はじめに
Adventカレンダー「エンジニアのためのWebマーケティング」の15日目です。
サクッと読める記事を目標に。異論・ツッコミ大歓迎。
できるだけ専門用語を使わないように気をつけます。
それでは参りましょう
Google Analyticsとは?
みなさんにお聞きしたら、だいたい上がってくる内容は以下のものでしょうか
- Webのアクセス解析ツール
- アプリ計測もできるツール
- 顧客動線・傾向解析ツール
- 広告の効果を解析できるツール
- 無料で使えるツール
※当記事では、Google Analyticsを呼ぶ際に「Google Analytics」「GA」の表現を使用します
GAの歴史
GAは元々、Urchin Software社が開発したツールでした。
しかし、GoogleがUrchin社を買収。Google Analyticsとして新しくリリースがされました。現在はUniversal Analyticsとよばれ、様々な計測ができるツールとして生まれ変わっています。
utmの正体
ちなみに・・・
使用したことがある人は、utm_campaign とか utm_source などのパラメーターに見覚えがあるかもしれません。これはUrchin社時代の名残がそのまま生きていて、utmは
- Urchin
- Tracking
- Module
の略であることを表しています。歴史を感じますね。
GAはなぜ無料なのか?
ちなみに、GAがなぜ無料なのかみなさんご存知ですか?
それはズバリ、**「Google広告(元Adwords)を売るためのツール」**だからです。
Googleの売上の大半を担っている広告の効果測定をするために作られたツールなのです。
他にも、フリーミアムのビジネスモデルとして、上位のプレミアムモデル「Google Analytics 360」へ誘導するポジションとしても活躍しています。
プレミアムモデルは月額130万程度の高額サービスではありますが、1ヶ月のPVが10億アクセスまでその料金で利用できるので、PV数が大きいアカウントだととても有利になります。
GAのレポートメニュー
GAの管理画面は以下のような構造になっています
- ユーザー
- 集客
- 行動
- コンバージョン
ECで例えるとするなら、
- どんなユーザーが
- PCやスマホなど様々な人が
- 何がキッカケで
- 広告の内容に釣られたり、口コミの評判をきっかけに
- どのような手段で
- Web検索や広告クリック、お気に入り登録で来訪
- どう行動し
- 様々な商品ページをまわり
- どこまで至ったか
- 実際に購入を行う
この一連の流れを計測ツールになります。
つまり、マーケティング施策が本当に成功しているかを計測するツールなのです。もちろん、アクセス解析もできるツールなのですが、それで終わらせるにはもったいなすぎます。
GAはマーケティングツール
GoogleはGAと連携できるサービスを増やしていってます。
- AdWords(むしろしないと意味が無い)
- AdSense
- AdExchange
- BigQuery(プレミアムのみ)
- DoubleClick
- Google Play
- Search Console(ウェブマスターツール)
この連携しているサービスを見ればわかるように、GoogleはWebのマーケティングに自社の製品を無くてはならないものにしようとしていることがわかります。
GAはその足がかりとするためのツールなのです。無料ですしね。
でも、非常に多くの機能と得られる情報があるので使って損はないです。
GAの機能については、別途記事を組みたいと思います。
どうでもいい話
我々エンジニアからすると、GAと聞くと**「遺伝的アルゴリズム(genetic algorithm)」**の方が聞き覚えがあるかもしれませんね。もう忘れましたが。交叉とか。
あと、ガボン共和国という国のドメインも.gaらしいです。
・・・どこにあるねん。と思ったら、アフリカの中部らしいです
おわりに
次の記事は、広告効果測定ツールを知るPart2です。