概要
Homebrew 2.0 がリリースされました。Linux や Windows Subsystem for Linux でも使えるようになったということなので、ユーザーはもっと増えていくんじゃないでしょうか。
また、後述しますが、brew cleanup についても変更点があったようですね。
それはさておき、Homebrew にはよくお世話になっているにも関わらず、コマンドをすぐに忘れてしまいます。備忘録として、よく使うコマンドを記しておきます。
ホスト
Mac
-
メモリ: 16 GB
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ストレージ: SSD 512 GB
-
OS: macOS Sierra 10.12.6
brew -v
まずは、バージョンを確認するコマンド。
% brew -v
以下のように Homebrew と Cask のバージョンが表示されます。
Homebrew 2.0.0
Homebrew/homebrew-core (git revision 385c9; last commit 2019-02-04)
Homebrew/homebrew-cask (git revision 8ab02; last commit 2019-02-03)
brew outdated
更新のある formula を見る、つまり、ご自分のマシンに Homebrew でインストールされていて、最新ではないパッケージを一覧表示するコマンドです。
% brew outdated
実行結果の例です。以下のような感じで表示されます。左側が、マシンにインストールされているバージョン、右側が最新版です。
cmake (3.13.3) < 3.13.4
digdag (0.9.27) < 0.9.32
embulk (0.9.7) < 0.9.14
go (1.11.4) < 1.11.5
mas (1.4.1) < 1.6.2
maven (3.5.4) < 3.6.0
node (11.7.0) < 11.9.0
pipenv (2018.11.26) < 2018.11.26_1
brew cask outdated
brew outdated の Cask 版です。
% brew cask outdated
brew outdated の実行結果と同様に、左側が、マシンにインストールされているバージョン、右側が最新版です。
airdisplay (3.0.3) != 3.2
kindle (50131) != 52065
libreoffice (6.1.0) != 6.1.4
mi (3.0.0) != 3.0.1
vagrant (2.1.2) != 2.2.3
virtualbox (5.2.18,124319) != 6.0.4,128413
brew update と brew upgrade
update と upgrade は紛らわしくて、どう違うのか調べても、よくわからなかったのですが、以下のサイトを見て納得しました。
上記サイトから、以下を引用させていただきます m(_ _)m
“アップグレードとアップデートの違いは、
アップデートが『ソフトの小規模な更新を指し、不具合の修正・わずかな機能向上などが提供される』のに対して、
アップグレードは『ソフトに大幅な改良がされ、新バージョンとして公開されること』。”
らしいです。
私は、Homebrew 自体や、Homebrew でインストールしているパッケージを新しくしたいときは、brew update と brew upgrade のどちらも使って、一気にやってしまいます。
% brew update
% brew upgrade
brew cleanup
update と upgrade が終わったら、古いファイルを削除するために、これまでは brew cleanup を使っていましたが、これからは無理にコマンドを打ち込まなくてもよさそうです。
Homebrew 2.0 リリースのアナウンスメントによれば、Homebrew 2.0 からは、30日ごとに自動で brew cleanup が実行される、また、install コマンドなどを実行することによっても、brew cleanup が実行されるようです。
brew cleanup is run periodically (every 30 days)
and triggers for individual formula cleanup on reinstall, install or upgrade.
brew doctor
何か不具合がないか、定期的に brew doctor を実行しておきましょう
以上です。