はじめに
ハッキング・ラボで体験学習するにあたり、導入にて少々つまづきました。その際の解決方法記事です。
本記事と同様なトラブルで悩んでいる方は、環境によってWindows設定やBIOS設定の名称が違うことがあると思います。適宜読み替えたり、似た機能を推測してトラブル解決へ向けて試行錯誤して頂ければと思います。
体験学習導入でつまづいてしまい、そのまま諦めてしまう方が少しでも減ってくれれば幸いです。
体験学習環境
項目 | スペックなど |
---|---|
PC | Lenovo V310 |
CPU | Intel Corei3-6006U 2.00GHz |
BIOS(UEFI) | Phoenix SecureCore Technology |
OS | Windows10 Home |
メモリ | 8GB(オンボード4GB + 増設4GB) |
ブラウザ1 | Microsoft Edge 17.17134 |
ブラウザ2 | Google Chrome 71.0.3578.98 |
つまづきポイント
Microsoft EdgeでKali Linuxのダウンロードが行えない
Kali Linux Vbox 64 Bit Ovaファイルのダウンロードで、Microsoft Edge
はブラウザ上にOVAファイル
の中身を表示してしまいダウンロードが行えませんでした。
解決方法
単純ですが、Chrome
を利用してダウンロードを行いました。
VirtualBoxでKali Linuxが起動しない
Kali Linux
ダウンロード後、VirtualBox
へのインポートを行いKali Linux
を起動すると、VitualBox
からエラーメッセージが表示されたり、Kali Linux
が黒画面のまま先に進まないような状態となりました。
解決方法
Windows10
機能の設定とBios
機能の設定が影響していました。私の環境でKali Linux
が起動した設定内容を記載します。
種類 | 設定名 | 設定内容 |
---|---|---|
Windows10 | Windows ハイパーバイザプラットフォーム | 未チェック |
BIOS | Intel Virtual Technology | Enabled |
-
Windows10 - ハイパーバイザプラットフォーム -
[コントロールパネル]
-->[プログラム]
-->[プログラムと機能]
-->[Windowsの機能の有効化または無効化]
から[Windows ハイパーバイザプラットフォーム]
設定を行います。
-
BIOS - Intel Virtual Technology -
[Windows10起動状態からShiftキー押しながら再起動]
--> [トラブルシューティング]
--> [詳細オプション]
--> [UEFI ファームウェア設定]
--> [再起動する]
からBIOS
に移行させ[Intel Virtual Technology]
設定を行います。
※BIOS起動方法はいくつかあるようですが難なくBIOS起動行えた方法を記載
- Windows ハイパーバイザプラットフォーム と Intel Virtual Technology 設定の関係性
kali Linux 起動結果 | Windows ハイパーバイザプラットフォーム | BIOS Intel Virtual Technology | 状態 |
---|---|---|---|
OK | 未チェック | Enabled | 正常起動 |
NG | 未チェック | Disabled | 仮想マシン"Kali-Linux-2018.4-vbox-amd64"のセッションを開けませんでした |
NG | チェック | Enabled | 黒画面のまま進まない |
NG | チェック | Disabled | 仮想マシン"Kali-Linux-2018.4-vbox-amd64"のセッションを開けませんでした |
最後に
序盤でつまづきそうな人に少しでもお役に立てる情報であればと思います。