#目的
WindowsのSSHクライアントから公開鍵暗号方式でSSH接続する際には、
TeraTermやPuTTyと一緒に、Pageantを使うと、いちいち秘密鍵を指定しなくて済むので便利です。

しかし、Pageantはデフォルト設定だと、
起動時に、毎回CAPIや秘密鍵を指定する必要があります。

面倒なので、Windows起動時にPageantを自動起動させて、同時にCAPIや秘密鍵を読み込ませるようにします。

#Windows起動時に、Pageantを自動実行させる
スタートアップフォルダに、Pageantのショートカットを入れるだけです。

Win + R キーを押して、***「ファイル名を指定して実行」***を起動
下記コマンドを実行すると、スタートアップフォルダが開く

shell:startup

Pageantのショートカットを入れる

#Pageant起動時に、秘密鍵を読み込ませる

スタートアップフォルダ内のPageantのショートカットのプロパティを開く
リンク先(T): に書かれたProgramのPathの後に、半角スペースを開けて、ダブルコーテーションで囲った秘密鍵のパスを入力する

[リンク先(T):Before]
"C:\Program Files\PuTTY_CAC\pageant.exe"

[リンク先(T):After]
"C:\Program Files\PuTTY_CAC\pageant.exe" "C:\Program Files\sample.ppk"

[Pageant起動後の例]

#Pageant起動時に、CAPIを読み込ませる (YubiKeyに保存している証明書を利用する場合など)

まずはPageantを起動し、利用したいCAPIの証明書を読み込みます。

Windowsの証明書選択画面が出るので、読み込みたい証明書を選択します。

読み込まれたら、読み込んだCAPIの証明書をダブルクリック(赤枠)。

証明書が表示されるので、詳細タブの拇印を選択して、表示されたHEXを控える(コピーして利用する)。

スタートアップフォルダ内のPageantのショートカットのプロパティを開く
リンク先(T): に書かれたProgramのPathの後に、半角スペースを開けて、
CAPI:User\MY[証明書で確認したHEX] のように入力する。

[リンク先(T):Before]
"C:\Program Files\PuTTY_CAC\pageant.exe"

[リンク先(T):After]
"C:\Program Files\PuTTY_CAC\pageant.exe" "C:\Program Files\sample.ppk" CAPI:User\MY\0123456789012345678901234567890123456789

以上

#参考
SSH用の鍵管理にYubiKeyを使ってみた