14
6

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 1 year has passed since last update.

Copilot Studioで複数のドキュメントを参照させたいならSharePointサイトを使おう

Last updated at Posted at 2024-02-13

はじめに

Copilot Studioは、自身の好みにカスタマイズしたチャットボットをローコードで作成できるツールです。

Copilot Studioは生成AI機能を使うとWebサイトとSharePointを参照して文章を返してくれます。
プレビュー機能ですが、ドキュメントをアップロードして応答を強化することもできます。(アップロード数には上限があり、ファイルは4つまで)
今回紹介する方法では、4つ以上のドキュメントをアップロードして参照させることができます。
それが、SharePointサイトを作って、そこにドキュメントをアップロードする方法です。

SharePointサイトを作成する

  1. SharePointのホーム画面に行き、「サイトを作成」を押します

  2. チームサイトを選択します

  3. 標準チームを選択します

  4. テンプレートを使用をクリックします

  5. サイト名を入力し、次へをクリックします
    スクリーンショット 2024-02-08 8.56.06.png

  6. プライベート・パブリックを選択し、サイトの作成をクリックします

  7. メンバーに自分を追加し、完了をクリックします

SharePointサイトにドキュメントをアップロードする

  1. 作成したサイトで、左側のメニューのドキュメントをクリックします
  2. アップロードをクリックしてファイルをアップロードします
    スクリーンショット 2024-02-08 8.58.44.png

ここで注意なのが検索に対応しているのは以下のファイル形式です。
参考:Microsoftのドキュメント

  • SharePoint ページ (aspx ページ)
  • Word 文書 (docx)
  • PowerPoint ドキュメント (pptx)
  • PDF ドキュメント (pdf)

Excelファイルは表をWordに貼り付けてそれをアップロードするということが必要です。

Azure PortalでAPIのアクセス許可を追加する

スクリーンショット 2024-02-08 10.33.41.png

  1. Copilotの設定->セキュリティ->認証を開きます。「手動(カスタムWebサイトの場合)」が選択されており、クライアントID・クライアントシークレットが正しく入力されていることを確認します。
    ※クライアントID・クライアントシークレットの取得方法についてはこちらの記事がわかりやすいです。
    スクリーンショット 2024-02-08 10.24.26.png

  2. 続いてAzure Portalのアプリの登録を開きます

  3. 「アクセス許可の追加」をクリックし、Microsoft Graphをクリック、「委任されたアクセス許可」からFiles -> Files.Read.All と Sites -> Sites.Read.Allを追加します。

CopilotにSharePointソースを設定する

  1. Copilots Studioの画面を開き、メニュー「生成AI」をクリックします

  2. 下にスクロールし、「生成型の解答で会話の対象範囲を拡大します」をオンにします
    スクリーンショット 2024-02-08 9.31.41.png

  3. SharePointサイトのURL(アップロードしたドキュメントのURLではありません)を入力しAddボタンを押します(https://は省略することがベストプラクティスです)

スクリーンショット 2024-02-08 10.16.00.png

4.忘れずに保存ボタンを押すこと

終わりに

以上の設定を終えて、Copilotとチャットしてみてください。長文は理解できないことが多く、単語を入力するとテストしやすいです。

14
6
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
14
6

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?