2
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Dockerfileの記述について理解

Posted at

基本を整理

Dockerfileとは、dockerイメージを作成するためのテキストファイル。つまり「Dockerイメージの設計図」
Dockerfileの書き方としては、「FROM」,「RUN」,「CMD」などを記述し、作成します。

作成したものから読み解いていく

Webアプリのために(chatGPT)が作成したdockerファイルを見ていく。

dockerfile
# ベースイメージを指定
FROM maven:3.8.3-openjdk-17-slim AS build

# 作業ディレクトリを指定
WORKDIR /app

# Maven Wrapperのセットアップ
COPY .mvn .mvn

# Mavenプロジェクトをビルド
COPY pom.xml .
RUN mvn -B dependency:go-offline

# アプリケーションのビルド
COPY src src
RUN mvn -B package -DskipTests

# 本番用の軽量なJREベースイメージを使用
FROM openjdk:17-jdk-slim

# アプリケーションのJARファイルをコピー
COPY --from=build /app/target/*.jar /app/app.jar

# アプリケーションの実行
CMD ["java", "-jar", "/app/app.jar"]

ひとつずつ見ていく

FROM
# ベースイメージを指定
FROM maven:3.8.3-openjdk-17-slim AS build

Dockerfileの中で一番最初に記述されるべき命令
Dockerイメージのベースとなるイメージを指定

WORKDIR
# 作業ディレクトリを指定
WORKDIR /app

コマンドを実行する作業ディレクトリを指定
後続の命令が実行される作業ディレクトリを指定。ここでは、/appディレクトリが作業ディレクトリとして使用

COPY
# Maven Wrapperのセットアップ
COPY .mvn .mvn

ホスト(ローカル)のファイルやディレクトリをDockerイメージにコピー。
具体的な使い方としては、ソースコードや設定ファイルはローカルで作成して、COPYを使ってDockerイメージにコピーして使用する。
つまり、ここではホストの「.mvn」をdockerイメージ内の「/app/.mv」にコピーしている。

RUN①
# Mavenプロジェクトをビルド
COPY pom.xml .
RUN mvn -B dependency:go-offline

Dockerイメージ内で、シェルコマンド実行をする
ここでは、pomファイルのコピーをして、依存関係の解決をする。アプリビルドの準備的な立ち位置。必須ではないが、ビルドプロセスを高速化させるため、実行することが一般的。

RUN②
# アプリケーションのビルド
COPY src src
RUN mvn -B package -DskipTests

ソースコードをDockerイメージにコピーし、アプリをビルド
後続で使用するjarファイルがtarget配下に生成される

FROM
# 本番用の軽量なJREベースイメージを使用
FROM openjdk:17-jdk-slim

またFROMがある(詳しくはおまけに記載)
新しいベースイメージを指定
ここでは、Javaアプリケーションを実行するために使用する軽量なJREイメージを指定

COPY
# アプリケーションのJARファイルをコピー
COPY --from=build /app/target/*.jar /app/app.jar

ビルドステージ(buildステージ)から生成されたJavaアプリケーションのJARファイルをコピーする。
「--from=build」と記述しないと、直近でFROM指定したイメージから取得してきてしまう(ない)

CMD
# アプリケーションの実行
CMD ["java", "-jar", "/app/app.jar"]

dockerコンテナが実行されるときに、実行されるデフォルトのコマンドを指定
ここでは 「java -jar /app/app.jar」を実行するように記載している

参考

おまけ_ステージについてChatGPTに聞いてみた

ChatGPT
ステージ(stages)とは、Dockerfile内で複数の環境を定義し、それぞれの環境で異なる作業を行う方法です。マルチステージビルドは、1つのDockerfile内で複数の段階(ステージ)を持つことができ、各段階で異なる作業が行われます。

典型的なマルチステージビルドの流れは次のようになります:

最初のステージ(buildステージ): このステージでは、ビルド用の環境が設定されます。通常、ビルドツールやコンパイラが含まれるイメージが使用されます。このステージでは、プロジェクトの依存関係を解決し、アプリケーションのビルドが行われます。

2番目以降のステージ(実行ステージなど): これらのステージでは、ビルドされたアプリケーションが実行されるための環境が設定されます。通常、実行に必要な最小限のコンポーネントのみが含まれるイメージが使用されます。このステージでは、ビルドステージからビルドされた成果物がコピーされ、アプリケーションが実行されます。

マルチステージビルドの利点は、Dockerイメージのサイズを最小限に抑えることができることです。ビルドツールやコンパイラなどの開発用のツールは、実行時に必要ないため、最終的なイメージに含める必要がありません。このように、マルチステージビルドを使用することで、最終的なDockerイメージのサイズが小さくなり、セキュリティとパフォーマンスが向上します。

つまり、ビルドと実行の環境を分けて最終的なイメージは必要最低限にするといいよね

2
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?