この記事はTJBot Advent Calendar 2019 1日目の記事です。
1日遅れですが、寄稿します。
TJBotって何?
IBM US ResearchがIBM Watsonを利用・学習するため制作した
ダンボール紙を利用したロボットをDIYするためのプロジェクトです。
TJBot - IBM Research
この動画の子は2017年のBMXUG冬の勉強会 ハンズオンイベントでハンズオン参加者へ配布された日本版のTJBotダンボールをもとにして制作したものです。
3Dプリンタで出力できる3Dモデルデータや、レーザーカッターで自分でダンボールをカットすることができる図面データがオープンソースで公開されている為、ご自身で同じものを出力・カスタマイズしてロボットを作ることができます。
何がはいっているの?
夢が詰まっています
TJBotには、Raspbeery pi 2Bがメインにキットとして組み込まれ、
RaspbianをベースにPython / Node.js / Node-REDなど好きな言語でプログラムを書けるようにチュートリアルが公開されています。
TJBot zeroって何?
TJBot zeroは2018年冬に発表、IBM Cloud Community Summit 2018で初めてコミュニティでの提供が始まったボール紙を利用したロボットをDIYする為のプロジェクトです。
IBM Developer - 日本版 TJBot - プログラム可能なロボット (TJBot zero)
IBM Cloud Community Summit 2018のイベントからIBMさまのスポンサーシップにより、型紙を無料で提供いただきハンズオンを定期的に開催しています。
この動画の子はレーザーカットしたボール紙をベースに組み立てたTJBotで、
ハンズオンで配布している版とは紙の強度が異なりますが、中身はすべて同じものです。
何が違うの?
次の写真を見てください。
執筆者がお気に入りで使用させていただいている写真なのですが、
左からTJBot zero、TJBot、ステンドグラス版TJBotで、
ほぼ同じ位置にならんでいますが、背の高さが違いますね。
そうです。85%のサイズで日本版TJBotはコンパクトになっているんです。
TJBot zeroはIBMerの有志と、コミュニティーメンバーが手を取り合ってハンズオンを実現するために作ったキットで、85%への縮小化、Raspberry pi Zero WHを使用したメイン基板のサイズ縮小化、ブレッドボードを使用した音源の安定・サイズ縮小化を行っています。
そして日本のハンズオンでは、Node-REDを利用したフローとSDカードイメージを公開することで均一的なハンズオンができるようになりました。
TJBotってなにができるの?
TJBotzeroハンズオンで主にやっていることを上げていきます。
- 頭のLEDを光らせる
- 左目のカメラで顔に反応して腕をふる
- 音声をしゃべる
- 翻訳を行う
- 画像を認識する
Raspberry pi 上でのみ完結する機能と、Cloudを利用して動く機能と複数の組み合わせで機能を実現しています。
ご自身でやりたいことを試しに作ってみませんか?
TJBot / TJBot zeroは自由にカスタマイズすることができるキットです。
もちろん表面を可愛くデコレーションしたすることもできます。
11月に実施したハンズオンでは小学生の女の子が余った型紙でこんなにかわいくデコレーションしてくれました
TJBot Advent Calendar 2019では、こんなデコレーションしたよ!こんな機能試してみたよ!をはじめ、ハンズオンでのノウハウなどもアウトプットできればと思います。
ぜひTJBot / TJBot zeroで工作・IoT・AIを使って遊んでみてくださいね