●nginxの設定ファイルは、設定の有効な範囲を示す「コンテキスト」内に個別の設定を意味する「ディレクティブ」を記述して構成される。
nginx.confの主なディレクティブ
・http{} httpサーバとしての設定
・server{} バーチャルホストの設定
・location プレフィックス URLのパスの条件{} 条件にマッチするリクエストURLに対する設定
・listen IPアドレス:ポート; リクエストを受け付けるIPアドレスとポート番号(デフォルト80)の指定
・server_name ...名前; バーチャルホストの名前の指定
・index ファイル名...; インデックスとして返すファイル名の指定
・root パス; webで公開するHTMLを保存する最上位のディレクトリ(ドキュメントルート)の指定
・proxy_pass URL; プロキシ先の指定
・proxy_http_version 1.0|1.1; プロキシでのHTTPプロトコルバージョンの指定
・proxy_set_header フィールド 値; プロキシ先に送られるリクエストへッダーフィールドの再定義または追加
・proxy_pass_header フィールド; プロキシ先からクライアントへの通過を許可するヘッダフィールドの指定
・fastcgi_pass IPアドレス:ポート; FastCGIサーバの指定
・fastcgi_param パラメータ 値; FastCGIサーバに渡すパラメータの指定
・return 値 <値の書式> 特定のステータスコードを返す、またはリダイレクトする
ディレクティブの書式には以下の2種類。
・ディレクティブ名 値;
・ディレクティブ名 値 {}