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ロケールを一時的にCに変更してコマンドを実行する(LANG=C コマンド実行)

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はじめに

普段はロケールをC以外、たとえば日本人であればja_JP.UTF-8にしているケースが多いと思います。

ただ、コマンドの実行結果を一時的に英語で受け取りたいなど、何かしらの事情があったときにロケールの設定を都度変更するというのは手間です。

そのような場合は、ロケールを一時的にCに変更することが可能です。

どのような場面で使えるか?

これは一例ですが、RHEL 9でグループリストを表示すると、グループ名は日本語で表示されます。グループ名の確認をするだけなら日本語でよいのですが、コマンドでグループ名を用いるときは、日本語ではなく英単語で入力できればその方が楽だなと思ったのがきっかけでした。

書式

実行したいコマンドの前にLANG=Cを記述して、コマンドを実行します。

LANG=C <実行したいコマンド>

実行例

ロケールをja_JP.UTF-8に設定しているケースを想定します。

ロケール ja_JP.UTF-8で実行
# dnf grouplist
サブスクリプション管理リポジトリーを更新しています。
メタデータの期限切れの最終確認: 0:00:24 時間前の 2024年09月09日 18時38分01秒 に実施しました。
利用可能な環境グループ:
   サーバー (GUI 使用)
   最小限のインストール
   ワークステーション
   カスタムオペレーティングシステム
   仮想化ホスト
インストール済みの環境グループ:
   サーバー
インストール済みのグループ:
   コンテナー管理
   ヘッドレス管理
利用可能なグループ:
   レガシーな UNIX 互換性
   RPM 開発ツール
   スマートカードサポート
   .NET Development
   コンソールインターネットツール
   グラフィカル管理ツール
   システムツール
   開発ツール
   ネットワークサーバー
   セキュリティーツール
   科学的サポート
一時的にロケールをCにして実行
# LANG=C dnf grouplist
Updating Subscription Management repositories.
Last metadata expiration check: 0:00:32 ago on Mon Sep  9 18:38:01 2024.
Available Environment Groups:
   Server with GUI
   Minimal Install
   Workstation
   Custom Operating System
   Virtualization Host
Installed Environment Groups:
   Server
Installed Groups:
   Container Management
   Headless Management
Available Groups:
   Legacy UNIX Compatibility
   RPM Development Tools
   Smart Card Support
   .NET Development
   Console Internet Tools
   Graphical Administration Tools
   System Tools
   Development Tools
   Network Servers
   Security Tools
   Scientific Support

疑問点

方法がわかったのは良いのですが、この方法についての公式情報に当たる情報が見つけられませんでした。

たとえば、UbuntuやAWS、各種OSSなどであれば、それぞれ公式のドキュメントというものがあります。しかし、LANG=C <実行したいコマンド>については、公式情報というものがどこにあるのかがわかりませんでした。

一般に知られている、もしくは少々調べれば対処方法が判明することはよくあります。しかし、方法はわかっても、公式情報を見つけられないことがあります。この件もその一つです。

どなたか、この方法の公式情報に当たる情報をご存じの方がいたら教えて下さい。

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