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ADOPをAWSのubuntuで動かす(ただしカクカク)

Last updated at Posted at 2022-03-22

フォトグラメトリのADOPをAWSで動かすことに成功したので備忘メモ

ADOPとは

以下です。
https://github.com/darglein/ADOP
フォトグラメトリのライブラリで、NvidiaのGPUが載ったubuntu18とubuntu20に対応しています。

これをAWSで動かそうと悪戦苦闘したら動いたので報告

動作環境

動作確認環境は、 g3.4xlargeとg4dn.4xlarge。
ubuntu 20.04で動作確認。18では動作確認してません。

ハマリポイント

NICE DCVでUbuntuに繋ぐ必要がある

これは使用するOpenGLの問題で、RemoteDesktop(RDP)でつなぐとどうしてもOpenGLがMesaになってしまってうまく動作してくれない。
最初、MacからRDPでアクセスしても最後の最後でOpenGLエラーで動かなくなってしまっていたが、
Ubuntu内にNICE DCVサーバを立てて、NICE DCVでつなぐと、NvidiaのOpenGLが動いてくれる。

以下を参考にしながらインストールすると良い。
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/dcv/latest/adminguide/setting-up-installing.html

Adop viewerがビルドされないときはライブラリが足りない

このIssueが役に立つ
https://github.com/darglein/ADOP/issues/43
以下を入れると生成される。

sudo apt install qtbase5-dev qttools5-dev-tools qt5-default

LD_LIBRARY_PATHはフルパスで指定する

README( https://github.com/darglein/ADOP/tree/main/src )には以下にように指定するように書いてあるが

export LD_LIBRARY_PATH="${LD_LIBRARY_PATH}:~/anaconda3/envs/adop/lib #動かない可能性あり

このままでは動作しなかった。
正しくは以下のように指定する必要がある([user]部分はご自身の環境に合わせて書き換えてください)

export LD_LIBRARY_PATH="${LD_LIBRARY_PATH}:/home/[user]/anaconda3/envs/adop/lib

上記の3つのポイントを押さえると、うまく動かすことができます。
(ただし動作はカクカクです)

インストール手順

上記の注意点を押さえながら公式の手順に従ってインストールをしていけばOKです。
https://github.com/darglein/ADOP/tree/main/src

ただ、ここに書かれていないこととして build_adop.shというファイルがあります。
これは、4.Build ADOP の部分を補完してくれるので、install_pytorch.shが済んだあとはbuild_adop.shを実行しちゃえばOKです。

実行

ビルドさえ済んじゃえば、あとは sceneとexperimentsをダウンロードしてきて配置し、書いてあるとおり実行すれば動作します。

ただし、実行するときはNICE DCVで接続することをお忘れなく

NICE DCVでつなぐときは、SSHでubuntuにつなぎ、以下を実行

# サーバ起動
sudo systemctl start dcvserver
# セッションの作成 (my-session部分は好きに変更可能)
dcv create-session my-session

できたら、NICE DCVを起動して
接続先を以下のようにする([ubuntu_ip]部分はご自身のEC2のIPにしてください)

[ubuntu_ip]:8443#my-session

すると、なんかのSSLの警告画面が出るのでTrustかProseedを選ぶとID/PASSを入力する画面が出るので
作成したユーザでログインすればOKです。

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