はじめに
Adventカレンダー「エンジニアのためのWebマーケティング」の11日目です。
サクッと読める記事を目標に。異論・ツッコミ大歓迎。
できるだけ専門用語を使わないように気をつけます。
「サクッと」と言っている割に、結構ダラダラ長いので短くまとめるのをもっと意識して・・・
それでは参りましょう
突然ですが
みなさんは直接的な効果を及ぼす広告というと何を思い浮かべますか?
いちばん有名なものは**「リスティング広告」**と言われています。
これは消費者が能動的に購入を意識した時は、目的の物を自身で検索して購入する傾向が高く、その際に出てくる広告が「リスティング広告」が圧倒的に高いためです。
例えば、
「スマブラ switch」と検索したユーザーは、先日発売した「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」を買う可能性が高く、そのワードで検索した時に出るリスティング広告にAmazonや楽天の広告を出すと消費者が買う可能性が高いことを示しています。
リスティングは「刈り取り」が得意
ということは、リスティング広告は**購入欲求が高いユーザーを刈り取るのが得意(=コンバージョンさせるのが得意)**ということになります。
サッカーで言い換えるなら、**優秀な「ストライカー」**です。
ディスプレイ広告は「育成」が得意
対するディスプレイ広告などの「ネットサーフィン」の途中に出てくるような広告は**購入欲求がまだ低いユーザーを育成するのが得意(=コンバージョン予備軍に持っていくのが得意)**ということになります。
サッカーで言い換えるなら、**優秀な「アシストプレイヤー」**です
Webサイトで購入がされた時、それは誰のおかげ?
コンバージョンが発生した時に、その立役者は一体誰なのでしょうか?
今までサッカーで例えたので、引き続き例えてみましょう。
これはつまり、
「サッカーで得点が入ったら、シュートを決めた選手のおかげなのでしょうか?」
という質問と同じような意味になります。
YesでもありNoでもありますね。
確かに、シュートをした選手がいないと得点は入りませんが、「シュートができる状態まで持っていった選手」も貢献していることは理解できるかと思います。
広告も同じ
ということは、刈り取りをしたリスティングも優秀ではありますが、**「ユーザーに検索させる意欲まで引き上げた他の広告」**も優秀であることがわかります。
広告を運用していると、リスティングのコンバージョン(=直接効果)ばかりに目が行きがちになりますが、ディスプレイ広告などの間接効果にもぜひ、目を向けてみてください。
正しい広告効果の評価は、コンバージョンに至ったユーザーが最初からどんな道のりを辿ってきたかを正確に把握し判断することから始めます。
結論
広告の評価はサッカーと同じで、
得点を決めた人とその人にパスを回した人の療法を評価するべし!
どうでもいい話
自分が昔好きだったサッカー選手は、ゴールキーパーの川口選手でした。
おわりに
明日は、「流入チャンネルが持つ意味」について解説します