3
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Hardening 2024 Convolutions に参加したお話

Last updated at Posted at 2024-11-04

こんにちは。初めての投稿になります!

2024/10/16~18に沖縄空手会館で開催されたHardening 2024 Convolutionsに参加してきましたので、振り返りを中心に書いていきたいと思います。

概要

Hardening競技会とは何なのか?
以下に2024年度のHardening競技会の概要が記載されています。

私自身、会社からお話が来るまでHardening競技会について知らなかったのですが、過去の情報を探ってみると大学時代から知っている人もちらほらと...
最近CTFにも興味を持って挑戦している身としては「こういった競技もあるのか!」と、自身の世界が広がる感じがしました。
さらに技術だけでなく、チームでのコミュニケーションや役割分担など、ビジネスで必要なスキル全般が問われる競技だと感じました。

Hardening 2024 Convolutionsの日程と参加者

日付 位置付け 内容
8月末~10/14 準備期間 チームビルディング、競技に向けての準備
10/15 Preparation Day Hardening競技前日
10/16 Hardening Day ハードニング競技当日
10/17 Analysis Day チーム振り返り、ネットワーキング
10/18 Softening Day 全体振り返り、表彰

今回は、1チーム6~7名×15チームの総勢100名強が参加しました。
参加者もセキュリティに従事している会社員だけでなく、学生から公務員など、幅広い層が集まっていました。また、今回初の試みとしてHardening競技ベテラン勢がメンターとして参加し、競技参加者をサポートしてくれました。

準備(8月末~Preparation Day)

チームビルディング

まずは1週間でチーム名の決定と紹介動画の作成を行いました。全チーム高クオリティの動画が出てきて参加者の層の厚さを感じました。

私のチームでは以下のポイントを意識しました。

  • なるべく仕事っぽくないようにする(強制をしない)
  • メンバーのスキルセットを共有し、各自がやりたいことをする
  • Hardening以外でもコミュニケーションを取る

休日にオフラインで集まって擬似Hardeningを実施したり、チームTシャツを作ったりもしました。

また、主に以下のツールを使用しました。

ツール 用途
Discord コミュニケーション
Google Drive ファイル共有、初期の情報共有
Notion タスク管理(競技中含む)
Miro 定例会での情報共有

チームで準備したこと

競技に向けて主に以下の準備を行いました。

  • 技術的な知識の習得
  • ビジネス系の対策(承認フローや各種書類の準備など)
  • MP(マーケットプレイス)の選定
    ※MP:スポンサー企業が製品やサービスを提供する仕組み

その他、競技の数日前に発表されたJV(ジョイントベンチャー)制度により、他チームとの連携も必要となり競技前1週間はどのチームもバタバタしていました。
JV制度の対応を含め、私自身あまり時間を割けなかったことは少し悔いの残る結果となりました。

本番(Hardening Day)

正直、競技自体は時間があっという間に過ぎ去った!と感じました。その中で私が感じた点について振り返ります。

①情報共有の大切さ

一番強く感じたのはこの点でした。
特に今回の競技ではチーム内で物理的な場所が2か所に離れていたため、情報共有の大切さをより強く感じました。

例えば、ECサイトが落ちていたので出社(=移動)して聞くと、
・すでに別メンバで対応中
・別の対応をしている途中で落としている
等の状況が判明しました。

また、Notionを使ってインシデントレスポンス対応等の対応状況をリアルタイムに共有する方針でしたが、目の前の対応に追われてなかなか情報共有できなかった点も反省すべきところかなと考えています。

②優先順位を明確にする必要性

Hardening競技では開始から終了まで、やるべきことが非常に多く存在しています。
「チーム内で決めた初動対応タスク」「対応すべきミッション」「次々と発生するトラブルシューティング」等
更にJVの対応も必要となるので優先順位を明確にすることが非常に重要です。

頭ではわかっていても、優先度をつけられるだけ状況を把握することはなかなか難しい...
その中でもチームメンバと相談して何とか対応することが求められていると感じました。

次回はチームメンバの手を止めてでも5~10分間情報共有・優先度確認の場を設ける等、いろんな対策を考えて臨みたいと思いました。

③競技を楽しむこと!

いろいろと述べましたがやはりこれに尽きるかと思います。

人間追い詰められると視野が狭くなってしまい、負のスパイラルに陥ることが多々あります。本当の仕事では一発アウトなこともちらほらありますが、それを実際に体験・経験できることが我々の学びになります。

競技会では失敗しても学ぶことが重要なので、思い詰めずに前向きに取り組むことが大切です。(実際には、思い詰める時間もないかもしれません!)

競技後(Analysis Day & Softening Day)

Analysis Day

午前中はチーム内で競技の振り返りを行いました。
午後はハーリー大会とBBQのネットワーキングが開催されました。
競技が終了した開放感もあり、皆さん良い表情をしていました。

Softening Day

競技全体の振り返りということで、チーム毎の発表や主催側からの解説、表彰がありました。私のチームの順位は振るわなかったですがスポンサー企業からも賞をいただき非常に嬉しかったです。

まとめ

競技会当日は思った以上にできなかったなという印象でした。自身のスキルもさることながらもう少しHardening自体の理解を深めるべきだったかと考えています。
この悔しさをバネに、次回のHardeningにも参加してより学びを深めたいと考えています。
また、このイベントを通して学んだ知識や人脈はとても貴重なものであり、私の人生においても非常に有意義な時間となりました。

今度はできなかったことをできるように今から自分自身のスキルアップに努めたいと思います!

謝辞

今回、普段のサラリーマン生活ではできない貴重な体験・経験をさせていただきました。
Hardening主催者をはじめ、スポンサー企業、豊見城市や沖縄空手会館の関係者、メンターの皆様、参加者として切磋琢磨した皆様、そして色々と迷惑をかけながらも最後まで一緒に駆け抜けたチームメンバ、すべての関係者に深く感謝申し上げます。

余談

沖縄の空手会館ということで、(空手ではないですが)格闘技有段者の自分としては身の引き締まる思いでした。これを機にまた再開するのもよいなーと思ったり思わなかったり...

こっそりお守りも買ってみました。黒帯がいい味出してますね。
omamori

3
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
3
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?