今日は設定情報とエラーページの設定について説明します。
ドキュメントの補足説明になります。
設定情報
設定情報とは、セッションタイムアウト時間やエラーページの設定などのシステム情報のことで、/_settings/propertiesのrightsタグに記述します。
ここには、以下のようなものを設定できます。
_entry.number.default : エントリーGET時のデフォルト最大数 [100]
_ignore.condition.{連番} : 検索条件除外値。ここに指定した値はGETでクエリパラメータに指定しても検索条件とならない。
_errorpage.{適用順}.{エラーページselfid}={PathInfoの正規表現} : エラー画面表示URLパターン(正規表現)
_aws.sns.push.self : 更新者自身にpush通知を行うかどうか(Amazon Web Service SNS mobile push) [false]
_rxid.minute : RXID(WSSE)有効時間(分) [120]
_rxid.counter.{連番}.{回数} : 同じRXIDを使用しても指定回数まで許可されるURLパターンを指定。
_session.minute : セッション有効時間 [30]
_aws.sns.push.self : 更新者自身にpush通知を行うかどうか(Amazon Web Service SNS mobile push) [false]
ここに設定していないものについてはシステム設定のプロパティの値が使用されます。
エラーページの設定
アクセスしたコンテンツに参照権限がない場合(アクセスエラー)やログインタイムアウト(未ログインエラー)などでエラーページを強制的に表示したい場合があります。
エラーページは以下のようなルールで設定できます。
このルールに合致する場合、指定されたエラーページを表示します。
_errorpage.{適用順}.{エラーページselfid}={PathInfoの正規表現} : エラー画面表示URLパターン(正規表現)
以下は実際の設定例です。
_errorpage.1.error.html=^/_html/foo.html$
_errorpage.2.login.html=^/_html/.*$
PathInfoの正規表現とは実際にアクセスするページのことで、例えば、/foo.htmlをアクセスした際にログインタイムアウトなどのエラーが発生するとリダイレクトされて/error.htmlが表示されます。また、その他のページをアクセスした際にエラーが発生すると/login.htmlが表示されます。
優先順位はlogin.htmlの方が下なので/foo.htmlの場合はerror.htmlが表示されます。
(※ 画面にアクセスする場合、PathInfoの先頭には/_htmlをつけるようにしてください。)
上記の条件に合致しないURIでエラーが発生すると、以下のシステム設定のルールが適用され、管理サービスのエラー画面(/@/_html/error.html)が表示されます。
_errorpage.1000000./@/_html/error.html=^/_html/.*$
ということで今日は以上です。
明日はサーバーサイドJavascriptについて説明します。