はじめに
こんにちは。
こちらの記事では、中島 聡さん著「なぜあなたの仕事は終わらないのか」を読んで学んだことやこれから実践することについてまとめていきます。
本の概要
「なぜあなたの仕事は終わらないのか」では、タイトルの通りの仕事が終わらない要因となっている仕事の取り組み方や考え方について説明し、それらをどのような手段で解決していくかを説明している本です。
この本をおすすめしたい人
- 期日までに仕事が完了できそうになく、残業することが多い状況をどうにか変えたい人
- 自分夢を実現したい人
学んだこと
1. 仕事が終わらない要因
- 計画の見積もりをしていない。
- 開始のデッドラインを決めていない。
- 完了期日は決めていることが多いが、複数のタスクをこなしていく中で、いつまでに開始すれば間に合うのか。を決めておく。
- ラストスパート志向で仕事に取り組んでしまっている。
- 数学のテスト後半にある応用問題を甘く見ている。
- 応用問題は、想定よりも時間がかかってしまうように、仕事が終わらない人はどれくらいの規模のタスクがあるのか把握できていない。
- 仕事に取り組む前に、明確な期日を決めていない。
- 「なるはやで」といった曖昧さが仕事の遅延を招く。
- 自身が抱えているタスク状況を共有せず、仕事を安請け合いしてしまう。
- 締め切り前に徹夜・残業すればなんとかなると考えている。
- どうしても締め切りに間に合わなければ、スケジュールを変更して貰えばいいと安易に考えている。
2. 仕事を終わらせるための対策
- 仕事の見積もりは、実際に手を動かして、リスクを排除しながら設定する。
- 慣れるまでは、憶測だけでは正確な見積もりは測れない。
- 仕事を受けたら期日までの 2割の時間で ほぼ完成(8割)までもっていく。
- 2割の時間で仕事の進捗が間に合いそうになければ、すぐに上司に相談する。
- 70,80% の完成度でも、期日前に提出してフィードバックを受ける。
- 仕事では必ず、大なり小なりやり直しが発生するため。
- 締め切り前の締め切りを自分の中で決めておき、その期日までに達成できるように、スタートダッシュを切る。
- スケジュールに余裕を持った上で、仕事の質を高めることを意識する。
- 「界王拳」で仕事の集中時間を確保する。
- 寝る前に明日やることを 15分単位のタスクでリストアップする。
実践すること
最初の2割に全集中する
仕事が遅延してしまう要因として、
- 正確な見積もりができていない
- 集中して仕事に取り組む時間を確保できていない
- 前半にタスク状況を上司に相談する
などが挙げられるかと思います。
プロジェクト後半になってくるにつれて、どんどん余裕がなくなってくるので、前半でいかに対策を講じれるか、が肝になると痛感しました。
なので、本書で紹介されている「ロケットスタート時間術」を実践し、集中時間と流す時間のメリハリを意識して仕事に望んでいきます。
前日に15分単位でタスクを分割する
タスクの見える化は当たり前のことですが、 15分単位
というのが効果的だと感じました。
この粒度で細分化できれば、見積もりの正確性が向上したり、サクサクタスクをこなすことができるので、「仕事を追っている感覚」 が得られて達成感につながります。
それによって、仕事を進めていくリズムが生まれて、今までのような「期限が迫る仕事に追われる感覚」から解放されるのではと思います。
私も以前は、この方法を実践して効果を実感していましたが、余裕がなくなるにつれて忘れてしまっていました。地味ながらも、リストアップの威力は計り知れないので、改めて実践していきます。
期日直前の交渉は絶対に避ける
仕事の前半で対策を講じるべきとお話ししていたように、期日直前になってからでは、対策のしようがなくなります。
プロジェクト後半に差し掛かると、だれもが忙しい状況となるため、ヘルプを求めるのが億劫に感じられることがあると思います。ですが、チーム全体としての成果を考えたときに、自身では解決できないボールを持ち続けているのは、遅延を招く原因となってしまいます。
なので、2割の時間で上司に状況を説明し、フィードバックを受けるタイミングを自身で設定しておくことで、できるだけ方向性をブらすことなく、仕事を前に進められるようにしていきます。
おわりに
ここまで「なぜあなたの仕事は終わらないのか」についてまとめました。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!