えています。
JavaScriptエンジニアとして、スマホゲームやスマホアプリ開発に興味/関心があるのであれば、挑戦してみることをおすすめします。
・Webシステム開発
JavaScriptは、SaaS開発、Webアプリ開発、ECサイト開発をすることができます。フリーランス求人・案件によっては、高単価の獲得できるものもあります。
しかし、高単価を獲得する場合、JavaScript以外にもRuby、PHP、Python、Javaなど複数のプログラミング言語スキルや開発周辺で必要になる開発スキルを求められることがほとんどです。
・ブロックチェーン開発
Javascriptは様々なブロックチェーンのライブラリが多数出ており、Ripple、Bitcoin、Ethereum等数多くのブロックチェーンのトランザクションへの署名・アドレス生成処理などで活用されています。
2020年現在、JavaScriptを活用したブロックチェーン自体の開発求人・案件はあまりないです。
多くのフリーランス求人・案件は、ブロックチェーン関連のシステム開発や仮想通貨(暗号通貨)取引所の開発などです。
JavaScriptを活用したブロックチェーン開発のフリーランス求人・案件に参画を希望している場合、ブロックチェーン技術や仮想通貨に知見がある人を求められる傾向にあります。
JavaScriptフリーランス求人・案件の単価を決定する要因は、
・JavaScript自体での開発経験年数
・Node.js、Vue.js、React(React Native)、Angular(AngularJS)などのフレームワークを用いた経験
・JavaScriptをスクラッチで書いた経験がある
などがあり、これらの条件をより多く満たす場合に通常と比べて比較的高単価での受注が可能になる場合が多いです。
ITフリーランスエンジニアのお仕事検索サイト-フリーランススタート-ではJavaScriptのフリーランス求人・案件が多く掲載されており、カンタンに仕事を見つけることができます。ぜひ一度フリーランススタートでJavaScriptのフリーランス求人・案件の仕事探しをしてみてください。
■JavaScriptのフレームワーク
JavaScriptのフレームワークは、React、jQuery、AngularJS、Vue.js、Backbone.js、Knockout.jsがあり、簡単に解説します。気に入っている/興味や関心があるJavaScriptフレームワークは積極的に活用していきましょう。
JavaScriptのフレームワークを紹介する前にフレームワークについて解説します。
フレームワークは、プログラミングにおいて、特定のOSのためのアプリケーション標準構造を実装することに使用されるライブラリやクラスの集合体を指します。
JavaScriptフレームワークを使うことにより短期間で効率良く開発を行うことができ、かつコスト削減やバグ減少なども効果もあります。
・React
Reactは、2015年3月に登場し、Facebookで開発されたJavaScriptライブラリです。また、Reactをフレームワークと称されることも多いです。
ReactはReact.jsやReact.JSと呼称されることもあります。
Reactの特徴として、MVCのViewに特化して、状態を保持するUIコンポーネントを簡単に作成できます。
Reactはレンダリングが高速、管理がラク、見やすい設計であり、かつカスタマイズ性も長けており、大規模なアプリケーション開発に適しています。
その他Reactは高速で動作するため、SPAが十分動作可能なライブラリという特徴もあります。
Reactは、Facebook、Instagram、Airbnb、Atomなどで採用されています。
・jQuery
jQueryは、JavaScriptのライブラリです。JavaScriptのライブラリでも歴史が古く、現在も人気があります。
jQueryは、主にWebサイト制作やWebアプリケーション開発に頻繁に使用されます。
jQueryは、JavaScriptよりも短いコードで実装できるため、簡易版として使用出来ることが最大の特長です。
その他、豊富なプラグインがあることや、ブラウザごとの挙動を吸収するため、各ブラウザの対応が不要などの特長もあります。
・AngularJS
AngularJSは、Googleが開発した多機能なJavaScriptフレームワークです。
JavaScriptフレームワークで、多くのJavaScriptエンジニアが利用しています。
なお、Angularは、Googleと個人や企業のコミュニティにより開発されているTypeScriptベースのフレームワークです。
AngularJSの特長は、複数のコンポーネントとしてWebアプリケーションを組み立てるコンポーネント指向で、機能単位で実装を分離が簡単であることなどが挙げられます。
AngularJSは、サーバーと連携する機能もあり、Webアプリ開発はおおよそ何でも可能です。
特にシステムの管理画面系アプリケーションやページ数が多くないWebアプリケーションに向いているでしょう。
・Vue.js
Vue.jsはEvan Youさんが開発したUI構築のためのJavaScriptフレームワークです。AngularJSやReactと比較してフレームワークの規模が小さく、学習コストが低いため多くのエンジニアに重宝されています。
Vue.jsは、MVVMを採用しレンダリングが高速かつ、ファイルサイズが軽量などの特長があります。
Vue.jsはパフォーマンスの良さからSPA開発で使用されることが多く、DeNAやGMOペパボなど企業のWebサイトなどで採用されています。
・Backbone.js
Backbone.jsは、2010年に公開されたJavaScriptフレームワークです。
Backbone.jsはシンプルなJavaScriptフレームワークであり、AngularJSがフルスタックフレームワークとは大きく異なります。
Backbone.jsは、 jQueryなどと併用して活用することが多く、他JavaScriptフレームワークと比較して設計の自由度が高い特長があります。
Backbone.jsは、LinkedIn、Groupon、WordPress.com、Trelloなどで活用されています。
・Knockout.js
Knockout.jsはUI構築のためのJavaScriptフレームワークです。
Knockout.jsはJavaScriptの構文を引き継いだ形で記述可能です。
Knockout.jsマークアップの変更に長けていたり、冗長なidやclass設定が要らなくなるなどの特長があります。
その他Knockout.jsはAngularJSと比較すると機能がシンプルでかつ軽量という特長があります。
■JavaScriptのリモート・在宅求人・案件について
JavaScriptのフリーランス求人・案件は、基本的に常駐求人・案件であることが多いため、現段階ではリモート・在宅求人・案件はあまりないでしょう。
しかし、JavaScriptを用いたWebページ制作、Webアプリ開発、スマホアプリ開発、ゲーム開発などフリーランス求人・案件によっては、リモート・在宅求人・案件はあります。
JavaScriptスキルを活用してリモート・在宅求人・案件での参画を希望しているエンジニアは探してみましょう。
なお、JavaScriptスキルを実務で活用したことがないエンジニアは、リモート・在宅求人・案件を見つけることは難しいでしょう。
常駐でJavaScript開発を数年ほど経験し、徐々にリモート・在宅求人・案件に切り替えるようにしましょう。
■JavaScriptでの週2日、週3日フリーランス求人・案件について
JavaScriptにおける週2日、週3日フリーランス求人・案件について解説していきます。
JavaScriptの週2日、週3日フリーランス求人・案件は一定数存在します。
また、2018年に副業が解禁されてから現在に至るまで徐々にJavaScriptフリーランス求人・案件数が増加している傾向にあります。
週2日、週3日でも月収70万円や80万円を超える、高単価なJavaScriptフリーランス案件・求人が多いです。
週2日、週3日稼働は、複数のJavaScriptフリーランス求人・案件に参画できるため、様々なプロダクトやサービス開発に携われたり、多種多様なエンジニアとコミュニケーションを取れます。
JavaScriptエンジニアとして開発スキル向上に繋がったり常駐求人・案件と比較してより多くの開発実績/経験を積むことが出来ます。
JavaScriptエンジニアとして常駐フリーランス求人・案件以外に参画したい方や、より豊富な開発実績/経験を積みたい方は週2日、週3日フリーランス求人・案件を探してみてはいかがでしょうか。
■JavaScriptフリーランス求人・案件に参画するために必要なスキルについて
JavaScriptフリーランスエンジニアとして必要スキルを身につけ、幅広くフリーランス求人・案件に参画できるようにしましょう。
・サーバーサイド・フロントエンド開発を含むJavaScript開発周辺での経験や知識
JavaScriptフリーランスエンジニアとして、サーバーサイド・フロントエンド開発を含むJavaScript開発周辺での経験や知識はフリーランス求人・案件に参画する上で必要なスキルです。
JavaScriptフリーランスエンジニアとしてフロントエンド開発の場合、JavaScript以外にHTML/CSS、jQuery、PHP、WordPressなどフロント開発知識が必要になります。
その他JavaScriptフレームワーク(Angular.js、React.js、Vue.js)などの経験やPhotoShop、Illustrator、Sketch、Dreamweaver、Adobe XDなどのデザインツールの知識があるとより良いでしょう。
JavaScriptフリーランスエンジニアとしてサーバーサイド開発の場合、Ruby、PHP、Java、Python、Go言語、TypeScriptなどプログラミング言語を用いた開発知識が必要になります。
その他、JavaScriptフレームワーク(Node.js)の経験やSQLのパフォーマンスチューニングの経験、サーバー関連知識があるとより良いでしょう。
また、React Nativeのアプリ開発用フレームワークを習得することにより、JavaScriptフリーランスエンジニアとしてiOSやAndroidのモバイルアプリ開発のフリーランス求人・案件にも参画可能です。
FacebookやUberEatsなどモバイルアプリもReact Nativeで開発されており、モバイルアプリ開発のフリーランス求人・案件に参画を希望している方はぜひ習得しておきましょう。
・UI/UXの理解
JavaScriptフリーランスエンジニアとして、UI/UXの理解はフリーランス求人・案件に参画する上で必要なスキルです。
Webサービスの一般化やスマホが一人一台となった現代において、ユーザーが求めるWebサービスのレベルが上がっています。そのため、多様なUXを想定した、UIの設計が必要になります。
JavaScriptフリーランスエンジニアとして、UI/UX設計に柔軟に対応し、ボタンの設置場所、色、文字の入れ方、Webサイト目的の達成の容易性などを改善を加えることにより、Webサイトのコンバージョン率を向上できます。常にユーザー視点に立ち、マーケティング思考を持って開発することでより重宝される(稼げる)JavaScriptフリーランスエンジニアになれるでしょう。
・マネジメント経験
JavaScriptフリーランスエンジニアとして、マネジメント経験はフリーランス求人・案件に参画する上で必要なスキルです。
システム開発の現場にはPMまたはPLがいるところが多いでしょう。顧客のニーズを踏まえたうえで開発するシステムを決定し、システム開発に必要な人員数や、予算を設定することがPMの仕事です。
PLは開発などのプロジェクトを遂行する際、現場責任者の立場で参画します。
PMやPLなどマネジメント経験があるJavaScriptフリーランスエンジニアは、そのためチーム全体を俯瞰して開発を遂行できるスキルや統率力があると判断されます。そのため参画できるフリーランス求人・案件の幅が広がり高単価フリーランス求人・案件にも参画しやすくなります。
・上流工程の実務経験
JavaScriptフリーランスエンジニアとして、上流工程の実務経験はフリーランス求人・案件に参画する上で必要なスキルです。
一般的なシステム/サービス開発には、要件分析、要件定義、設計、実装、テスト、保守・運用といった工程があります。そのなかでも要件分析から設計までが上流工程です。
上流工程はシステムやサービス開発において仕様やコスト、期間を決定する大切な工程です。上流工程がしっかりできていないと、開発工程での遅延や開発コストの増大、運用後のシステムトラブルなど様々な問題を引き起こす可能性が高いです。
上流工程の実務経験があることによりJavaScriptフリーランスエンジニアとして、参画できるフリーランス求人・案件の幅が広がり、高単価(稼げる)フリーランス求人・案件も参画しやすくなります。
なお、上記にJavaScriptフリーランスエンジニアの必要スキルをお伝えしましたが、上記に紹介したスキルを出来るだけ多く持っていることが、フリーランス求人・案件に参画を簡単にするだけでなく、高単価(稼げる)フリーランス求人・案件に参画できる近道ということを知っておきましょう。
■JavaScriptエンジニアとして開発経験年数別のアドバイス
・開発経験1年未満のJavaScriptエンジニア
ローカル環境でブラウザを実行し、スクリプトがしっかり動作するようにプログラミングを行いましょう。
JavaScriptをファイルでサーバ上に組み込んだり、HTMLファイルに書いたりして、実行してみることが大切です。
JavaScriptは万が一エラーになっても動作はするため開発経験がない/少ない方でも比較的とっつき易いです。
まずは、入力フォームを設置しメッセージを送ったり、画像を拡大表示したりと、ブラウザ上で実行できることを1つずつ試してみましょう。ローカル環境の場合、エラーが起こっても、問題ないです。
JavaScriptは、人気のプログラミング言語ですので、インターネットや参考書などサンプルコードが豊富に掲載されています。
コードをどのように記述されているのか、みてみることをおすすめします。またフルスクラッチでコード記述してみることも、今後実際に開発するために役立つ方法の1つです。
・開発経験1~4年のJavaScriptエンジニア
JavaScriptエンジニアとして実際に慣れてきた段階で、Webサイトを構築してみましょう。レンタルサーバーを借り、HTML/CSSやJavaScriptを活用し、UI/UXを意識したWebサイトを構築しましょう。
なお、サーバ上でのパスワード保管や個人情報など機密情報を取り扱う場合、流出する事のないようにセキュリティ面は細心の注意を払いましょう。
まずは自分の開発スキル向上や経験を積むために、自分で責任の取れる範囲内でWebサイト構築をしてみましょう。
JavaScriptエンジニアとしてサンプルコードを参考にした場合、開発スキル向上のため仕組みの理解や納得した上で開発を進めてみましょう。
・開発経験5年以上のJavaScriptエンジニア
ハイスキルになったら、Node.jsを活用してサーバサイド開発やReactを活用してネイティブアプリ開発など自分のスキル拡大のために挑戦してみましょう。
また、自分でサービス作りを行い、ソースコードを公開してみても良いのではないでしょうか。
JavaScriptはフロント側を動作させるプログラミング言語でしたが、Node.jsやReactの登場により多様なプログラミング言語になっています。
JavaScriptはフロントやサーバーサイド、ネイティブアプリと多様に活用出来ます。
ハイスキルを持つJavaScriptエンジニアとしてJavaScriptフレームワーク(AngularJS、React、Vue.js、Node.js、Backbone.js)などフル活用し高単価求人・案件に挑戦したり、自分のJavaScriptスキルを他JavaScriptエンジニアに教えてみるのも良いでしょう。
■JavaScript習得難易度・勉強方法について
JavaScriptは、2020年5月、TIOBEのランキングで7位と、比較的人気のある言語です。
JavaScriptはさらに日本だけでなく海外でも非常に人気のある言語です。
JavaScriptは初心者や最初に学ぶプログラミング言語としては比較的習得しやすい言語です。
JavaScriptは実行環境の構築が不要であること、サンプルソースコードも多数公開されていることなどが理由として挙げられます。
JavaScriptの学習についてもう少し具体的に説明すると、
Internet ExprolerやGoogle Chromeなどのブラウザとテキストエディタで、記述したJavaScriptのプログラムを動かすことが可能です。
JavaScriptの学習をはじめる場合、PCの基本的な機能で動作可能であるため、実行環境の構築が必要ないということは学習者にとって大きなメリットでしょう。
サンプルコートが多く、入力チェックやパスワードの入力照合など簡単なコードであれば、検索すればすぐに探すことが出来るため独学でも比較的学びやすいでしょう。
JavaScript学習コストについて、他プログラミング言語と比較して多少必要である可能性もありますが、習得しやすいでしょう。
近年ではオンライン学習やプログラミングスクールなど、様々な場所でJavaScriptを始めとするプログラミング言語を学習することが出来ます。オンライン学習を例に挙げると「ドットインストール」「Schoo」「Progate」など多種多様なサービスがあります。
しかし、HTML/CSSも合わせて学ぶ必要があることやJavaScriptから影響を受けたNode.js、React.js、Vue.js、AngularJS、TypeScript、jQuery、Nuxt.jsなどの言語、フレームワーク、ライブラリが多数あり、情報が非常に多過ぎること、オブジェクト指向について理解が必須であることなどを考慮すると、最初に学ぶプログラミング言語としては習得に時間が多少かかってしまう可能性があります。
上述のことを総合的に考慮すると、JavaScript習得に関して初心者や最初に学ぶプログラミング言語としては比較的習得しやすいためおすすめ出来る言語です。
なお、JavaScript習得を希望するエンジニアは、まず周辺でJavaScriptに精通したエンジニアを探してみる、勉強会に積極的に参加してみるなど調べて行動してみると良いでしょう。
JavaScriptは求人・案件数も他言語と比較して、非常に豊富であり習得出来るとエンジニアとして活躍出来る幅が拡大するだけでなく、他プログラミング言語の習得も比較的習得しやすくなるでしょう。
特にTypeScript、CoffeeScript、C言語などのプログラミング言語はJavaScript習得者にとっては学習しやすいでしょう。
■JavaScriptフリーランス求人・案件参画するために役立つ資格について
JavaScriptには、国家資格と民間資格があります。
JavaScript求人・案件の獲得に役立つ2つの資格をご紹介します。
・CIW JavaScript スペシャリスト
CIW JavaScriptスペシャリストは国家資格であり、世界で認められている資格です。受験料はおよそ150米ドルであり、JavaScript以外にもPerlやHTML5の資格も存在しています。
JavaScriptを使って仕事ができることを証明する資格となりますので、自分の能力をアピールしやすくなるでしょう。
・HTML5プロフェッショナル認定試験
HTML5プロフェッショナル認定資格とは、LPI-Japan(特定非営利活動法人エルピーアイジャパン)が運営する、Webコンテンツ開発エンジニアを対象とした資格です。
HTML5プロフェッショナル認定試験は、知識を問うだけの資格ではなく、プロジェクトの実際の現場で活躍できるスキルを重視した資格試験です。そのため、ソースコードの分析力やスマートフォンを含めた最新技術に関する出題が多いことも特徴です。
JavaScriptの知識を保有していることを証明出来る資格となりますので、自分の能力をアピールしやすくなるでしょう。
・Microsoft 試験70-480 Programming in HTML5 with JavaScript and CSS3
JavaScriptとHTML5のスキルがこの資格取得において必要となります。また一定期間の実務経験がある人が受験するレベルの資格となっています。
具体的にはアプリケーション、ハードウェア、ソフトウェア開発に必要なビジネスロジックをプログラミングする経験が少なくとも1年はある開発者とMicrosoft社は定義しています。
JavaScriptエンジニアとして働いた経験がある人は、JavaScriptのスキルをある程度を保有していることを証明することができます。
JavaScript関連の資格を習得することは良いことですが、JavaScript求人・案件に参画するという目的を失わないようにしましょう。
JavaScriptスキルを資格を取得することによって、証明することは可能ですが、一番重要視すべきことは、JavaScriptの実務経験やJavaScript周辺で必要な開発スキルを保有していることです。
そのためJavaScriptの資格はある程度実務経験がある方、時間的に余裕がある方にとっておすすめします。
JavaScriptエンジニアとして、実務未経験にも関わらずJavaScript関連の資格の取得を最優先事項にすることはやめておきましょう。
どうしてもJavaScript関連の資格の取得を希望している方は、まず行動するのではなく、様々な情報を見て、自分で熟考した上で行動に移すようにしましょう。
■JavaScriptのフリーランス求人・案件の探し方
JavaScriptフリーランスエンジニアとしてフリーランス求人・案件の探し方を説明します。
JavaScriptフリーランスエンジニアとして独立したけど、他JavaScriptフリーランスエンジニアの人がどのようにフリーランス求人・案件を獲得しているのか知りたい方は必読です。
・フリーランスエージェントの活用
JavaScriptフリーランスエンジニアとしてフリーランスエージェントを活用しフリーランス求人・案件を獲得しましょう。
フリーランスエージェントに在職している専門コーディネーターが、開発スキルや要望に最適なフリーランス求人・案件探しを手厚くサポートしてくれます。
JavaScriptフリーランスエンジニアとして、JavaScriptスキルの開発経験が浅い方から10年以上開発経験がある方まで、非常に幅広いフリーランスエンジニア層の方が活用しています。
フリーランス求人・案件探しを効率良く行いたい方や継続的にフリーランス求人・案件に参画をしたい方など登録しておくべきでしょう。
また、フリーランスエージェントによっては正社員と同様の保険に加入できたり、確定申告サポートや技術向上のための勉強会や定期的な交流会など充実した福利厚生制度が整っています。
JavaScriptフリーランスエンジニアだからこそ、万が一働けなくなった場合や保険が必要になる場合を想定し、保険や福利厚生が手厚いフリーランスエージェントを厳選しましょう。
・SNSを含むオンラインを活用
JavaScriptフリーランスエンジニアとしてSNSを含むオンラインを活用しフリーランス求人・案件を獲得しましょう。
TwitterやFacebook、LinkedInなどのSNSやWebサイトを自分で開設しオンライン上に経歴や実績、ポートフォリオを公開しておくことで、個人や企業から直接フリーランス求人・案件を受け取れる可能性もあります。
特にTwitterを開設し、即戦力になるうるJavaScriptフリーランスエンジニアを探している企業は近年多くなってきました。
経歴や開発実績、ポートフォリオを公開していることにより、SNSを活用している企業の採用担当者がある程度スクリーニングしてくれるため、自分の実力や希望に見合ったフリーランス求人・案件を提案してくれる可能性もあるでしょう。
また、SNSの活用はフリーランスエージェントのように仲介手数料が発生せず、無料で使えます。そのためその分JavaScriptフリーランスエンジニアに方に単価を還元してくれる企業もあるでしょう。
多角的に自分(JavaScriptフリーランスエンジニアとして)の存在を発信し、フリーランス求人・案件を受注できる幅を広げましょう。
・知人など人脈を活用
JavaScriptフリーランスエンジニアとして知人など人脈を活用しフリーランス求人・案件を獲得しましょう。
知人や友人、前職の同僚も含め、JavaScriptフリーランスエンジニアとして独立し、フリーランス求人・案件を探しているということを伝えておけば、有益なフリーランス求人・案件情報を提供してくれる可能性は高まるでしょう。
知人や友人、前職の同僚などからフリーランス求人・案件を受注できれば、フリーランスエージェントのように仲介手数料が掛からないため、比較的高単価で参画できる可能性があったり、場合によっては即日参画できるでしょう。
ただし、知人や友人、前職の同僚の方から紹介されたフリーランス求人・案件ですので、ある程度の責任が伴います。そのため、誠実に仕事を行い、周囲の期待を裏切らないように注意しましょう。
・クラウドソーシングサービスの活用
JavaScriptフリーランスエンジニアとしてクラウドソーシングサービスを活用しフリーランス求人・案件を獲得しましょう。
代表的なクラウドソーシングサービスはクラウドワークスやランサーズ、ココナラ、タイムチケットなどあります。
JavaScriptフリーランスエンジニアとして、自分の開発スキルを登録するだけでJavaScriptを活用したフリーランス求人・案件を探せたり応募して参画できます。
自分の開発スキルに合ったもしくは希望するフリーランス求人・案件を探すことができ、ステップアップに繋げられる可能性もあり非常に魅力的です。
ただし、単発かつ短期での仕事が豊富であり、高単価フリーランス求人・案件はあまりないため、半年や1年以上などの中長期的なフリーランス求人・案件への参画を検討している方や素早く稼ぎたいと考えているJavaScriptフリーランスエンジニアはあまりおすすめしません。
経験を積みたいもしくは実績をどんどん積んでいきたい比較的経験の浅いJavaScriptフリーランスエンジニアには適しているでしょう。
■JavaScriptフリーランスエンジニアは稼げないの?
このページにて表示されている「JavaScriptのフリーランス求人・案件 月額単価相場」をご覧いただくとわかりますが、平均単価や中央値単価は65万円以上と高い単価です。
そのためJavaScriptフリーランスエンジニアとして稼げないことはありません。
しかし、最低でも開発経験1年以上や「JavaScriptフリーランス求人・案件に参画するために必要なスキル」でお伝えしたスキルが備わっていない方はJavaScriptフリーランスエンジニアとして平均単価や中央値単価を稼ぐことはできないでしょう。
その理由として、JavaScriptフリーランスエンジニアを含むフリーランスエンジニアを採用している企業は即戦力を求めているためです。フリーランスエンジニアは正社員エンジニアよりも稼げている方が多いですが、実力主義の市場です。
JavaScript開発経験の豊富なフリーランスエンジニアの方でも、常に変化する市場動向を定期的にキャッチアップしたり、最新スキルやトレンドスキルを自ら習得したりと継続的に努力を怠るとすぐに稼げなくなるでしょう。
稼げるJavaScriptフリーランスエンジニアになるため、まず以下のことを実践しましょう。
・開発経験などの実績を積み上げる
JavaScriptフリーランスエンジニアとして稼ぐためには開発経験などの実績を積み上げましょう。
特にフリーランス市場は実力主義であるため、実績を積み上げないと、フリーランス求人・案件を獲得する土台には上がれません。
将来的にどのようなフリーランス求人・案件に参画したいのかを設定し、その開発案件で必要になるであろう実績を積んでいきましょう。
また、目標がまだ定まっていないフリーランスエンジニアの方は、最初のうちは報酬単価の低い簡単な仕事でも、とにかくやってみて経験や実績を積んでいきましょう。
・スキルアップを行う
JavaScriptフリーランスエンジニアとして稼ぐためにはスキルアップを行いましょう。
前述した通り、フリーランスエンジニアは常にスキルアップを目指し、技術を磨いています。
特に技術系サイトやITニュースサイトの閲覧、オンライン学習できるWebサイトの活用は重要です。
またJavaScriptフリーランスエンジニアとして、勉強会や交流会に参加し人脈を作ることもスキルアップの1つです。自分だけでは解決できない課題がある際に聞いたり、有益な情報を共有し合ったりできます。
稼げるJavaScriptフリーランスエンジニアを目指すのであれば、スキルアップは重要な要素です。
■JavaScriptの市場動向やニーズについて
JavaScriptのニーズは短期的にみて、ニーズが増加してくるでしょう。
また、中・長期的にみて、ニーズがなくなることはないでしょう。
JavaScriptのニーズが安泰な理由としては、JavaScriptは、Google、Facebook、Adobeなど、世界的優良企業でも使用されているVue.js、Angular、Reactなどのフレームワークを有するスクリプト言語です。
また、JavaScriptは、現在ほとんどのWebシステム開発のフリーランス求人・案件で必要とされます。
そのため、JavaScriptはWebサイト、Webアプリ、バックエンド、デスクトップアプリ、モバイルアプリなど、ブラウザ、サーバー、デスクトップ、スマートフォンまで様々な開発に活用することができます。
JavaScriptのニーズが安泰な理由をマクロ視点から分析してみましょう。
まず、スマートキャンプによるSaaS市場の動向をまとめた最新レポート「SaaS業界レポート2019」の調査では、人口減少、働き方改革、業務のデジタル化などを背景に、日本のSaaS市場は年平均成長率約12%の勢いで急成長しており、2023年には約8,200億円へ拡大する見込みです。
海外のSaaS市場は日本を上回る年平均成長率約16%で拡大しており、2022年までに約1,440億ドル(約15兆円)に到達する予測がされています。
次にJavaScriptは、PYPL IndexのGoogle検索エンジンにおいて話題になったプログラミング言語として3位に位置しており、人気のプログラミング言語であることなどが挙げられます。
最後に、IT業界全体を分析してみると、AI(人工知能)、ビッグデータ、IoT、ブロックチェーン、xR、5Gなどによる飛躍的なIT領域の拡大が見込まれています。
上記分析や世界的優良企業でJavaScriptが使用されていることなどを考慮すると、JavaScriptは、短期的な視点から見て、ニーズは拡大していくでしょう。さらに、中・長期的に見て、ニーズが無くなることはないでしょう。
これからWeb系のフリーランス求人・案件に携わりたいフリーランスエンジニアはJavaScriptを習得しておいて損はないでしょう。
JavaScriptはいくつかの人気のフレームワークがあり(2018年ではAngularJS、React、Vue.js、Node.js、Backbone.jsなど)、それらを用いて開発することも多いです。JavaScriptのフレームワークはトレンドの移り変わりが非常に早いため、常に最新のJavaScript動向を追いかけて行く必要があるでしょう。
2020年では、Nuxt(NuxtJS)というVue.jsのフレームワークも人気が出てきています。